パッケージ
ArcheAge公式サイトへ
  • G・O・P
  • XLGAMES
  • 発売日:2013/07/23
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
読者の評価
67
投稿数:127
レビューを投稿する
準備中
ArcheAge
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2018/07/06 17:00

インタビュー

「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた

 ゲームオンがサービス中のMMORPG「ArcheAge」が,2018年7月23日にサービス5周年を迎える。その施策として,7月18日に特別な新サーバーが開設される予定だ。

画像集 No.002のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた

 この新サーバーはただ新設されるもの……というわけでなく,“懐かしさと新しい体験”ができるものになるという。どのような内容で,どんな意図をもって新設されるものなのか,ArcheAgeの日本運営プロデューサーを務める石元一輝氏に聞いてみた。


「Re:フレッシュサーバー」では最新のシステムで過去を追体験


4Gamer:
 よろしくお願いします。7月18日の「ArcheAge4.5 新世の鼓動」アップデートに合わせて,新サーバーが開設されるとのことですね。

画像集 No.012のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた
石元一輝氏(以下,石元氏):
 はい。運営5周年のタイミングで,4.5アップデートと特別な新サーバー,「Re:フレッシュサーバー」(ゲーム内ではBlueSaltサーバー)開設を同時にスタートさせて,大きく盛り上げようと考えているんです。
 これまでArcheAgeは,過去に9回の新サーバー開設を行ってきました。そして,オープン直後は,それぞれ成長を早くしたり,ドロップ率をアップしたりするなど,ブースト施策も同時に実施しています。

4Gamer:
 それは既存のサーバーに環境を追い付かせるためだったり,新規のプレイヤーをゲームに定着させたり,ゲーム内の環境を活性化させたりするための施策ですよね。

石元氏:
 そうです。これまではそういった施策と新サーバー開設をセットで行ってきましたが,現在のPCオンラインゲームを取り巻く状況を考えると,それだけでは少し魅力に欠けるかな,と。何か新しいギミックを仕掛けたいという思いが常々あったんです。

4Gamer:
 それが今回のRe:フレッシュサーバーになるわけですか。

石元氏:
 はい。新しいプレイヤーはもちろんですが,過去にArcheAgeを遊んでいたプレイヤーにはより楽しんでいただける,既存プレイヤーにとっても,いつもの新設サーバーとは違った楽しみ方ができる特殊な仕様になっています。

画像集 No.004のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた

4Gamer:
 ところで「リフレッシュ」ではなく,英字とカタカナが混ざった表記になるんですね。

石元氏:
 この名称は,いま話した新サーバーの特殊さをアピールするためのもので,「Re」は「過去に戻る繰り返し」という意味で,復帰者に向けた想いを。「フレッシュ」は,新しいサーバーということで新規さん向けですね。そして「リフレッシュ」は文字どおり,新しいサーバーで心機一転,最初から遊び直してみたいという既存プレイヤーさんへ,という3つの意味を込めて名前を付けました。

画像集 No.005のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた

4Gamer:
 とすると気になるのが,Re:フレッシュサーバーと既存サーバーの違いです。

石元氏:
 Re:フレッシュサーバーはプレイできるコンテンツを制限しています。例えば,既存のサーバーで遊べるコンテンツでも,Re:フレッシュサーバーでは遊べないものがあったり,生活系コンテンツなどに,ここまでは製作できるけど,ここから先はまだ製作できないといった制限がかかるという感じですね。これは昔の環境を擬似的に再現するためのものだと考えてください。

4Gamer:
 なるほど。そのための制限なんですね。

石元氏:
 そして,この制限の掛かったコンテンツは,段階的に開放していく予定です。

4Gamer:
 ということは,最終的に既存のサーバーと同じ環境に?

石元氏:
 いつかは,既存のサーバーと同じ環境になります。オークションやグラディエイター,渦巻く絶海の戦いなど,サーバー間を越えて遊べるコンテンツも,来年になるか再来年になるかは分かりませんが,いずれは既存サーバーとプレイできるようになる予定です。

4Gamer:
 では,アップデートについてはどうなるのでしょうか。結果的に開発元のアップデート作業が2倍になってしまうのでは?

