筆者がショウルームを訪れたときは,ちょうどLoiLoの杉山竜太郎取締役が,「Super LoiLoScope」のCUDA対応版を来場者に紹介していた
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NVIDIAは,COMPUTEX TAIPEI 2009のサブ会場であるTaipei World Trade Centerにほど近いビジネスビルに,プライベートのデモショウルームを展開。そこには,NVIDIAの推す新製品がずらりと並べられ,筆者が訪れたときも,そこかしこでスタッフによる製品紹介などが行われていた。
そんななか,異彩を放っていたのが,とくに何の説明もなく置かれていた,未発表のモバイルGPUを搭載するノートPCだ。
製品名と,展示ポップに書かれていたGPU名は下記のとおり。
ASUSTeK Computer「N51Vn」。GeForce GT 240Mを搭載する
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Acerの「Packard Bell Easynote LI65」。やはりGeForce GT 240M搭載とされる
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同じくAcerの「Aspire 5739」。こちらは「GeForce G210M」を搭載するという
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N51Vnで,NVIDIAコントロールパネルの「システム情報」を開いたところ
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代表して,N51VnのNVIDIAコントロールパネルを見てみると,確かに搭載するGPUはGeForce GT 240M。48基のStreaming Processorを搭載し,動作クロックはコア550MHz,シェーダ1210MHz,メモリ1580MHz相当(実クロック790MHz)となっている。組み合わされるグラフィックスメモリ容量が1GBで,メモリインタフェース128bitということも踏まえると,新世代のノートPC向けエントリークラス上位GPU,といったところだろうか?
取材スケジュールの都合で,GeForce G210Mのほうはチェックできなかったが,モデルナンバーが小さい製品は,GeForce GT 240Mより低いスペックになっている可能性が高い。
いずれにせよ,展示されている以上は,ほどなく,何らかの情報がもたらされるものと思われる。期待したいところだ。