プレイレポート
「AVA」に実装された新Co-op「BATTLE GEAR −BEGINZ−」を体験。戦闘兵器「バトルギア」の暴走を阻止せよ。新ミッション&マップ情報もあり
テトラロジー第1弾としては,新マップ「E-BOAT」と新武器「AUG A2 Commando」が8月24日に,続く第2弾「BATTLE GEAR −BEGINZ−」が9月7日に実装された。今回はゲームオンにお邪魔して,AVAのプロデューサーである井上洋一郎氏と,ゲーマー向け周辺機器メーカー「SteelSeries」からサポートを受けている強豪クラン「DeToNator」に所属する「よっぴ★ミ」氏と一緒に,実装されたばかりのBATTLE GEAR −BEGINZ−をプレイしたので,そのレポートをお届けしよう。また,今後実装されるコンテンツの情報を教えてもらい,プレイもしてきたので,そちらもあわせて紹介する。
ロボット達をなぎ倒し,最深部で待ち受ける巨大ボスを目指せ
AVAのプロデューサー井上洋一郎氏(左)と,よっぴー氏(右) |
BATTLE GEAR −BEGINZ−の最大プレイ人数は4名。個性豊かな低階級バトルギアと中ボスを破壊しつつ下の階層へと進み,研究所最下層で待ち受ける戦略型バトルギア「ペテルギウス」を倒すのが最終目標だ。
難度はイージー,ノーマル,ハードの3種から選択可能。通常ラウンド4階層+最下層の計5階層という構成はどの難度でも同一だが,プレイヤーの残機設定や,現れる敵の数と耐久力は難度によって異なる。イージーはFPSに慣れていないプレイヤーがそこそこ進めるようなカジュアルなバランスだ。ただし,ハードになると敵は固いわ,倒しても倒しても湧いてくるわで,熟練したプレイヤーでも簡単にはクリアできそうにない難度となっている。
BATTLE GEAR −BEGINZ− |
連続で敵を倒すとコンボ数が表示される |
今回の体験プレイでは,一連の流れをつかみたいという思いもあり,イージーで遊ばせてもらった。
ゲームが始まるといかにも近未来といった風の研究所内に放り出され,数秒後にフロア外周のシャッターが開いてそこからバトルギアが続々と登場する。難度イージー&最初のフロアということもあって,ヘッドショットを狙わなくても敵は次々と倒れていき,なかなか爽快だ。連続で倒すと画面右に「○Combo!」といった表示が出るのも気持ちがいい。
低階級バトルギアは中ボス戦では無限に湧いてくるのでかなり邪魔だが,倒すと回復/補給アイテムを落とすので,実は生命線だったりする |
低階級バトルギア「ゾンダー」を倒し続けていると別のシャッターから大型キャノンを背負ったバトルギア「ギガス」が現れる。ギガスが放つ,放物線を描いて飛んでくる爆弾に当たると大ダメージを受けるが,着弾前に銃弾で誘爆させられるので,発射直後を狙っていきたい。
バトルギア「ギガス」 |
ゾンダー,ギガス共に増援が止まって一息つけるかと思いきや,,今度は床下から中ボス「ライム」が登場。ライムは近接攻撃しかしてこないのだが,一定時間おきに姿が完全に透明になり視認不可能になる。レーダーにも映らないので消えている間はとにかく距離をとりつつ,おそらくいるであろう場所に弾を撃ち込むことになる。耐久力はそこまで高くないのが,倒したと思った次の瞬間,分裂して襲ってくるのがなかなかいやらしい。
分裂したボスを倒すと今度こそ本当にラウンドクリアだ。次の階層にエレベーターで進むデモ画面が入った後,新たなラウンドが始まる。最下層以外のフロアはすべてこのように,低階級を倒す,中ボス撃破,次のフロアへ移動というふうに進んでいく。だが,フロアごとに登場するバトルギアは,すべて行動パターンが異なるので,相手に合わせて動きを変えて挑まないと,イージーといえども倒されてしまう危険があり,歯ごたえがある。
ラウンドクリア |
ラウンドが進むと中ボスの量産型も登場し,戦闘難度も上がっていく |
4ラウンド目は中ボスのみが同時に複数登場するボスラッシュだ。強敵ばかりが登場するため油断できない |
4ラウンド目をクリアすると,何やら怪しげなスーツが設置された部屋にたどり着く。おそらくNRFの研究者がバトルギアと一緒に開発したものらしい。装着するとHUDがなにやらSFチックなものになり,武器も専用のプラズマガンになってしまう。この武器は右クリックでラピッドファイアモードとプラズマバスターモードを切り替え可能で,前者はプラズマをマシンガンのように高速で撃ち出し,後者は弾速は遅いがダメージが大きく,着弾地点を中心に爆風でダメージを与えるという,いかにもSFな感じの武器になっている。
スーツルーム |
専用武器のプラズマガンは威力,連射速度,集弾性など,すべてが高性能 |
プラズマバスター |
スーツを着こみ準備が整うと,奥の通路からBATTLE GEAR −BEGINZ−のラスボスとなるペテルギウスが待つ大広間へと進むことになる。ペテルギウスはあらゆる面でそれまでのバトルギアと比較にならない強敵で,どの攻撃も威力が高く効果範囲も広い。そのため,パターンを読んで安全地帯に動くよう心がけないとあっという間に死んでしまう。
イージーモードでは1ラウンドにつき3回まで復活可能なのだが,筆者はその攻撃力の高さからあっという間に残機を使い果たしてしまった。また,耐久力も非常に高いうえ,攻撃モーションに入っている間は,赤い丸で示される弱点を攻撃する以外にダメージを与える方法はない。まさに強敵だ。