石元氏:
 今回のRe:フレッシュサーバーのベースは,既存のサーバーと同じなんです。それこそ,使うクライアントも同じですから。

4Gamer:
 つまり……ゲームシステム的な面では,Re:フレッシュサーバーも,既存サーバーも同じということ,ですか?

石元氏:
 はい。Re:フレッシュサーバーは,コンテンツのオンオフに運営で制限をかけているんです。ですから,基本的には既存サーバーと同じアップデートを行っていけます。オープン時にもRe:フレッシュサーバーにArcheAge4.5アップデートが適用され,そのあとも例えば4.7とか,5.0とアップデートが適用されるタイミングは同じです。

画像集 No.010のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた

4Gamer:
 なるほど。同じアップデートが実装されるけど,Re:フレッシュサーバーでは公開されないコンテンツがある,ということなんですか。季節イベントなどは両方に適用されそうですね。

石元氏:
 ええ。季節イベントは,そのイメージで問題ないと思います。

4Gamer:
 特設サイトで紹介されている,レッドドラゴンをペットにできるアップデートはどうなるのでしょうか。

石元氏:
 レッドドラゴンのペット化はシステム的に可能ですが,戦力や物資がゼロからなので,このコンテンツのためにすぐに投資を行うのは,現実的に無理でしょうね。

画像集 No.009のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた

4Gamer:
 なるほど。では,これまでの新サーバー増設時のように,今回のRe:フレッシュサーバーでも,レベルが上がりやすいといった特典のようなものはあるんですか。

石元氏:
 ええ。実装記念イベント的なものとして経験値ブーストイベントなどを行う予定です。ArcheAge3.5や4.0で新規プレイヤー向けの導線が変わっているので,それを活かしながら,4,5年前ぐらいの環境にしようと思っています。

4Gamer:
 ArcheAgeが無料化されるかどうか,という時期ですね。

石元氏:
 アップデート名でいうと,エアナード2.0の頃です。

4Gamer:
 現状はメインシナリオがだいぶ整理され,育成もしやすくなったので,その変化に当時遊んでいた人たちは面くらうような気がします。


コンテンツにかかる制限は月1回のペースで解除


4Gamer:
 このReフレッシュサーバーに相当する新サーバーは,2018年初頭に韓国,それに続いて北米でも実施されたと聞いています。そちらでの評判はいかがでしょうか。

画像集 No.011のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた
石元氏:
 韓国では,最初期のコンテンツの制限がお客さんが望んでいたものと違い,少し反発があったようです。というのも,制限をかけすぎてすぐにやることがなくなってしまったようで。

4Gamer:
 それは厳しい。

石元氏:
 ええ。ですから,のちに調整をかけて,その経験を踏まえた北米のReフレッシュサーバーの評判は良かったと聞いています。日本では,北米とほぼ同等の制限になる予定です。

4Gamer:
 具体的に,どのコンテンツに制限がかかるのか,教えてもらえますか。

石元氏:
 旧大陸はスパーキングビーチ,デュープレイン以外の領地は開放されませんし,リヴァイアサンやリーウーも出現しません。また,高難度ダンジョンは,ナチャッシュガルやエターナルアイランドは,そもそもクリアができないので未開放になります。
 装備製作もマエストロの段階まで,そのほかの製作物も制限がかかります。ですから,荷物を8つ載せられるトラクターが作れないんです。

4Gamer:
 あれに慣れているので辛そうです(笑)。

石元氏:
 そして,先ほど説明したとおり,オークションやグラディエイターなど,別サーバーと関わるコンテンツは,Reフレッシュサーバー内での独立した環境で運営されます。

画像集 No.006のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた

4Gamer:
 制限はこれで全部ですか?

