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[GDC2008#29]Electronic Artsが特別イベント「ウィル・ライトとの夕べ」を開催
このイベントの主役は,もちろん「The Sims」シリーズや「シムシティ」シリーズを生み出した人気のカリスマ開発者,Will Wright(ウィル・ライト)氏である。Wright氏自身は毎年のようにGDCで講演を行っているものの,年内発売予定の期待作「Spore」は,かなり早い段階からゲームの紹介をし過ぎていたせいか,かなり自粛気味のご様子。GDCでのセッションは部下に任せており,今回Wright氏が公の場に顔を見せるのは,このイベントだけとなった。
もっとも,トークライブでもSporeのゲームシステムに関することは語られずじまい。その代わりに,Wright氏の考えるブランド戦略が,いつものWright節で面白おかしく解説されたので紹介しておこう。
ゴジラは,Wright氏の記憶に残る最も古いイメージであるそうだ。4歳のときにテレビで放映されていた初代ゴジラを1人で見てしまい,当時の報道ニュースはすべて白黒だったため,本当に起こっている事件だと錯覚。小学校に入ってゴジラは作り話だったということに気付くまで,大きなトラウマとして残っていたのだと面白おかしく思い出を語る。
Wright氏のトークらしく,このあたりから話は連鎖的に脱線していく。テレビ番組「LOST」で描かれている無人島が,古典小説「トレジャーアイランド」の島の形状に極似していることや,21作ものシリーズがある映画「007」が,常に型にはまったストーリーでしかないこと,さらには,オサマ・ビンラディンが007の悪役のように扱われているといった話題から, Wright氏が講演のときには無理やり持ち出してくるRussian Spacecraft Moment(ロシア製宇宙船の小話)という唐突なコーナーまで,参加者を抱腹絶倒させるような会話を,スライドを目まぐるしく変えながら続けていった。
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SPORE
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Spore(Macintosh)
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