インディーズゲームの小部屋:Room#683「Hundred Days - Winemaking Simulator」
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自宅の軒先にムクドリが巣を作って子育てをしており,近寄るたびに激しく威嚇されている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第683回は,Broken Arms Gamesの「Hundred Days - Winemaking Simulator」を紹介する。本作は,ブドウの栽培からワインの生産・販売までを体験できるシミュレーションゲームだ。自分の家だというのに,なんという仕打ちか……。可愛いから許しちゃうけど!
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本作の主人公は,ひょんなことからワイナリーを受け継ぐことになった新米のワイン生産者。ゲームモードは「ストーリーモード」「エンドレスモード」「チャレンジモード」の3つあり,ストーリーモードではゲームの流れに沿って,ブドウの栽培からワインの生産までを学ぶことができる。クリアまでは2~3時間のボリュームで,長めのチュートリアルのような内容となっているので,初めて遊ぶ人はこのストーリーモードから始めよう。
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ワイン生産の工程はなかなか複雑で,まずは何よりブドウの栽培から始めなくてはならない。ブドウの生産サイクルは,除草,枝分け,間伐,摘房(てきぼう),剪定(せんてい)など,非常に多くのステップから構成され,季節ごとに行う作業が決まっている。本作では,これらの作業がテトリミノ(テトリスのブロック)のような形のピースになっており,農園の中央にあるタイルにピースを配置することで実行するのが大きな特徴だ。
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また,ワインの醸造にも複数の工程があり,収穫したブドウの粉砕,発酵,圧搾,熟成,ボトリング,テイスティングなどを経る必要がある。さらに,これらの各工程がワインのボディ(味わい)や甘み,酸度,タンニンなどに影響を及ぼすほか,赤ワインと白ワインでは微妙に作業工程が異なるなど,考えるべきことは盛りだくさん。もちろん,これらの作業もすべてピースの形になっている。
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これらのピースは回転させて配置できるので,限られたタイルをいかに効率的に使うかがポイント。また,お金を貯めてタイルを広げれば,一度により多くの作業を行えるようになる。ほかにも,ワインの発酵に使う新しい酵母を研究したり,トラクターを導入して農作業を効率化したり,ショップやオンライン販売を開設して顧客を獲得したりなど,やるべき仕事は多く,ただのんびりとワイン生産に励めばいいというわけではない。
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同じ農園で収穫したブドウでも,年によって出来が違うので,それに合わせて醸造の加減を変える必要があるうえ,悪天候や病気で収穫量が減ってしまうこともあるなど,一筋縄ではいかないワイナリー経営を体験できる本作。翻訳の精度はぼちぼちといった感じだが,一応日本語化はされているので,さまざまな苦労を乗り越えて,こだわり抜いたワインを作りたいという人はぜひどうぞ。そんな本作はSteamにて,2570円で発売中だ。
■「Hundred Days」公式サイト
http://www.hundreddaysgame.com/![]() |
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- 関連タイトル:
Hundred Days - Winemaking Simulator
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