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「エンジェル戦記」,恐竜と戦うワイルドなアップデート「原始の咆哮」レポート
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印刷2013/07/19 15:37

プレイレポート

「エンジェル戦記」,恐竜と戦うワイルドなアップデート「原始の咆哮」レポート

画像集#001のサムネイル/「エンジェル戦記」,恐竜と戦うワイルドなアップデート「原始の咆哮」レポート
 キューエンタテインメントは,同社がサービス中のオンラインRPG「エンジェル戦記」PC / PS3)で7月24日に大型アップデート「原始の咆哮」を実装する。

 本アップデートのキーワードは「恐竜/原始時代」だ。
 かつて聖戦の舞台となった大陸が突如浮上すると,そこは滅んだはずの恐竜が跋扈する地となっていた。恐竜の多くはすぐに人間に懐いたが,これとは別に獰猛な恐竜が出現し,急速に繁殖して大陸中に被害をもたらし始めた。エンジェル(プレイヤー)達は獰猛な恐竜を倒し,異変の原因を探るべく旅立っていく。
 これまではギリシャ神話や北欧神話の神々と共に世界を守ってきたエンジェル達だが,今回は心機一転,未開の大陸で恐竜と戦うことになる。

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 今までとはまったく趣が異なっているだけに,今年3月の「Qonline Fiesta 2013」(関連記事)で概要が発表されてからプレイヤーの注目を集めてきたが,可愛らしいエンジェル戦記のグラフィックスがいきなり血生臭くなったりはしないので安心していただきたい。

 また,今回のアップデートでは,レベルキャップが140から150に開放され,原始時代をテーマとした新エリアと,新たな攻城戦マップ「サンライト戦場」が登場する。ユニークなルールを持つ大人数参加型バトルフィールド「記憶の神殿」では,これまでになかったような戦いが繰り広げられる。さらに,普段の戦いとは一風違ったミニゲームが追加される……というのが原始の咆哮の概要だ。


恐竜がうろつく,ワイルドな「ジュラシック」エリア


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 新エリア「ジュラシック」は,レベル141以上のキャラクターを対象としている。
 冒険の拠点となる「龍吠の谷」は,街というより原始の集落といった様相を呈している。道ばたに置かれた巨大な恐竜の尾から肉が切り分けられていたり,丸太を半分に切ったテーブルの上に南国の果実が山盛りにされていたりと,とてもワイルドだ。BGMにも原始風の雄叫びが入っているなど,これまでとはかなり変わった雰囲気が楽しめる。

●龍吠の谷
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 新エリアには凶暴化した恐竜がうろついている。背中に乳母車のようなものを乗せた首長竜や,胴に爆弾を巻き付けた肉食恐竜など,見た目は少しユーモラスだが,前述したように高レベルキャラクター向けの相手なので十分に注意しよう。

●ねじれ林道
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●巨龍の爪
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●黒炎龍の洞窟
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●人喰いの地
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●未開の峠
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●幼龍の飼育地
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●龍棲み庭園
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 ここで手に入る装備品も,これまでとは違ったイメージのものとなっている。恐竜の骨をくくりつけてヘッドとした槌や,牙をあしらった剣,恐竜の頭のような形をした石斧など,装備するだけでワイルドな気分になれそうだ。

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ギルドの新たな活躍の場「サンライト戦場」


 「サンライト戦場」は,このアップデートで新たに追加されるギルド同士による攻城戦マップだ。ルールは既存のアテナ戦場と同様で,攻城側は城の本陣(ベース)を目指して攻撃し,防衛側はこれを守備していく。アテナ戦場が火・土曜開催なのに対し,サンライト戦場は金曜日の19〜21時受付,21〜23時開催となる。

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 サンライト戦場の実装と同時に,アテナ戦場にも変化が訪れる。以下にアップデート後の両戦場の概要をまとめてみたので参考にしてほしい。

