連載
マフィア梶田の二次元が来い! / 第20回:「夏の祭典でマジェコンヌにCQCをかけるBIG BOSS」
著者近影。文化放送のブースにて「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」グッズ第2弾,「ディドゥーーンティッシュ」略して“ディッシュ”が販売されていました。ボックスに番組のマスコットキャラクターである“AGRS”やディドゥーーンメンバーのイラストが描かれています。SP田中もいますよ。美化120%で
夏といえば祭り……祭りと言えば東京ビッグサイト! 見渡すかぎりの嫁! 嫁! 嫁! そう,コミケですよコミケ。俺も3日目だけですが,一般参加してきました。4Gamerでは2日目のレポート記事を掲載していますね。
まぁ,主に企業ブースや知り合いのサークルに挨拶回りをしただけで終わってしまったので,あまり遊んだ気はしないんですがね……。顔が割れてるから堂々と薄い本も買えないし……。俺は午後からの参戦だったので,行列に並んだりはしなかったのですが,それでも異様に疲れました。精神力と体力の両方が凄まじく鍛えられた気がします。
コミケを毎日やれば,オタクでも一流のソルジャー並みのスペックを手に入れられるんじゃないかと割とマジで思いました。実際,クソ暑いのに迷彩服に背嚢フル装備のソルジャーがチラホラいましたし。根性あるわ……。
そうそう,今回で連載が20回目ということで,ページのデザインが変わりました。すごいでしょこのイラスト。知り合いの漫画家兼Tシャツ屋さんにイラストを依頼したら,想定していた以上のものを上げてきてくれました。マジ感謝です。
RADIO 4Gamerの第20回では,8月19日(木)に発売されたPlayStation 3用ソフト「超次元ゲイム ネプテューヌ」を特集。本作は架空の異世界“ゲイムギョウ界”を舞台に,ゲームハードに変身する能力を持った4人の女神達が,モンスターで溢れかえった世界を救うため,元凶である先代の女神「マジェコンヌ」打倒を目指すRPGです。
なんか色々とギリギリな内容で,発売前から話題になっていた本作。番組で実際にプレイしてみましたが,もうネタまみれでした。紛うことなきバカゲーです。「こまけぇことはいいんだよ!」と完全に開き直っているあたり,個人的には凄く好印象です。
あと,どうでもいいけど“ゲイム”って書かれると,男色ディーノさんの顔しか浮かばないの。これって完全に4Gamerのせいよね。
ちなみに本作,主題歌の作曲を担当したのは,あの超有名な伊藤賢治さんです。超いい曲なので必聴ですよ!
今回は連載20回目ということで,本コーナーも豪華版でお届け。全国大会も開催され,まだまだ盛り上がりの衰えない「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」をガチでレビューしました。
俺もストーリーモードはとっくの昔にクリアしてしまいましたが,いまだにカズヒラ・ミラー役の杉田智和さんと,対戦で遊びまくっています。杉田さんカンプピストルでCQCばかり狙ってくるから超怖いんですよ。
未プレイの人も,本稿を読んで興味が出たらぜひ遊んでみてください。TGS 2010の一般公開日2日目に,全国大会の決勝戦が行われるので,会場に遊びに行く予定のある人はPSP+MGSPW持参で出かけるのが吉!
