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「Steamウィンターセール」初セール&最安値作品をまとめてチェック! 知らない作品を“発掘”したい人向けの作品もピックアップして紹介
というわけで,今回で初セールとなった人気タイトルや,最安値を更新した注目タイトルをサクッとまとめておいた。買う予定だったゲームが並んでいたなら,このタイミングに買って年末年始のお供にするのも良いだろう。
人気タイトルの中では,約10年ぶりのシリーズ最新作「ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者」(35%オフ / 5460円)や,人気RPGシリーズのフルリメイク作品「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」(25%オフ / 5115円)などが初セールとなっている。とりあえずセールが来たら買おうと思っていた人は,このタイミングをお見逃しなく。
最安値が更新された作品としては,続編が発表されたばかりのアクションゲーム「大神 絶景版」(75%オフ / 761円),噛めば噛むほど美味しいハックアンドスラッシュ「Grim Dawn」(90%オフ / 280円),美しいドラマを味わえるゾンビサバイバル「The Last of Us Part I」(50%オフ / 3795円)などが挙げられる。いずれも名作ばかりなので,ウィッシュリストでこれらを眠らせていた人は今が起こし時だ。
なお,表組みは2つ用意している。後半の表組みはSteamのパブリッシャ別セール特集をまとめているので,気になるタイトルがある人は探す際の参考にしてほしい。
●最安値&初セールの人気タイトル
タイトル | 割引率 | 割引価格 | ストア |
---|---|---|---|
Grim Dawn | 90% | 280円 | リンク |
The Forest | 90% | 205円 | リンク |
Stellaris | 90% | 539円 | リンク |
It Takes Two | 80% | 860円 | リンク |
大神 絶景版 | 75% | 761円 | リンク |
アサシン クリード ミラージュ | 60% | 2640円 | リンク |
EA SPORTS FC 25 | 60% | 3920円 | リンク |
Sifu | 60% | 1672円 | リンク |
The Last of Us Part I | 50% | 3795円 | リンク |
オクトパストラベラー II | 50% | 3900円 | リンク |
Ready Or Not | 50% | 3575円 | リンク |
Dead Island 2 | 40% | 3533円 | リンク |
ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者 | 35% | 5460円 | リンク |
ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン | 25% | 5115円 | リンク |
FINAL FANTASY XVI | 25% | 5775円 | リンク |
Call of Duty: Black Ops 6 | 25% | 7350円 | リンク |
Warhammer 40,000: Space Marine 2 | 25% | 7350円 | リンク |
祇:Path of the Goddess | 20% | 3992円 | リンク |
Planet Coaster 2 | 20% | 4400円 | リンク |
The Forever Winter | 20% | 2720円 | リンク |
Frostpunk 2 | 20% | 4160円 | リンク |
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク | 20% | 6072円 | リンク |
SILENT HILL 2 | 20% | 6864円 | リンク |
S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl | 10% | 7155円 | リンク |
●メーカー別セールページ
メーカー | セールページ |
---|---|
スクウェア・エニックス | リンク |
セガ / アトラス | リンク |
カプコン | リンク |
バンダイナムコエンターテインメント | リンク |
KONAMI | リンク |
日本一ソフトウェア | リンク |
Devolver Digital | リンク |
