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[COMPUTEX]ゲーマー向け製品が数多く登場したASUSブース,マザーボードのトピックを駆け足でチェック
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印刷2010/06/01 21:07

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[COMPUTEX]ゲーマー向け製品が数多く登場したASUSブース,マザーボードのトピックを駆け足でチェック

会議場であるTICCの壁面にどーん,と垂れ下がる横断幕。ASUSブースは,TICCの1F,入ってすぐのところにある
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 ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,COMPUTEX TAIPEI 2010で,PCパーツメーカーの集まるTWTC Nangangではなく,“TWTC&Hyatt地区”にある会議場,TICC「Taipei International Convention Center」に,大がかりなブースを出展。同社の幅広い製品ラインナップを反映した製品展示を行った。
 そのなかには,こちらの記事で紹介した「Eee Pad」や「Eee Tablet」も含まれるが,今回は,次世代製品やゲーマー向け製品など,多くの4Gamer読者に興味深そうな製品に絞って,写真を中心とした,マザーボードのトピックを駆け足でお届けしたい。


Hydra&ATI Radeon搭載のR.O.G.マザーコンセプトモデル


 さて,4Gamer的に要注目となるのは,ゲーマー&オーバークロッカー向け製品ブランド「R.O.G.」の次世代コンセプトモデル「Immensity」(無限の意)になりそうだ。

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 これは,「Intel X58 Express」チップセットをベースとする製品なのだが,最大の特徴は……とつらつら述べる前に,大仰なクーラーを取り外した状態の写真を見てもらったほうが早いだろう。

クーラーを外した状態でも展示されていたImmensity。PCI Express x16スロットの近くに,いくつか見慣れない――というかむしろ見慣れすぎていて違和感のあるチップが載っている
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 そう,Immensity,LucidLogix Technologies製のPCI Express 2.0ブリッジチップ「Hydra 200」と,ATI Radeon GPU(+グラフィックスメモリ)をオンボードで実装しているのだ。
 Hydra 200は,MSIが率先して「Big Bang-Fuzion」で搭載し,COMPUTEX TAIPEI 2010のタイミングではミドルクラスマザーボードへの搭載もアナウンスしたブリッジチップだ。GeForceとATI Radeonによる,異種混合マルチGPU動作を実現する製品だが,それを,R.O.G.マザーボードが採用してきたことになる。

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 そしてもう一つ,ある意味でよりインパクトが大きいのが,ATI Radeonの搭載だ。「現時点では,どのモデルを搭載するのか決まっていない」とのことだったが,これは何のために用意されるのかというと,「Hydra 200を介して,別途差したグラフィックスカードと,Hybrid CrossFireXのように使ってもらうためのもの」だそうだ。余ったグラフィックスカードとオンボードのATI Radeonとを組み合わせてパフォーマンスの向上を図るのだという。
 R.O.G.のマザーボードを購入するような人が,Hybrid CrossFireX(というか“Hybrid Hydra”?)のようなソリューションで喜ぶのかどうかはさておき,面白い考えなのは間違いない。

 ちなみに本製品はあくまでもコンセプトモデルであり,このまま店頭に並ぶわけではないと,担当者が釘を刺していたことは付記しておきたい。ただX58搭載の次世代R.O.G.マザーボードが,2010年末の発売を目指して開発されているのは確かなようだ。

相変わらず強烈な電源部(左)。CPU用の電源供給コネクタが8ピン×2仕様なのは,液体窒素冷却などで徹底的にオーバークロックを行うときにも追従するためという。右はI/Oインタフェースだ。外部機器からBIOSを制御する「ROG Connect」用のボタンが用意されている
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Sandy Bridge世代のIntel 6シリーズマザーボード


Sandy Bridge世代のグラフィックス機能統合型CPUに対応した「Intel H67 Express」(以下,H67)搭載マザーボード「P8H67D-M PRO」のI/Oインタフェース。外部出力はDVI-D,HDMI,D-Subとなっている
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 「Sandy Brige」(開発コードネーム)世代の次世代CPUをサポートする,Intel 6シリーズチップセット搭載のマザーボード6枚が,ブースで静態展示されている。
 先だって,TWTC Nangang会場に展示されていた製品はレポートしているが,そこでも何社かがそうだったように,ASUSも,搭載する具体的なチップセット名は明らかにしていない。ただし,同社の一般ユーザー向けマザーボードは基本的に“チップセット名丸分かり”なので,本稿ではそれを基に確定情報としてお伝えする。

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「Intel P67 Exress」(以下,P67)搭載のハイエンドモデルになると思われる「P8P67D Deluxe」
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P67搭載のアッパーミドルクラス製品として訴求される見込みの「P8P67D EVO」
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ミドルクラス向けと思われるP67モデル「P8P67D」。マルチGPUがサポートされない
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P67搭載のエントリーモデルとおぼしき「P8P67D LX」。こちらもマルチGPUは非対応だ
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I/Oインタフェースから先に紹介したP8H67D-M PROの全景。ビジネス向け上位モデルとなるmicroATXフォームファクタを採用製品ということになりそうだ
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同じくH67搭載のmicroATX製品となる「P8H67D-M」。I/Oインタフェースは,IEEE 1394が省かれている以外,P8H67D-M PROと同じだった

 なお,ブースで話を聞いた担当者によると,USB 3.0とSATA 6Gbpsは(後者はチップセットレベルで対応する予定なので,当たり前といえばそれまでだが)今回展示された全モデルで対応。一方,ボードデザインは完全にサンプルレベルで,今後,大幅に手が入る予定とのことだった。


耐久性を謳う「SABERTOOTH」にX58モデル


 高耐久性を謳う“ミリタリースペック”のマザーボードとして,先に「Intel P55 Express」搭載モデルが世に出ているSABERTOOTH(セイバートゥース)シリーズに,X58モデル「SABERTOOTH X58」が登場した。

SABERTOOTH X58。従来製品「SABERTOOTH 55I」と同様セラミックコーティングを行ったヒートシンク「CeraM!X」を採用している
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 同製品は,PCケース内温度が50℃に達する環境でも,安定して長時間の動作が可能と謳われる製品だ。実際にブースでは,意図的に空気の流量を減らしたアクリルケース内で「ATI Radeon HD 5850」カードのATI CrossFireX構成を動作させるというデモを実施。ケース内温度45℃で安定動作するとアピールしていた。

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ケース内温度45℃で安定動作
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I/Oインタフェース

 本製品は量産体制が整っており,まもなくの出荷開始になるという。
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