プレイレポート
第2次CBTが行われる「POINT BLANK」のプレイレポートを掲載。オーソドックスなオンラインFPSに取りそろえられた個性的なゲームモードを紹介しよう
本作は,世界70か国以上で展開されており,大規模な国際大会が開催されるほどの人気を誇る作品だ。今回4Gamerでは,第2次CBTの実施に先駆けて本作の特徴的なゲームモードを体験する機会を得たので,さっそくレポートしよう。
「POINT BLANK」公式サイト
軸となるのはオーソドックスな「爆破ミッション」や「デスマッチ」
「POINT BLANK」は現代戦をモチーフにした,オーソドックスなオンラインFPSだ。そんな本作が70以上の国で人気を誇る理由は,デベロッパのZepettoが独自開発した「iCube Engine」が実現する挙動の軽快さにある。すなわち「美麗なグラフィックスでリアルな戦場を再現!」といったハイエンド志向とは異なり,比較的低スペックのPCであっても,快適な動作と必要十分なグラフィックス表示を可能にすることで,世界各国で多くのプレイヤーを獲得しているのである。
ゲームモードは8種類用意されており,いずれも最大8vs.8のチーム戦が楽しめる。その中でも海外では,プレイヤーが武力集団「Free Rebels」(テロリスト)と政府軍「CT-FORCE」(カウンターテロリスト)に分かれ,前者が目標地点に爆弾を設置/爆破するのを後者が阻止する,「爆破ミッション」の人気が高いという。
ほかにも制限時間内に相手チームのプレイヤーを倒した数を競う「デスマッチ」や,拠点の破壊/防衛を巡って競う「防衛ミッション」など,オンラインFPSとして,オーソドックスなゲームモードがそろっている。
ヘリに搭乗できる「破壊ミッション」
「POINT BLANK」ならではのゲームモードとなるのは「破壊ミッション」「ディノエスケープ」「ディノクロスカウンター」の3つ。
破壊ミッションのルールは,敵陣営に配置された目標物を先に破壊したチームが勝利というものである。破壊の目標は発電所などの施設のほか,一部のマップでは上空を旋回するヘリコプターとなる。
地上戦では,ほかのモード同様に敵プレイヤーと交戦する |
ヘリに乗ると上空からの攻撃が可能となる |
このヘリは,マップの特定地点で(またはラウンド開始時やリスポーン時にランダムで)搭乗可能となっており,上空からプレイヤー所有の銃器やヘリに備え付けられたマシンガンで,敵を攻撃できる。
ヘリ自体の操縦はできないため,思うように敵のいる方向を向けないのがもどかしいところではあるが,発見した敵を上空から一方的に攻撃するのはなかなか痛快だ。
上空から敵プレイヤーを探し出し,マシンガンで一掃する |
まれにヘッドショットが出ることもあるが,さすがに狙ってできることではないようだ |
一方,地上に降りたプレイヤーは敵プレイヤーと交戦しつつ,マップ上にいくつか落ちているRPG-7を確保して敵のヘリを攻撃することとなる。破壊ミッションの目的は,目標物の破壊であるため,いかにしてRPG-7を敵に取得させないか,というところも重要な駆け引きであり,それを踏まえた戦略/戦術を練っておく必要があるだろう。
人間vs.恐竜の闘いが体験できる「ディノエスケープ」と「ディノクロスカウンター」
ディノエスケープは,「人間チーム」と「恐竜チーム」に分かれて戦うモードだ。このモードは専用マップで行われ,人間チームは恐竜チーム陣営の後方にある安全地帯まで脱出すればポイントとなり,恐竜チームは人間チームのプレイヤーを倒せばポイントとなる。そして制限時間内に,より多くのポイントを稼いだチームの勝利というルールだ。
恐竜チームは,ランダムで一人が「T-レックス」となり,残りが「ラプター」になる。巨大なT-レックスは近接攻撃しかできないが,一撃で敵プレイヤーに大ダメージを与えられ,かついくら攻撃を受けても倒れないという,人間チームにとっては恐ろしく,恐竜チームにとっては頼もしい存在だ。しかし,目などの急所に攻撃が当るとT-レックスは一定時間怯み,操作不能となるため,そこに人間チームの付け入る隙が生まれる。
T-レックスを操作中 |
巨大な身体と人間を動揺(移動速度が低下)させる「シャウト攻撃」を活かして,人間チームのプレイヤーに襲いかかる |
T-レックスは急所に攻撃を食らうと「DEATH BLOW」と表示され,一定時間操作ができなくなる |
一方ラプターは,T-レックス同様接近しないと攻撃できず,また攻撃を受ければ倒されもするが,スピードとジャンプに長けており,さらに高速移動が可能になるスキルを持っているため,人間チームを翻弄できる。またラプターは体力も結構あるため,人間チームとしては真っ向から勝負するのではなく,うまくすり抜けて安全地帯を目指したいところ。
身体の小さいラプターは狭い通路も通り抜けられるため,人間チームは油断ができない |
ラプターは近接攻撃のみで,人間とはスケール感も微妙に異なるため,最初はなかなか間合いがつかめないかもしれない |
またディノクロスカウンターは,人間チームと恐竜チームがデスマッチで競うモードだ。このモードでは,恐竜チームは全員がラプターとなって戦うことになる。上記のとおりラプターは接近しないと攻撃が当らないため,身体能力を活かして人間チームのプレイヤーを翻弄する立ち回りが重要となる。
一方,人間チームはいかにしてラプターを近づかせずに倒すかがキモだ。ラプターが潜んでいる場所に近づくと独特の息遣い(?)が聞こえるので,それを頼りに立ち回るといいだろう。
なおディノエスケープおよびディノクロスカウンターには,後日のアップデートにより,遠距離攻撃タイプの小型恐竜が実装されるとのこと。人間チームとしては,T-レックスとラプターだけでもかなり厄介な存在なだけに,さらに高度な戦略/戦術を錬る必要がありそうだ。
ちなみに「POINT BLANK」には,iCube Engineの機能により,マップ上のオブジェクトを攻撃して破壊できるという特徴もある。「RED ROCK」など一部のマップでは,壁やレンガを破壊して新たに通路を切り開くことも可能だが,当然ながら銃声や爆破音が鳴り響くため,自分の居場所を敵に知られてしまうなどのリスクも生じてしまう。したがってオブジェクト破壊は,限定されたシチュエーションで利用することになりそうだ。
記事冒頭でも述べたように,「POINT BLANK」の第2次CBTは,11月13日17:00から11月15日24:00まで開催される。CBTと銘打ってはいるものの,今回のテストには会員登録さえすれば誰でも参加できるので,本稿を読んで興味を持った人は実際にプレイしてみよう。
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