XBOX GAME Studios | リンク |
ユービーアイソフト | リンク |
ワーナー・ブラザース | リンク |
エレクトロニック・アーツ | リンク |
Hooded Horse | リンク |
Deep Silver | リンク |
team17 | リンク |
Paradox Interactive | リンク |
Frontier Developments | リンク |
Kepler Interactive | リンク |
INDIE ARK | リンク |
Focus Entertainment | リンク |
続いては“お馴染み”の枠からちょっと外れた,本セールの注目タイトルをいくつかピックアップして紹介していく。年末年始にちょっとトガッた作品に手を伸ばしてみたい人は,ぜひチェックしてみてほしい。
「Steam」トップページ
九日 ナインソール
3400円(税込)→30%オフ/2380円(税込)道教(タオイズム)とSFを組み合わせた“タオパンク”を謳う,探索型の2Dアクションゲーム。一度は何者かの手によって殺害された主人公「羿」(げい)が,自らを裏切った9人の「王」を殺すための戦いが描かれる。
システム面での特徴は,敵の攻撃に合わせてボタンを押すことでそれを無効化するパリィアクションだ。近接攻撃を弾くだけでなく,飛び道具は相手に打ち返すことが可能で,うまく使いこなせばスタイリッシュなバトルを展開できる。
パリィと聞いて想像した人も多いだろうが,攻略の難度はかなり高く,ジャンルとしては死にゲーの枠に入る。そのうえで本作を勧められるのは,仕組みの納得感の高さにある。ゲームシステム上でパリィが可能な行動,不可能な行動が明示されていて,対処が難しいアクションには必ず猶予が設けられる。
リトライの速度もかなり早いので「次はあの行動に気をつけよう」「今度はあれをパリィしてみよう」と,改善点を探しながらプレイできるのだ。高難度ゲームの醍醐味ともいえるこの感覚を味わいやすいように工夫されているのが,本作最大の魅力といえる。
また,デベロッパのRedCandleGamesは,ホラーADV「返校」を開発した開発会社であり,道教とSF要素を生かした独特なホラー演出も取り入れられている。キャラクターや物語も魅力的なので,興味を持った人はまずトレイラーなどを視聴してみよう。
マーベル ミッドナイト・サンズ
8250円(税込)→85%オフ/1237円(税込)「XCOM」リブートシリーズを手掛けた開発チームによる,ターン制戦略シミュレーションゲーム。映画やコミックでお馴染みのマーベル・スーパーヒーローたちを指揮し,悪魔の女王リリスに率いられたヒドラの残党と戦う。
XCOMといえばハードコアな高難度で知られる作品だが,本作はどちらかといえばカジュアルな仕上がりになっている。カードシステムの採用でヒーローごとの個性的なアクションを再現し,どんな攻撃も100%ヒットするなど,戦略シムの常識から大きく離れた型破りなシステムが魅力だ。
戦略性が失われているかといえば,当然そんなことはない。ステージに配置されたオブジェクトや,ヒーロー同士の位置関係がバトルの結果に大きな影響を及ぼす仕組みと,各ヒーローが持つ個性的なアクションの組み合わせによって,意外なほど幅広い戦略を組み立てられる。
そのうえで,ヒーローたちとの交流を濃いめに楽しめたり,原典に寄り添ったオリジナルのシナリオが用意されていたりと,見どころは非常に多い。遊ばない手はない名作なので,ガッツリ遊べるゲームを探している人はぜひ手にとってみてほしい。
Chants of Sennaar
2480円(税込)→35%オフ/1612円(税込)人々が“階層”によって分断された,巨大な塔を舞台とするパズルアドベンチャー。塔に住む人々は互いに距離をとって暮らしており,古代言語によって外界と完全に遮断された存在となっている。用いられる文字や文法は階層によって異なり,それらを解き明かすことで塔の社会に調和とつながりをもたらすことができる。
つまり,言語解読を行う必要があるわけだが,序盤はそれほど難しいことはなく,謎解きとパズル要素がゲームの中心となる。言葉の意味は周囲のマップやオブジェクトから読み取れるので,そこから文章を読み解いていくのが基本的な流れだ。
プレイヤーを追いかけるNPCから隠れるシーンなど,ちょっとしたアクション要素を求められる場面もあり,じっくりと文字と向き合って言語を読み解いていくゲームという印象はあまりない。どちらかといえば,謎解きとアトラクションが豊富な脱出ゲームのようなイメージだ。
色彩が強調されたバンド・デシネ風のアートスタイルも特徴的で,新しい場所に到達するたびに圧倒されるような美しさを味わえるのも魅力のひとつ。ゆったりと異世界の雰囲気にひたりながら,1人でじっくり楽しめるゲームを探している人にはぜひ遊んでほしい作品だ。
