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[TGS 2008#029]「モンスターハンター3(トライ)」プレイレポート(ムービー付き):Wiiリモコンでの操作感と新モンスター,そしてプレイフィールについて
まずモンスターハンターシリーズのファンが最も気になるであろう,Wiiリモコンとヌンチャクでの操作感だ。情報が出る前は,Wiiリモコンをぶんぶん振り回す操作方法だったら疲れそう,とくに双剣なんかはどうしたらいいんだと,いらぬ心配をしていたが,実際にプレイしてみると,それが杞憂だったことが判明した。
武器操作は,Wiiリモコンを振ることで抜刀。抜刀状態でAボタンを押すことで攻撃を繰り出す。攻撃方法の切り分けは,Wiiリモコンを左右にひねってAボタンを押すことになる。たとえば大剣なら,抜刀状態でAボタンを押すと縦斬り,Wiiリモコンを右にひねってAボタンを押すと斬り上げ,左にひねってAボタンを押すとなぎ払いとなる。技の連携は,従来シリーズと同じ感覚でつなげられる。
慣れないうちはとまどってしまうが,慣れるとなんとなく直観的に操作している気になってくるのが面白い。なお,[TGS2008#004]の記事でお伝えしたように,クラシックコントローラでの操作にも対応していることが明らかにされている。従来どおりの操作をしたかった人もひとまず安心だ。
それ以外の操作は,従来シリーズの感覚がしっかり残っている。腕に覚えのあるハンターならものの数分で感覚をつかめるだろう。カメラ操作はWiiリモコンの十字ボタンで行うが,すぐに普段に近い感覚のプレイが可能になった。気になる点といえば,メニューがWiiリモコンの2ボタンなので押しにくいこと,アイテム使用がヌンチャクのCボタンを押しながらWiiリモコンのAボタンを押すことになるのがちょっとやりづらかったくらいだろうか。まあ,このあたりは慣れが解決するレベルかもしれない。
試遊台では,3種類のモンスターの狩猟が可能で,選べる武器は片手剣/大剣/ハンマー/ボウガンの4種類。どのモンスターを狩猟できるかは“PLAYER1”になった人が決定するので,プレイ体験ができても狩猟するモンスターを選べるとは限らないが,各モンスターがどのような特徴を持っているか紹介しておこう。
次にクルペッコ。羽の爪を打ち合わせて炎を起こしたり,ホバリングしながら匂う液体を周囲に撒き散らすなど,なかなか芸達者なモンスターである。また,素早い動きも併せ持っている。既存シリーズでいえば,イャンクックやゲリョスの立ち位置に近い。
クルペッコ自身はそれほど強力ではないのだが,“鳴き真似”によってリオレイアやドスジャギィなど別のモンスターを呼び出すという特徴を持っている。複数のモンスターと乱戦になりやすいので,戦いはとてもスリリングになる。さらにクルペッコは特殊な鳴き声でモンスターの攻撃力を上げたり,体力を回復するなど,サポート的な能力も持っている。いわば“モンスター側の狩猟笛使い”といったところだ。
最後にラギアクルスについて。MH3を代表するモンスターだけあって,遭遇した瞬間,迫力のある姿に圧倒されるはず。水中では長い首や尻尾を振り回しての一撃,口から吐く球状の電撃ブレス,そして体に帯電しての近接攻撃など,これといった死角のない陣容で攻めてくる。また,地上に上がったときはそれほど移動せずに戦うようになるが,体当たりや,はいずりなど,激しい動きを見せることもある。ベテランプレイヤーが揃っても,討伐は難しいかもしれない。
なお,ビジネスデイ初日の11:00AM頃ですでに“4時間待ち”だったMH3は,一般公開日にはかなりの待ち時間になりそうだ。会場でMH3のプレイ体験をしたい人は,気合いを入れて一般公開日に備えよう。
- 関連タイトル:
モンスターハンター3(トライ)
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