実は“オーバークロックなし”でも問題なかった。DirectInput環境下で「DRM26」を再検証
設定に誤りのあったDRM26レビュー記事
(※注釈を入れたうえで,本文は初出時のままにしています)
簡単にいうと,先に掲載したDRM26のレビューでは,DirectInputを用いない,通常のゲーム環境より不利な状況下でのテストになってしまっていた,というわけである。
Win32 APIとDirectInputの細かな差異を解説することはしないが,そのような環境下で検証した結果を堂々と発表してしまい,関係各位及び読者の方々に誤解を与えてしまったことに関しては,面目次第もなく,深くお詫び申し上げたい。
再テスト結果を掲載
~125Hz設定時でもネガティブアクセルなし!
テスト環境並びにテスト方法は,(in_dinputの設定値を除くと)前回のレビューと完全に一致しているため,今回は省略する。詳細を確認したい人は,ぜひ当該記事をチェックしてほしい。
というわけで,テスト結果は表1,2のとおりだ。
ただし,先のレビュー記事で指摘した「視点移動にもたつきが感じられる」点は,DirectInput環境下でも改善せず。DRM26を最高の状態で使いたいのであれば,レポートレート500Hzへの“オーバークロック”は依然として必要なので,この点は付記しておく必要があるだろう。
レポートレートのカスタマイズが可能なLogitechの「Gaming Mouse G500」だと,専用の設定ツール「SetPoint」から125/500Hzを切り替えても,問題なくきびきびと動いてくれるので,DRM26でもたつきがあるのは少々不思議なのだが,USB 1.1の転送速度に起因するものなのかもしれない。
いずれにせよ,当初の「オーバークロックで保証がなくなる覚悟は必要だが,お勧めできる」という評価は,「オーバークロック無しでもそのまま使える,高い追従性を持ったマウスで,オーバークロックを行うとさらによくなる」と訂正する必要がある。
先の記事を読んでDRM26の購入を思いとどまったという人は,再考してみてほしいと思う。
- 関連タイトル:
DHARMAPOINT
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