Windblown
3000円(税込)→20%オフ/2400円(税込)「Dead Cells」を手掛けたMotion Twinによる新作ローグライトアクション。最大3人までの協力プレイと,電光石火の超高速アクションが持ち味の作品だ。
バトルの中でキャラクターの能力をカスタマイズしていくローグライトアクションの基本的なスタイルを踏襲しつつ,本作ならではのアレンジが施されている。その中でも特筆すべきなのが,高速の「ダッシュ」アクションを用いた機動戦だ。
本作のダッシュは単なる移動手段でなく,足場を飛び越えるジャンプや,相手の攻撃を避けるドッジ,そして攻撃のスキを消すキャンセルの性質を併せ持っている。攻撃とダッシュを組み合わせることで,シンプルながら立体的なアクションを楽しめるのだ。
さらに,武器は同時に2種類まで装備可能で,コンボ攻撃の後に武器を切り替えると必殺技「オルターアタック」を発動できる。コンボの合間にダッシュを挟んでも発動可能なので,武器の組み合わせ次第で多彩な立ち回りが考えられる。
現在はアーリーアクセス中の本作だが,正式リリース時には値上げの実施が告知されている。コンテンツが充実するまで待ってから購入しても安く済ませられるかは微妙なところなので,どうせ遊ぶだろうと思っている人は早めに買っておこう。
Wildfrost
2300円(税込)→30%オフ/1610円(税込)かわいいイラストと,手強い高難度でじっくりと楽しめるデッキ構築型ローグライク。太陽が姿を隠し,永遠に続く冬が訪れた世界を救うため,最後の砦「スノードウェル」に集った仲間たちとともに太陽の復活を目指す。
基本的なルールは「Slay the Spire」をはじめとするデッキ構築型ゲームと同じだが,本作には“戦場”の要素があるのが特徴だ。手札から戦場に出たキャラクターはターン経過に応じて減っていく“カウンター”を持ち,カウンターが0になるたびに自動で攻撃をしてくれる。
戦場は上下2つのラインに分かれており,基本的には同じラインにいる敵を攻撃する。敵も同じルールに従って行動し,隊列は自由に変更できるので,どのタイミングでどの敵が行動するかを見極めて調整を行わなければならない。
発売された当初は誤訳などの問題で賛否両論のレビューを受けていたが,アップデートによる改善で評価を大きく持ち直し,2024年12月20日時点では“非常に好評”(レビュー数,7301件)となっている。無料追加コンテンツも投入され,遊びごたえも初期より増しているので,長期休みの短い時間を埋める作品としてもってこいの1本だ。
Path of the ABYSS
800円(税込)→20%オフ/640円(税込)すべてのグラフィックスがモノクロのペン画で表現された,3Dダンジョンを攻略するダンジョン探索RPG。情報量が多すぎないシンプルな画面構成と,ハイテンポなゲーム展開,そしてアイテムを漁るトレハン要素が魅力の作品だ。
戦闘シーンはリアルタイムに進み,プレイヤーの行動は9つのアクションパネルから選択する形となる。パネルの並びによって発動する特殊効果なども設定されているので,戦闘中よりも戦闘前に戦い方を考えるのが重要になる。
hasu氏が手掛ける音楽も素晴らしく,それぞれの楽曲が作品の雰囲気にガッチリとか見合っている。特に戦闘シーンのBGMは心地よく,リアルタイムのテンポ感と相まっていつまでも聞いていられる。それらも相まってトレハン要素が苦ではなく,気付けばパーティが成長していることだろう。
現在はアーリーアクセス期間中だが,開発者のすずきすずぞう氏は2025年3月には正式リリースを目指している旨を公表している。例によって正式リリース時には多少の値上げを予定しているとのことなので,魅力を感じた人は早めに購入しておこう。
Inkbound
3400円(税込)→50%オフ/1700円(税込)ローグライク要素が特徴の,協力型ターン制戦略RPG。さまざまな創作物が具現化する不思議な世界「アテネウム」を舞台に,最大4人の仲間と力を合わせて最奥に待ち構えるボスの討伐を目指す。
本作のシステムは“ターン制”ではあるものの,キャラクターをアクションゲームのように自由に動かせるのが特徴となっている。各プレイヤーはターンごとに得られるコストを消費して,自由な順番でコストが切れるまで行動が可能だ。
ただし,コストは移動をする際にも必要になる。敵がどの範囲に対して攻撃を行うかは予告されるので,どの程度のコストを攻撃に回し,どこまで移動用のコストを残すかをじっくり考える必要がある。スキルには敵の位置や向きを変更するものも存在するので,仲間との意思疎通で行動順を調整するのも大切だ。