●アテナ戦場
  • 火曜・土曜の18〜20時受付,20〜22時開催
  • 一時的に停止していた第三者陣営を復活
  • ベース,城門のHPを大幅に増加

●サンライト戦場
  • 金曜日の19〜21時受付,21〜23時開催
  • 第三者陣営に最初からエントリー可能
  • ベースと城門のHPは,旧アテナ戦場より大幅に増加

 「これまでは“攻城戦マップがアテナ戦場しか存在していなかったこと”“キャラクターの攻撃力に対して,城門のHPが低かったこと”などから,特定のギルドが勝利するような状態が続いていた」というのが飯沼氏の現状認識だ。しかし,サンライト戦場を新たに実装するにあたり,「アテナ戦場の城門のHPを大幅に強化し,サンライト戦場にも同様の仕様を適用するなどで防衛できる時間が延び,これまでよりも多くのギルドに活躍の機会が生まれる」とのこと。“戦闘不能になってもデスペナルティが発生しない”のはサンライト戦場でも同様なので,気軽にチャレンジしてみよう。

 攻城戦の楽しみの一つといえば,「天使の栄光」と「軍事の札」で交換できる「奨励戦功ボックス」の中身だ。サンライト戦場で得られる奨励戦功ボックスの中身は,アテナ戦場のものとは異なるそうなので,こちらも期待してよさそうだ。


協力して難問を解いていく「記憶の神殿」


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 「記憶の神殿」は,「大蛇の神殿」「ブラストヘル」「天空聖殿」に続く,大人数参加型バトルフィールドだ。たくさんのプレイヤーが同時に挑戦することが可能で,特定の条件を満たせば報酬をもらえる。

 入場には「記憶の鍵」が必要で,「ホビットの里」「絶望の大地」「知恵の泉」「ギョッル大橋」「ヨツンヘイム」「ニヴルヘイム」「ヘルロード」「ヘルヘイム」のボスを倒すと一定確率で入手できる。誰かが記憶の鍵を使って扉を開けば,ほかの人も自由に記憶の神殿に入ることができるうえ,参加人数が多いほど攻略に有利になるので,遠慮せずに参加するのがいいだろう。
 記憶の神殿では,手分けして謎を解いていくことが重要になる。マップは「12の小部屋」,そして「異空間に存在する12の小部屋」から構成されているが,12の小部屋には,それぞれ仕掛けが施されており,これを解く鍵になるのが異空間に存在する12の小部屋だ。
 例えば,12の小部屋の一つは周囲がたくさんの炎に囲まれており,いくつかの炎はなぜか色が異なっている。この炎の壁を解くにはどうすればいいかというと,異空間に存在する12の小部屋の一つに浮かぶ水晶に触れて「風」をまとい,色の違う炎に触れればいいのだ。
 もう一つ例を挙げよう。12の小部屋の一つにはたくさんのモンスターがいるが,単純に全滅させるのではなく,決められた数だけモンスターを残さなければならない場合がある。何匹残すべきかは「記憶の神殿」にチャレンジするたびにランダムで変化するのだが,その答えを異空間に存在する12の小部屋で教えてもらえるというわけだ。
 記憶の神殿には計24の小部屋があるうえ,2時間しか滞在できないため,一人で挑んではとても間に合わない。ここで参加者全員の協力が重要になる。手分けして12の小部屋へ向かい,異空間に存在する12の小部屋で得られたヒントをチャットで伝えるなどすれば,攻略が格段に楽になるのだ。

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 謎を解くたびに中ボス,もしくはボスが登場する。どちらが出現するかはランダムで,運がよければ数個の謎を解いただけでボスに会えることもあるそうなので,毎回ドキドキした気分になれそうだ。
 中ボスとボスは,いずれも時間と記憶を操る曲者ばかり。中ボスの「遅延者」はプレイヤーの動きや攻撃速度を遅くしたうえで,自分の回避力を高めるという厄介な能力を使い,「還元者」は自身が受けたダメージを跳ね返し,「加速者」は高い攻撃力を持つため,いずれも単独で挑むのは非常に危険だ。
 ボスの「記憶の女神」は,赤と青の2体一組で出現する。実力も一級品だが,厄介なのは力尽きた際に発動する特殊能力だ。一定時間“プレイヤーが走り回る”or“一切行動不能になる”いずれかの効果がランダムで発生するというのだ。
 しかも,この特殊能力が発動することに関連し,「初めて見たときには必ずビックリするような,阿鼻叫喚の地獄絵図」が発生するというのだから恐ろしい。これが何なのか飯沼氏からは教えていただけなかったが,ひと言だけ「位置取りが大事ですね」というアドバイスをもらうことができたので,十分心の準備をしたうえで挑戦していただきたい。なお,実装日の7月24日から2週間ほどは記憶の神殿でのデスペナルティがなくなるというイベントが行われるので,この機会に戦ってみるのもいいだろう。

