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[CES 2014]27インチのG-SYNC対応ディスプレイに4-in-1デバイス,そして99ドルからのスマホが発表されたASUSプレスイベント
ゲーマー向けモデルは,速報記事でもお伝えした「G-SYNC」対応のゲーマー向け27インチディスプレイのみだったが,全体的になかなか興味深いラインナップとなっていたので,まとめてお伝えしたい。
[CES 2014]【速報】ASUS,G-SYNC対応の27インチ2560×1440ドット液晶ディスプレイを発表。799ドル
G-SYNC対応の27インチ液晶ディスプレイは
解像度2560×1440ドットで垂直120Hz以上に対応
まずは速報でもお伝えした「ROG SWIFT PG278Q」(以下,PG278Q)からだ。
さて,そんなPG278Qにおける最大のトピックは,冒頭でも紹介したとおり,GPUとディスプレイデバイスの新しい同期技術としてNVIDIAが訴求しているG-SYNCに対応することだ。イベントに登壇したASUSのJohnny Shih会長は,「ゲームへの没入感を簡単に増すことができ,ゲーム体験はより躍動的になる」と,G-SYNCに対応することの意義を語っていた。
実際,PG278Qはほとんど「G-SYNC専用ディスプレイ」といった雰囲気で,ビデオ入力インタフェースはG-SYNCでサポートされるDisplayPortの1系統のみ。相当に割り切った仕様という印象だ。
気になる価格は北米市場において799ドルと予告されている。さすがに高価だが,フルHDを超える解像度の垂直120Hz(以上)対応ディスプレイで,しかもG-SYNC対応となると,気になる人は多いだろう。G-SYNCビジネスを展開するNVIDIAによれば,市場投入は2014年第2四半期とのことだが,国内市場へもなるべく早いタイミングで登場することに期待したい。
“4-in-1”のモバイルPCと
99ドルからのスマートフォンなども登場
そのほかの新製品はいずれもモバイル向けだ。順に見ていこう。
■Transformer Book Duet TD300
最近のASUSは,Intelの提唱する「2-in-1」を超え,1台をさまざまな形態やOSで利用できるモバイルデバイスに力を入れているが,その最新作となるのが,「4-in-1」と謳われる「Transformer Book Duet TD300」(以下,TD300)だ。
なお,サイズはタブレット部が342(W)×216(D)×12(H)mm,キーボードドック部が340(W)×217(D)×16(H)mmで,両者を合わせた際の重量は1.90kg。バッテリーは38Whとのことだ。
価格は599ドル。発表時点で市場投入時期は明らかになっていない。
■Zenfone 4,Zenfone 5,Zenfone 6
最大の特徴は安価さで,端末価格は順に99ドル,119ドル,199ドルとのこと。搭載するSoCはいずれもClover Trail+世代のAtomとなっており,Zenfone 4が1.2GHz動作の「Atom Z2520」,Zenfone 5&6が2GHz駆動の「Atom Z2580」となる。イベントでShih氏は,Clover Trail+のCPUコア性能とGPUコア性能が(価格からすれば)いずれも高いレベルにあるとアピールしていた。
Zenfone 5 |
Zenfone 6 |
サイズは小さいほうから順に順に61.44(W)×124.42(D)×6.3〜11.2(H)mm,72.8(W)×148.2(D)×5.5〜10.34(H)mm,84.3(W)×166.9(D)×5.5〜9.9(H)mmで,重量は同115g,140g,200g。こちらも発売時期に関する言及はなかった。
■Padfone mini,Padfone X
スマートフォンと,ドッキングステーションとして機能する大型液晶パネル部からなり,スマートフォンを取り付けるとタブレット端末としても利用できるのが特徴のPadfoneシリーズ。その新作となるのが「Padfone mini」と「Padfone X」である。
スマートフォン本体は,サイズがZenfone 4とまったく同じで,重量も1g重いだけの116g。パネル解像度も480×800ドットと変わらない。OSがAndroid 4.3(Jelly Bean)で,ZenUIが採用されるのも共通だが,搭載されるSoCは1.6GHz駆動のAtom Z2560となる。
組み合わされる液晶パネル部の解像度は1280×800ドットで,サイズは199.85(W)×199.43(D)×13.91(H)mm,重量は260g。従来製品「Padfone 2」だと,スマートフォン本体が4.7インチワイドサイズで,タブレット化したときのサイズが10.1ワイドなので,全体的に小型化していると述べていいだろう。
全体的にはエントリー向けのスペックとなっており,実際,価格も249ドルと低めだ。ただしこちらも発売予定時期は発表されていない。
SoCはQualcomm製,OSはAndroidというところまで明らかになっている。
ASUSのイベントまとめページ(英語)
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