石元氏:
 いえ,ほかにも細かなところにいろいろと制限が掛かっています。

4Gamer:
 キャラクターのレベルキャップはどうなるのでしょうか。

石元氏:
 50になる予定です。エアナードアップデートでレベルキャップが55になったので,その前までの内容が楽しめるといった感じですね。

4Gamer:
 では,エアナードにも入れない?

石元氏:
 一応は入れますが,レベル制限が50なので,1Fのみ入場可能ですね。旧大陸はそのほかデュープレインのみなので,PvPコンテンツの“赤露が滴る戦い”以外は西大陸と東大陸だけで遊んでもらうような状況になります。それこそ,旧大陸開放前,フィールド戦争が活発だった時期を再現している感じですね。

4Gamer:
 とすると,その頃には姿形もないドワーフやウォーボーンもキャラメイクできないということですか。

石元氏:
 初期は,ドワーフとウォーボーンが作れない予定です。また,キャラクタースロットも1スロットのみになる予定です。

4Gamer:
 1スロットは極端に少ない気がしますが,何か理由があるんですか。

石元氏:
 スパイ対策()ですね。既存サーバーでは,ごく当たり前に行われていますし,複数アカウントを使えばというのもあるのですが,歯止めにはなると思います。

※本作では東西の大陸で戦っているという設定があり,反対側の大陸のプレイヤーとは敵キャラクターとしてPvPやPKで戦うことになる。そんな中で両方の大陸にキャラクターを作成して内情/情報を調べるという,スパイ行為が行われている

4Gamer:
 初期はそれでもいいと思うのですが,キャラクタースロットを増やす可能性はあるのでしょうか。

石元氏:
 増やすかどうか,増やすとしてもいつになるかは,まだ話せません。ただ,ドワーフとウォーボーンを実装する時期になったら検討します。とはいえ,全サーバー共通のキャラ作成制限数は増やせないので,キャラクター数には注意が必要になると思います。


ReフレッシュサーバーではGMが直接プレイヤーと触れあう施策も


4Gamer:
 ところで,よくよく考えると,今回はサーバー統合と違ってプレイヤーは何の準備をする必要もないんですよね。

画像集 No.014のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた
石元氏:
 はい,プレイヤーさんは何の準備も必要ありません。クライアントも既存のものが使えますし,復帰するという人もクライアントを消していなければ,そのままパッチを当てるだけでプレイできます。なんなら,事前にパッチを当てておくこともできます。

4Gamer:
 メンテナンス後にすぐ遊べるので,それは嬉しいですね。

石元氏:
 さらに,Reフレッシュサーバー開設の1週間前となる7月11日から,先行キャラクター作成も実施しようと思っています。これは,オープンβのとき以来ですね。

画像集 No.008のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた

4Gamer:
 そういえば,これまでの新サーバー開設時や,ドワーフ,ウォーボーン実装の時にもありませんでした。なにか理由があったんですか。

石元氏:
 ArcheAgeはキャラ作成が完了すると,そのままチュートリアルに入ってしまうので,キャラクターを作成するだけというのができなかったんです。それがようやくできるようになったので。

4Gamer:
 ああ,なるほど。システム的な事情だったんですね。連動するキャンペーンなどはありますか。

石元氏:
 あります。先行キャラクター作成してくださったプレイヤーには,新サーバーで使えるアイテムを配布する予定です。過去,度々サーバーを新設してきましたが,こういったギミックがあるサーバーは初めてなので,僕も楽しみなんです。期待半分,不安半分ですけど。Reフレッシュサーバーでは,昔,遊んでいただいていた頃のわちゃわちゃ感を楽しんでもらえればと思います。

4Gamer:
 既存のプレイヤーさんも,懐かしい感じが楽しめそうですね。

石元氏:
 ええ。既存サーバーのプレイヤーさんも,顔を出してくれると思うんですよ。Reフレッシュサーバーに定着するかどうかまでは分かりませんが,そういうところで盛り上がっていただければと思います。