 苦労すること間違いなしのボス戦だが,見返りも大きい。中ボスやボスを倒すたびに「記憶の欠片」というアイテムを手に入れることができ,一定個数を集めると「古びたオリア神兵」や各種の防具,乗り物,武器と交換できるのだ。
 古びたオリア神兵は,使用するとランダムでアイテムが手に入るというもので,運がよければ新たな神兵武器が出現する。神兵武器は,本作プレイヤーならお馴染みの高級装備だろうが,クオリティ(品質)がランダムで決まるのもこれまで同様で,「オリア神兵武器」はかなりの高性能品となるという。
 防具なら同じシリーズのものを揃えれば“ダメージを受けた際に,一定確率でHPとMPが全回復する”という強力なセット効果が発動するし,乗り物はガチャで手に入る高級品と同様の移動速度を持つ……と,かなり豪華な品々だ。
 唯一,武器だけはたいした能力ではないのだが,それには理由がある。記憶の神殿のどこかにある宝部屋への鍵となるからだ。ただ,宝部屋でどんなアイテムが手に入るかは分からないため,こちらはギャンブル的な意味合いが強い。
 「オリア神兵武器」を目指して古びたオリア神兵を手に入れるか,手堅く防具を集めるか,宝部屋での実入りを求めてあえて武器を取るか。記憶の欠片はいくつあっても足りないということになりそうだ。


嘘つきとウイルスが待ち構えるミニゲーム


 「訓練場」では,ユニークなミニゲームを遊ぶことができる。
 クリアすれば,各種の「証明」が手に入り,一定時間続く特殊なバフや,永続的に能力がアップする「勲章」と交換可能だ。
 「ライアー迷宮」では,複雑な構造の迷宮を突破してゴールを目指す。迷宮のところどころには死体が転がっており,分かれ道のどちらに進めばいいのかを教えてくれる……のだが,ライアー(嘘つき)の名のとおり,本物とウソのアドバイスが入り混じっている。“助言を信じて進んだ先が行き止まりだった”なんてこともあるわけで,どうするか悩ましいところだ。

画像集#044のサムネイル/「エンジェル戦記」,恐竜と戦うワイルドなアップデート「原始の咆哮」レポート

 「秘境通路」は,通路で蠢く未知のウイルスをかわしながら進んでいく。ウイルスに触れるとチェックポイントまで戻されてしまうため,じっくりと動きを観察することが重要となる。乗り物に乗って挑戦することもできるが,ウイルスの数はかなり多いため,慎重に進むのが無難だろう。

画像集#045のサムネイル/「エンジェル戦記」,恐竜と戦うワイルドなアップデート「原始の咆哮」レポート

 ライアー迷宮をクリアした際にもらえる「迷宮訓練の証明」,境通路でもらえる「秘境訓練の証明」は,攻撃力などが上がるバフや勲章と交換できる。参加は有料だが,ノーマルモードが50万,ハードモードが75万と,ある程度のレベルのキャラクターにとっては大きな負担でもない額なので,こまめに挑戦して「証明」を溜めておくといいだろう。

 7月24日のアップデート実装と同時に,新規プレイヤーおよび復帰プレイヤーを対象としたキャンペーンが開催されることも決定した。詳細は7月24日に明かされるとのことなので,これを機会に新しくゲームを始めたり,久しぶりにログインしてみたりするのも面白いのではないだろうか。

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