不思議なゲーム，「Eufloria」のデモ版を4GamerにUpした。プレイヤーは種を他の惑星に向けて放出し，その種が一定数たまると苗木を植えられようになり，その苗木からまた種を飛ばして次の惑星に苗木を植えるというように，次々と惑星に木を植えて自分の領土としていくというゲームだ。……と書いてもちょっと分かりにくいかもしれないので，詳しくは2009年3月25日に掲載した週刊連載「インディーズゲームの小部屋」の第82回「Dyson」を参照してほしい。当時はそういう名前が付けられていたのだ。

「インディーズゲームの小部屋：Room＃82「Dyson」」

　グラフィックスはとても簡略化されており，惑星はただの円。種を飛ばす元の惑星から，別の惑星にマウスをドラッグして矢印を引くと，そこへ向かって種が飛んでいく。これを繰り返して不毛の惑星を木で一杯にしていくのだ。

　ステージが進むと，敵も登場してくる。敵もやはり種で，こちらの種と接触すると殺し合いを始める。こうなると数が勝負になるので，苗木を少しでも多く惑星上に植えて多くの種を確保し，次から次へと敵惑星に送り込む必要がある。


　占領できる惑星が増えてくると，敵の数も多くなるのでかなり忙しい。中途半端な数の種で侵攻すると簡単に返り討ちにあってしまうので，後方の安全地帯となる惑星を確保したら，そこで上限まで苗木を植え，なるべく多くの種を作って前線に送り込んでやろう。

　独特な雰囲気を持ったゲームで，開発元が「アンビエントゲーム」と呼んでいるように，BGMを含めてゲーム全編にふわふわとした，なんとも「ゆるい」感じが漂うが，ストラテジーとしての要素はしっかりしている。ファイルサイズも小さいので，ぜひ気軽に試してみよう。

「Eufloria」公式サイト

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