シングルプレイでも問題なく楽しめるが,真髄が味わえるのはやはりボイスチャットをつないだ状態で遊ぶオンラインマルチプレイだろう。フレンドと一緒に買うことに意義がある作品なので,このセールを機会に一緒に遊びたいフレンドに声をかけてみるのも良いかもしれない。
Cataclismo
3980円(税込)→35%オフ/2587円(税込)怪物たちが襲い来る崩壊した世界で,文字通りの“最後の砦”を建設して生存を目指す築城リアルタイムストラテジー。地形を活用して自分だけの城塞を築き上げ,少しずつ領土を広げて資源を確保していく戦略的な戦いを楽しめる。
注目ポイントは,なんといっても“ブロック1つ”の単位で調整できる建築システムだ。城塞の形状は自由自在で,弓を撃つための狭間を作ったり,兵が移動しやすい立体的なルートを構築したりと,工夫次第でさまざまな戦略を組み立てられる。
シミュレーションの細やかさや,その楽しみを支える仕様の数々も魅力的だ。しっかりと天井がある場所では兵の士気が低下しにくくなったり,建設のやり直しや調整が非常に容易に行えたりと,難しさと親切さのバランスが非常に良い。
現時点ではアーリーアクセスとなっているが,すでにボリュームはかなりのものになっている。難度調整を細かく行えるので,リアルタイムストラテジー初心者も上級者も,築城と防衛にロマンを感じる人はぜひ遊んでみてほしい。
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せっかくゲームをたくさんピックアップしたので,セールとは別に4Gamerで12月に取り上げた作品の中から,今後発売されるオススメ作品も合わせて紹介したい。どちらもなかなか“尖った”作品なので,新作を探している人はウィッシュリストに登録しておこう。
●CONERU -DIMENSION GIRL-
ある日,戦闘用アンドロイド「ソクラテス」は,あらゆる時空に移動できる少女「亜空間こねる」をその身に宿してしまう。
プレイヤーはこねるとのデートに挑むソクラテスとなり,シンジュクシティを暴れまわる宇宙人軍団をブッ飛ばす“デート”に挑むことになる。そのため,本作のジャンルは“2Dプラットフォーム・アクションデート”となっている。
主な攻撃手段は武器を使ったソクラテスの近接攻撃で,こねるは遠距離攻撃のビームを撃ってくれる。ビームの効果はこねるの気分次第だが,たいていどれも強力なものばかりなので,放たれたビームに合わせて動きを調整してあげよう。デートだけあってノリは常に軽快で,戦っている途中もこねるがしゃべってくれるのも嬉しいところ。
Steamストアページでは体験版が公開中で,今後も開発の状況に応じて調整やアップデートが行われるとのこと。手触りが気になった人はダウンロードして遊びつつ,製品版を遊びたくなった人はウィッシュリストに加えておこう。
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HIKEとEallin Japanが共同開発中のPCゲーム「CONERU -DIMENSION GIRL-」は,次元少女と戦闘用アンドロイドが“2つの心と1つの体”で悪を懲らしめる,2Dアクションデートゲームだ。縦横無尽に駆ける巨大ステージには,探索要素もたっぷり。
●UNDERWARD
最大4人で遊べる協力プレイ型のホラー探索ゲーム。おどろおどろしい「実験体」が存在するという廃病院に派遣された調査員となり,仲間と力を合わせてそれらを回収していくのがプレイヤーたちの仕事だ。
回収対象となる実験体はカプセルに入っているが,プレイヤーを襲うクリーチャーのようなものも出現する。近距離ボイスチャット機能を活用して仲間と意思疎通を行って危険を避け,可能な限り素早く回収を済ませるのが重要だ。
システム面での最大の特徴は,仲間と協力してカプセルを運ぶ「連結運搬」だ。巨大で重たいカプセルは1人ではなかなか動かせず,運搬時には敵を引き寄せるノイズを発生させてしまう。仲間と連結を行えば,重たいカプセルを素早く運ぶことができる。
写実的で“ちゃんと怖い”グラフィックスながら,どこか笑ってしまうような絵面だが,危険からの逃走という高揚感を味わえそうでもある。多人数で遊ぶほど盛り上がりそうな作品なので,友達と一緒に遊べる作品を探している人は要チェックだ。
連なれ! そして押せ押せ! なんだか怪しい実験体を! 恐怖と混乱と笑い(?)を生み出す協力型探索ホラーゲーム「UNDERWARD」【PR】
廃病院の地下から響く悲鳴と絶叫,そして何かを引きずる音……「えっ,なに?」「キャア〜ッ!」。そんな恐怖体験を最大4人で楽しめるのが,インテンスが開発中の協力プレイ型ホラーゲーム「UNDERWARD」だ。皆で連なり,不気味なブツを押せ押せするのが楽しい本作のプレイレポートをお届けしよう。
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