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So Blonde
  • ANACONDA
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[GC 2007#042]ちょっとオツムの弱い金髪女性が主人公のコミカルアドベンチャー「So Blonde」
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印刷2007/08/24 20:24

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[GC 2007#042]ちょっとオツムの弱い金髪女性が主人公のコミカルアドベンチャー「So Blonde」

「Broken Sword」シリーズのデザイナーSteve Ince氏が,フランスの会社からドイツ市場に向けて,コミカルアドベンチャー「So Blonde」を放つ。中身も経緯も実にヨーロッパらしい
 「金髪で金持ち,そして弾けるような若さが最大の魅力」の17歳サニー・ブロンドにとって,人生に怖いものなどない。頭は少し弱いが,何でもポジティブに捉えて難関を乗りきっていく……。そんなコメディ調のアドベンチャーゲームを発表したのが,今やアドベンチャーゲームの制作/販売では右に出る者のいないdtp Entertainment。

 開発を手がけるのは,古参ゲームファンの間でも知る人ぞ知る「Broken Sword」シリーズに,リードデザイナーとして携わった,Steve Ince(スティーブ・インシ)氏がフランスで立ち上げたWizardBoxだ。



 「So Blonde」は,明るいカートゥーン風の背景が特徴の作品。両親についてカリブ海クルーズに出ていたサニーが,バミューダ近海で海に落ちて遭難してしまうという場面から始まる。謎の島に流れ着いたサニーを待ち受けていたのは,数百年前に近辺で名を轟かせていた海賊の伝説。彼女はそれを解いていく羽目になるのだ。

 「金髪女は天然ボケ」という世の偏見(?)をゲームに活用し,ゲームのストーリーや会話文はもちろん,パズルやミニゲームにまでブラックユーモアがちりばめられた,ある意味ヨーロッパらしい作品だ。島に着いたばかりのときは「化粧してないと人と話せない」とばかりにメーキャップ道具を探し回るなど,奇想天外なパズルの数々に,首をかしげながらもニヤけてしまう。ミニゲームには古(いにしえ)のゲームウォッチ風のものが用意されていたりと,とにかくハチャメチャなノリがSo Blondeの魅力である。



 So Blondeのゲームプレイは非常にシンプルで,ミッションの類や,NPC達との会話を記録しておくためのログ機能などはない。オブジェクトにカーソルを合わせると,会話できる相手なら唇マークといった具合にアイコンが複数表示され,それを選んでいくだけでゲームのほとんどがこなせるようになっている。
 ある程度島内を自由に散策できるノンリニア風の作りで,Broken Swordの第1作よりは2作めのノリに近い。プレイ時間は最初から最後までで20時間程度とのことだが,マルチエンディングで複数の結末が用意されているという。

 発売は2007年11月の予定で,当初はドイツ語圏および英語圏(ヨーロッパ)へと投入される。グラフィックスもなかなかのものであり,バカバカしさに飽きが来ない程度にうまくまとめていれば,多くのファンを獲得することも不可能ではないだろう。(ライター:奥谷海人)

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    So Blonde

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