ソニー・コンピュータエンタテインメントより,PlayStation 3用ソフト「
Heavy Rain(仮)」が
今冬に発売される。価格は未定。
本作は,「折り紙殺人鬼」による連続殺人事件を中心に物語が展開するアドベンチャーゲーム。プレイヤーは,それぞれ異なる理由を持って捜査に関係していく四人の登場人物達を操作し,事件の謎に迫っていくことになる。
さまざまな選択肢から会話や行動を選んだり,イベントシーン中に画面に表示されるマークに対応したボタンを押したりすることで,その後の展開がリアルタイムに変化していく
「クイックタイム・イベントシステム」が特徴で,その結果,万が一主人公やメインキャラクターの誰かが死んでしまったとしても,そのままゲームが結末まで進行していく。プレイヤーの判断の一つ一つが,登場人物の運命を大きく変えてしまうのだ。ゲームの概要は,
E3 2009でのレポート記事でお伝えしているので,そちらも併せて参照してほしい。
本作のストーリーと,四人の登場人物(=プレイヤーキャラクター)が公開されたので,最後に紹介しよう。
Story プロローグ
事故で息子を失い、不可解な幻覚と意識喪失に悩まされる父親、Ethan(イーサン)。
彼がかつて築いていた楽しく暖かい家庭生活は、すでに崩壊していた。
折しも、通称“折り紙殺人鬼”による連続誘拐殺人事件が世を騒がせ始める・・・
Story… 与えられた4日間。動きだす物語
被害者に共通すること。
4日間の拉致、溺死、そして傍らに残される折り紙。
姿の見えない「折り紙殺人鬼」の恐怖はこの街に暗い影を落としていく。
そして・・・。
イーサンの残されたもう一人の息子、Shaun(ショーン)が姿を消す。
Story… 事件に関わる4人の人物達、それぞれの事情。謎めいた物語は動き始める。
Madison マディソン
世間を騒がす「折り紙殺人鬼」の新たな被害者となり、
マスコミに追いかけられるイーサンに近づく駆け出し新聞記者。不眠症にも悩まされている。
大胆な方法で容疑者や情報源に近づいていくが、危険にさらされることも。
Jayden ジェイデン
FBIから事件解決のために派遣された捜査官。
心理プロファイリングと支給された最新操作ツール“ARI”を駆使して事件に迫る。
“ARI”を使うために必要な薬の副作用が身体を蝕みつつあることに葛藤を抱く。
Shelby シェルビー
元警官の私立探偵。被害者家族達から証言を聞き出しながら事件を追う。
残された家族に共感し、時にはおせっかいも。