連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第581回「自分の名前が恥ずかしい」
これ,大学のサークル活動で学生プロレスというをヤっていた当時からの名前でね。要はアマチュア時代からずっと同じ名前で活動を続けてきたの。
つまり,私のスタートはアマチュアなのですよ。タチの悪いことに,アマチュアがプロとしてお金をもらうようになってしまい,今に至るわけ。なので,文字通り素人に毛が生えた程度の男なの。毛素人のままここまで来させてもらったわけで,それはまあ運が良かったねって話で済むわ。
そこはいいのよ。本題はここからで,男色ディーノって名前でずっと活動してくると,男色ディーノとしてプロレス以外のお仕事が増えるのよね。この連載もそう。で,今度は男色ディーノとして10年以上も連載を続けていると,そこがきっかけでまた別の仕事をさせてもらえる。
ここで私は思うわけですよ。ホラ,男色ディーノって名前,ふざけてるじゃん? いや,私は男色ディーノという異形の人生に全力で取り組んでいるけど,男色ディーノっていう名前自体は20数年前,私の性癖を見抜いた先輩がつけた名前なわけで。
なので,私はこの名前を誇りに思っている一方で,プロレスとは別のいろんなお仕事をこの名前でさせてもらうのが申し訳ないと思ってもいるの。
具体的に言うとね,ゲイムの中に私……というか私がつけた名前のキャラクターが出てくる場合,少なからずこんな名前でゴメンと思うわけ。繰り返すけど,私は私で男色ディーノをまじめにヤってるからね?
でね,「Winning Post 8 2016」(PC / PlayStation 4 / PlayStation 3 / PlayStation Vita)から,私が命名したスーパーホース,「ダンショクドライバ」と「ダンショククロー」がゲイム内に登場するのですよ。両方とも私の得意技から命名しているのね(関連記事)。
ただ……実は,新作が出るたびにプレイしているんだけど,私の馬の登場まではたどり着いていないのですよ。というのも,このシリーズの面白さの一つとして,「過去の実際の競馬史を追体験できる」という要素があるのね。
今作で言うと,1991年からゲイムを始めることができ,それから毎年実際に活躍した馬が登場するわけ。その中で自分が生産した馬で歴史を変えるもよし,自分の思い入れのある実在馬で歴史を塗り替えるもよし。そうやって“ifの世界”を作り上げていくっていうのがこのゲイムの醍醐味なわけ。
一方で,2020年以降……つまり,現実世界における現在より先の競馬史って,当然ながらまだ分からない状態じゃない。それをもシミュレーションできるっていう未来を体験できるのが,このゲイムのもう一つの魅力で。
で,私の命名した馬は過去の競馬史には当然いなかったわけだから,出てくるのは未来パートなのですね。そこに私のプレイではたどり着いていない,と。いや,誤解されるのもシャクなんで言い訳をしますとですね。私は過去をなぞってプレイするのが好きなのですよ。現実に強かった馬を手に入れて無双する,いわゆる「俺TUEEEE」プレイ。
だから,今年で言えば2020年を超えたらまた最初から周回するのですよ。だって恥ずかしいじゃない。男色ディーノって名前が出てくるの。だってあいつ,毛素人っすよ?
でも! そんなに何もない毛素人がここまで続けてこれたっていうのが,もうすでに奇跡的なことじゃない。男色ディーノ。性癖がそうであるがゆえに付けられた名前。確かにね,性癖をさらすことは恥ずかしいよ。でも,性癖をオープンにすることで違いを出してきたんじゃないか。私の人生に文句をつける筋合いは誰にもないよ! だから,もうちょっと自分の名前,いや,自分自身と向き合えよ!
……そうだ。私は,誰が何と言おうと男色ディーノなのだ。私の人生は,私にしか分からない。一見マヌケな名前だ。でも……好きなんだろ? だったら,恥ずかしがる必要なんてないじゃないか! そうだ。私はずっと思っていた。せっかく好きなゲイムに関わらせてもらえたんだ。その瞬間を見ないでどうする! お前だって本当は会いたいんだろう? 「ダンショクドライバ」と「ダンショククロー」に。「ダンショククロー」はともかく,「ダンショクドライバ」に至っては9文字までという文字数制限に引っかかりながら無理やり収めたんじゃないか。会いたくないはずがない! 会って,育てて,G1を獲りたいだろ? そうだ。だから,今こそ向き合え! 自分の名前に。私自身に! そうだ! 私の名は……私の人生は……
…………………ぷぷっ。男色ディーノて。
というわけで,現在は恥ずかしがらず自分の命名した馬にちゃんと会うことを目標に,Winning Post 9 2020をプレイしておりますっていうお話でした。例年よりは時間あるしね。それにしても,男色ディーノて。また来週。
今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「FINAL FANTASY VII REMAKE」
Nintendo Switch:「Winning Post 9 2020」
iOS:「龍が如く ONLINE」
iOS:「ハンドレッドソウル」
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション」
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