4Gamer:
 定着というと,既存プレイヤーは自身のサーバーに資産があるでしょうから悩ましいところです。

画像集 No.013のサムネイル画像 / 「ArcheAge」で,“新しくて懐かしい”「Re:フレッシュサーバー」が新設に。石元プロデューサーにその意図するところを聞いてみた
石元氏:
 そうですね。資産で言うと,昨年のサーバー統合時に労働力の仕様が変更され,あるサーバーで労働力ポーションをガブ呑みして回復した労働力を,別のサーバーで使うといったことができなくなってます。
 ArcheAgeプレミアムで労働力回復の底上げもできますが,労働力の初期値が5000なので,Reフレッシュサーバー内ではあまりプレイヤー間に差は出ないと思います。

4Gamer:
 知識はともかく,横一線でプレイできるのはいいですね。Reフレッシュサーバー開設後のコンテンツ開放について,プレイヤーの意見を反映する予定はあるのでしょうか。

石元氏:
 開放については僕らのほうでコントロールできるので,もし“とあるコンテンツ”に関して不満の声が大きいだとか,“要望が極めて多く寄せられた”ような場合などは,当初の予定より早めたり,逆に遅く開放する可能性もあります。

4Gamer:
 こればかりはオープンしてみないと,なんとも言えないですね……。

石元氏:
 ええ。あと,これまで新サーバーのオープン時もそうでしたが,ArcheAgeは序盤が複雑で分かりづらいという弱点をずっと抱えているので,最初はGMがゲーム内にログインしてチャットサポートを行おうと考えています。分からないことをGMに質問してくれれば,チャットで答えていきます。

4Gamer:
 何も知らないでプレイすると,移動がかなり大変なんですよね。

石元氏:
 チュートリアルもそうですけれど「いまからコレ(新コンテンツ)ができます」といった開始のタイミングも分かりづらいんです。

4Gamer:
 そう言えば生活系コンテンツも,横道にそれて特定のクエストを進めないと開放されなくて,分かりづらい部分がありましたね。

石元氏:
 ええ。ひたすらメインクエストを続けていると,そこを通り過ぎてしまって,ArcheAgeの売りでもある生活系コンテンツがどこにあるか分からないということもありました。今回は,そういったところを,GMがサポートしていければと考えています。

4Gamer:
 GMが講習会を開く感じですか。

石元氏:
 変更になるかもしれませんが,特定の場所にて一般チャットで進行するか,もしくは“攻撃隊”に100人まで入れるので,対応できる時間内は攻撃隊を常時オープンしておいて,入ってきた人の質問にチャットで返答していこうと。質問だけでなく,プレイヤーさんからの意見や要望を聞く場所としても活用できればと考えています。

4Gamer:
 GMは,特定の時間帯にログインするのでしょうか。それとも,決まりはなくランダムに?

石元氏:
 ランダム性が強いとあまり意味がないので,事前にお知らせした時間から1時間ほどゲーム内に滞在する予定です。攻撃隊に入るのに若干のレベル制限がありますが,それさえ越えてしまえばいつでも質問してもらえる状態になります。そのためにも,攻撃隊に入るためのアナウンスをどこかでしようと思っています。

4Gamer:
 分かりました。それでは最後にREフレッシュサーバーのオープンを待つプレイヤーにメッセージをお願いします。

石元氏:
 「ArcheAge」としては,新しい試みのサーバーがオープンします。装備の作成制限もあるので,既存サーバーでの経験者にも追いつきやすいです。まだ遊んでことがない方は,ぜひ遊びやすくなったサーバーで遊んでください。
 以前遊んでいただいたことがある方は,以前とは一味違った体験をしてもらえると思います。少しでも楽しんでいただけるように全力でがんばりますので,よろしくお願いします!

4Gamer:
 本日はありがとうございました。


今回,インタビューの読者特典として,「生活ポイント獲得ポーション(100)」のアイテムコードを用意してもらった。公式サイトで下記のコードを入力しよう。なお,このコードは1アカウントにつき1回のみの有効で,入力期限は2018年8月31日23:59となる。

アイテムコード:AAPsJ7CIL7qk

「ArcheAge」公式サイト

  • 関連タイトル:

    ArcheAge

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月22日〜11月23日