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Riot Gamesが今後5年のビジネスプランを公開。退職時の新たな仕組みなど,労働環境の向上を目指す
Calling the Shot: the Next Five Years at Riot Games
Riot GamesのCEOに就任した5年前,新作開発によってラインナップを拡充すると語ったローレン氏だったが,その言葉どおり,「League of Legends」1本だった同社のタイトルは,「Teamfight Tactics」「League of Legends: Wild Rift」「Legends of Runeterra」,そして「Valorant」と確実に増強されてきた。
そのうえで,eスポーツの運営やアニメシリーズの続編制作といった多角的な経営でエネルギーを分散させるのではなく,それぞれの部門をさらに濃密に展開していくと述べている。
2018年には,女性従業員に対する差別的な労働環境が集団訴訟に発展し,2021年に8000万ドルで和解したことが発表されたRiot Gamesだが,こうした背景を受けてローレン氏は,労働環境のさらなる向上にも言及した。いわゆる「キュードッジプログラム」(Queue Dodge Program)を,親会社であるTencentの了承を得て,独自にアレンジした形で施行するという。
キュードッジプログラムとは,退職した従業員の救済策として,アメリカではゲーム産業を含むIT業界で広く行われているが,Riot Gamesでは,どんな理由であれ退職を決めた従業員に対して,就業期間の長短に関わらず基本給の25%が支払われ,条件が合えば3か月間にわたって保険金が支給される。さらに,支給前に退職したとしても,完全なボーナスが受け取れるという。ローレン氏は,Riot Gamesを離れるときにプレッシャーを感じてはいけないと述べている。
Riot Gamesは現在,「Project L」「Project F」(いずれもコードネーム)という2つの新作と,MMORPGを開発中であるとされており,シンガポールに開発拠点を開設するなど,グローバルに展開中だ。また,サードパーティのパブリッシングを行うRiot Forgeからは2022年中に「CONV/RGENCE: A League of Legends Story」(Double Stallion)と「Song of Nunu: A League of Legends Story」(Tequila Works)という作品がリリースされる予定になっている。
- 関連タイトル:
リーグ・オブ・レジェンド
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レジェンド・オブ・ルーンテラ
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VALORANT
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