本ミッション最後のボスとなる「ペテルギウス」 |
左右の腕をふり下ろす範囲攻撃と,広間中央を焼き尽くすビームを交互に使ってくる。どちらも威力満点なので,パターンを読んで回避したい |
戦闘の合間には低階級バトルギアも登場。倒すとアイテムを落とすので,ペテルギウスの攻撃に巻き込まれないよう気をつけながらうまく補給を行いたい |
どうにかイージーモードをクリアできたので,試しにハードモードにも手を出してみたところ,イージーモードとは比較にならない難しさだった。思わずその場にいた全員が,「これはムリでしょ……」とぼやいてしまうほどだった。低階級・中ボスの登場パターンがイージーモードとは異なっており,序盤から中ボスの量産型が登場するほか,どのバトルギアも耐久度がかなり上がっていてヘッドショットを狙い続けないとすぐ弾切れになってしまう。
復活アイテムを使いまくり,強引に最終フロアまで進んでみたものの,今度はペテルギウスのビームの攻撃範囲が広がっていたり,電撃を逃れようと高台に逃れたところにフローティングマインが続々と飛んできたりと,かなりひどいことに。「あ,これはクリアさせる気はないな……」と思わざるをえない難度だった。
ハードモードの難しさはイージーの比ではない……という言い方すらも生ぬるい |
3体の中ボス。もちろん雑魚も同時に大量発生する |
一通りプレイを終えてみての感想だが,イージーモードでカジュアルに遊ぶ分には敵をなぎ倒す爽快感もあり,適度な難度によるやりごたえもあり,なかなか楽しめた。研究所最深部でのペテルギウスとの戦闘は派手な攻撃の欧州となり,かなり熱い。
ハードモードは,うかつに手を出すとやけどしてしまう難しさだが,やりこみ派のプレイヤーにとっては腕の見せどころといえそうだ。最初はイージーモードではじめて,そこからノーマル,ハードと攻略していくのもいいだろう。
よっぴ★ミ氏にもBATTLE GEAR −BEGINZ−の感想を聞いてみたところ,「敵が透明になったりグレネードをガンガン撃ってきたりと,今までの敵AIよりも攻撃のバリエーションが増えているし,足も早くなっていて逃げ切れない場面などもあり,難しくやりごたえがある。とくにハードモードは敵の数が多いので,4人で協力しあわないとクリアは難しそう」と興奮気味に一気にコメントしてくれた。
感染モードの専用マップとバトルギアの続編も登場予定
Co-opの充実でガチ対戦以外の楽しみ方も
BATTLE GEAR −BEGINZ−のテストプレイが終わった後に,アップデートテトラロジーの第3弾と第4弾が実装されている韓国サーバーで軽く遊ばせてもらった。
9月21日の第3弾では感染モード(Infection)初の専用マップ「DARK CHANBER」が実装される。
井上プロデューサーが「感染モードの中で最も良いマップ」というだけあって,完成度は高い。高低差があるだけでなく,ブランコのように揺れている足場があったり,落ちると身体が溶けてしまう怪しい薬品で満たされた水槽があったりと,やっかいなギミックがたっぷりと用意されている。
高低差があるため足場間の移動に失敗すると途端に大ピンチ |
薬品の入った水槽。落ちると即死 |
追いすがる感染者を振り切るため,危険を承知で飛び込むのもいいが,慌てて自分が落ちてしまわないようにしたい |
続く10月12日の第4弾アップデートでは,BATTLE GEAR −BEGINZ−の続編となる「BATTLE GEAR BLOOD」が実装される予定だ。面クリア型だったBEGINZと異なり,今度は生存型のミッションとなる。ストーリー的にはBEGINZでペテルギウスを撃破したあとが描かれており,研究所から脱出するため,救助ヘリが来るまでの15分間,マップのあちこちから押し寄せてくるバトルギアを撃退するという内容だ。
中ボスやラスボスといった概念はないが,ビギンズで登場した多種のバトルギアがひっきりなしに襲ってくる。後半になるほど敵の攻撃は激化し,1度死んだら復活できないというルールもあって気が抜けない。クリア後にはハイスコアが表示されるので,プレイヤー間でスコアを競うような楽しみ方もできるだろう。
AVAは,テトラロジーによってさらにCo-opが充実する。つまり,今回はどちらかというとFPSをカジュアルに遊びたい人向けのアップデートとなる。だが,長い目で見ればFPSプレイヤーの裾野を広げることにつながるので,競技志向が強いプレイヤーとカジュアル層のどちらにとっても歓迎できるアップデートといえるだろう。
BATTLE GEAR BLOOD。BEGINZでペテルギウスを撃破したところからの続きとなるため,ペテルギウスの残骸が残ったままだ |
BATTLE GEAR BLOODでは敵を倒すことで画面中央下のゲージが溜まり,満タンになると「T」キーを押すことで,一時的にペテルギウス戦で使用したスーツと武器を使える |
マップ上に配置された装置を起動すると,一度だけ支援を呼べ,マップ上にいる敵を全滅させてくれる |
「Alliance of Valiant Arms」公式サイト
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