本作の舞台は,1974年の中米・コスタリカ。スネークは祖国アメリカを離れ,コロンビアで独自に国境なき軍隊(MSF)を組織していた。ある日,そんな彼の前に“コスタリカ国連平和大学”の教授を名乗る義手の男「ガルベス」と,彼の生徒である少女「パス」が訪れる。
「――軍隊を持たないコスタリカに,突如謎の武装勢力が現れた」
“軍なき国家”コスタリカを守るため,動き出したMSF。それはのちに,“アウターヘブン”と呼ばれることになる武装要塞国家の前身だった……というのが,本作のプロローグだ。
まず最初に説明しておきたいのが,本作には三つの操作タイプが存在するということ。シュータータイプ/アクションタイプ/ハンタータイプと,それぞれまったく違った操作感で,ゲーム中いつでも変更可能となっている。簡単な目安としては,「メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」が好きならシュータータイプ,「メタルギア ソリッド ポータブル OPS」が好きならアクションタイプ,そして……「モンスターハンターポータブル」シリーズで数々のモンスターを狩ってきた経験があるのなら,ハンタータイプがオススメだ。
本作は基本的に,ミッションクリア形式のアクションゲームなのだが,ミッションをクリアすることでストーリーが進行する「MAIN OPS」と,ストーリーに関係しない「EXTRA OPS」の2種類が存在する。ミッションによっては2〜4人でCO-OPS(協力プレイ)も可能だ。
武器装備の“現地調達”がお約束となっている「メタルギア」シリーズだが,本作では少々趣が違っている。素っ裸で敵地のど真ん中に放り込まれて「またか大佐ァ!」となることはない。ちゃんとミッション選択時に,着ていくユニフォームと装備品が選択できるのである。
ユニフォームによってカモフラージュ率や武器・アイテムの最大所持可能数などが異なるので,ミッションの内容にあわせて使い分けることが重要だ。
このように今作では,比較的装備が充実しており,多人数相手の銃撃戦になってもそうそう負けることはない。従来シリーズと比べると難度は低めで,ぶっちゃけサーチ&デストロイなランボープレイでも充分攻略は可能だが……当然ミッションクリア時のリザルトは悪くなるのでオススメはしない。
やはりメタルギアの醍醐味は“命がけのかくれんぼ”にあると思う。本作を100%楽しみたいのなら短気は損気だ。派手に暴れるのはボス戦まで我慢しよう……巨大AI兵器相手なら,嫌になるほど鉛弾をブッ放せるはずだ。
武装要塞国家アウターヘブンの前身となったMSF。その本拠地となるのが,コスタリカ沖のカリブ海洋に存在する洋上プラント“マザーベース”だ。このマザーベースが,本作で最も重要なファクターとなる。
マザーベースでは紛争地帯へ傭兵部隊を派遣する“OUTER OPS”や,武器・アイテムの研究開発などが行えるのだが,そのためには“実戦部隊”や“研究開発班”といった各担当部署へと兵士を配属する必要がある。配属される兵士の合計能力値が高ければ高いほど,各担当部署のレベルが上がってGMP(資金)の獲得量が増えたり,より強力な兵器が開発できるようになったりするのだ。
では,その要となる兵士はどのようにして集めればいいのか? そこで登場するのが,人員を回収・護送する“フルトン回収システム”だ。なんと,ミッション中に睡眠や気絶,ホールドアップ状態にした敵兵士をフルトンで拉致……じゃなくて回収し,MSFの戦力として組み込むことができるのである。なかには回収後も,敵意丸出しの頑固者がいるが,そういうヤツもしばらく営倉にぶち込んでおけば,やがて従順な部下となる。一体どのような拷も……じゃなくて丁重なもてなしを受けているのかは,深く考えないほうがよさそうだが,とにかくそうやって,マザーベースをどんどん発展させていくことができるのだ。
マザーベースの育成は非常に中毒性が高く,戦略シミュレーションが好きな人ならばハマること間違いなし。苦手な人でも“AUTO ASSIGN”を実行すれば自動的に兵士を割り振ってくれるので安心だ。
最大4人によるCO-OPSも本作の目玉。CO-OPS専用の武器やアイテムも存在するのでぜひ一度はマルチプレイを楽しんでもらいたいところだ。一人が移動,もう一人が砲塔の操作を担当する“ダンボール戦車”は,非常にシュールかつ強力なので必見!
また,「モンスターハンター」とのコラボミッションは比較的高難度なので,マルチプレイ推奨だ。“リオレウス”や“ティガレックス”,そして本作オリジナルのモンスター“ギアレックス”に近代兵器で立ち向かうという,男のロマン溢れるシチュエーションに燃え上がろう。モンハン同様,素材を集めていくといいことがあるかも……?
世界的な人気に胡坐をかかず,冒険的に新システムを多数導入して“タクティカル・エスピオナージ・アクション”から,“タクティカル・エスピオナージ・オペレーション”へと進化した「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」。文句の付けようがない傑作に仕上がっているので,まだ遊んでいないというファンはもちろん,シリーズ未体験の人にもぜひ挑戦してもらいたい。セイ,ピース!
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