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[CeBIT]MSIとASRockがBulldozer対応の「黒いSocket AM3」搭載マザーを予告。Z68マザーやHD 6990も公開に
「MSIのSocket AM3+搭載マザーボードは,黒いAM3ソケットを採用し,4月から順次市場投入される予定だ。エンドユーザーは,Bulldozer世代でも,アップグレードパスが確保される」(Beurden氏)。
そのなかの1社であるASRocKのブースには,「Socket AM3b」と刻印された黒いソケットを採用する製品として,AMD 890FXベースの「890FX Deluxe5」や,AMD 890GXベースの「890GX Extreme4 R2.0」が置かれている。同社関係者によれば,これらはCeBIT 2011の終了直後から出荷が始まる予定になっているという。「Zambeziでは,より高性能なCPUクーラーを搭載できるよう,リテンションモジュールの変更も必要になる」(同関係者と,次世代品ではこれまでと異なるリテンションモジュールが採用される旨を明らかにしていたことも付記しておきたい。
ASRocKブースでは,Bulldozerコアを搭載する次世代CPUに対応したSocket AM3+対応マザーボード,890FX Deluxe5の展示準備が進められていた |
AMD 890GX搭載マザーボード「890GX Extreme4」も,R2.0としてSocket AM3+対応を果たす。早ければ今週中にも工場からの出荷が可能だとか |
MSIは問題修正版Intel 6シリーズ搭載マザーを出荷再開
CPU統合型GPU対応版P67,「Z68」の存在も明らかに
チップセットの不具合を解消したB3ステッピングのIntel 6シリーズチップセット。それを搭載するマザーボードの出荷が開始された。当初の予定より2〜3週間ほど早いことになる |
Z68を搭載したマザーボードは「Z68A-GD80(B3)」「Z68A-GD65(B3)」「Z68A-ED55(B3)」の3モデルが投入される見込み |
Beurden氏は発表会で,「Serial ATA 3Gbpsポートの問題解消版」となるB3ステッピングのIntel 6シリーズチップセットを搭載したマザーボードについて,「出荷を開始した」と明言。さらに,今回のCeBIT 2011でお披露目となる「Intel Z68 Express」(以下,Z68)についても言及し,3製品の市場投入を予定していると明らかにした。
Z68は,Sandy Bridgeの統合型グラフィックス機能とそのオーバークロック設定をサポートしつつ,「Intel P67 Express」と同じく,マルチグラフィックスカード構成や,Kシリーズのオーバークロック設定にも対応するチップセットだ。その出荷予定時期は「NDAに抵触するから」(Beurden氏)という理由で明らかにならなかったが,業界関係者の話を総合すると,2011年前半には市場投入される見込みである。
会場内では,デュアルGPU構成の「GeForce GTX 590」や,GTXシリーズの下位モデル「GeForce GTX 550 Ti」が間もなく投入されると話すベンダー関係者も多いので,このあたりは,開会後に期待したいところだ。
またこのほか,MSIはブースで,AMDの次期フラグシップであり,デュアルGPU構成となるグラフィックスカード「Radeon HD 6990」を採用した「R6990-4PD4GD5」のライブデモを披露している。
本製品は,GPU 1基あたり2GBのGDDR5 SDRAMを搭載し,4基のMini DisplayPortと1基のDual-Link DVI-Iポートを搭載。補助電源コネクタは,1月26日にシンガポールの「Fusion Tech Day」で披露されたリファレンスモデルとは異なり,8ピン×2構成になっていた。
→MSI(エムエスアイコンピュータージャパン)
→ASRock
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