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RTX 40シリーズを搭載したMSI製ゲーマー向けノートPCが国内発売。16インチ級と14インチ級の薄型モデルに注目だ
本稿では,MSIが開催した報道関係者向け説明会で披露された実機の中から,とくに注目すべき製品を紹介したい。
新たなる薄型モデル Stealth 16とStealth 14
今回発表となった製品で,とくにMSIが力を入れているのは,日本国内でも人気の薄型モデル「Stealth」シリーズの新製品「Stealth 16 Studio A13V」(以下,Stealth 16)と「Stealth 14 Studio A13V」(以下,Stealth 14)だろう。Stealth 16は4月,Stealth 14は3月後半発売の予定である。
16インチ級モデルのStealth 16は,筐体にマグネシウム合金を採用することで,厚さ約19.95mm,約1.99kgという薄型軽量ボディを実現したのが特徴だ。
MSIによると,前世代製品の「Stealth GS66 12U」では,重量が約2.1kgだったのだが,2kg未満を求める日本からのフィードバックを受けて,2kg未満を実現したそうだ。
GPUは「GeForce RTX 4070 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4070)/「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4060)搭載した2モデルを用意しており,一方,CPUにはノートPC向け第13世代Coreプロセッサの「Core i9-13900H」,または「Core i7-13700H」を採用する。
冷却機構には,MSI独自の「Cooler Boost 5」を採用しているが,新製品では改良を加えて冷却能力を強化しているという。たとえば,CPUとGPUをヒートパイプで連結して,まとまったひとつの熱源として冷却ファンへ伝えるシェアヒートパイプに,CPUとGPUの熱を個別に伝えるヒートパイプを組み合わせた構造は,新製品で初めて採用したとのこと。これにより,薄型ボディでも高性能かつ発熱の大きなCPUやGPUが搭載できるわけだ。
ディスプレイは,解像度3840×2400ドットで,最大リフレッシュレート120Hzと,解像度2560×1600ドットで,最大リフレッシュレート240Hzという2種類の液晶パネルを用意する。解像度を見ても分かるとおり,液晶パネルのアスペクト比は16:10で,縦方向に若干広い。
一方,14インチ級のStealth 14は,マグネシウム合金製の筐体に加えて,冷却機構にベイパーチャンバーを採用することで,厚さ約19mm,重量約1.7kgの薄型軽量ボディを実現している。
Stealth 14は,GeForce RTX 4070搭載モデルに加えて,GeForce RTX 4060搭載モデル,「GeForce RTX 4050 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4050)搭載モデルをラインナップする。搭載CPUは共通で,Core i7-13700Hだ。
ディスプレイは,14インチサイズで,解像度2560×1600ドット,アスペクト比16:10,最大リフレッシュレート240Hzの液晶パネルを採用するという。
また,製品の展示はなかったのだが,Stealthシリーズには,15インチ級の「Stealth 15 A13」も存在する。こちらはディスプレイパネルが15.6インチサイズで,解像度3840×2160ドット,最大リフレッシュレート120Hzのみとなる。GPUはGeForce RTX 4060,またはGeForce RTX 4050で,CPUは「Core i7-13620」だ。
性能重視の大型ノートPC
Titan GT77 HX 13,Raider GE78 HX 13
性能重視の製品として「Titan GT77 HX 13」と,「Raider GE78 HX 13」を紹介しよう。
Titan GT77 HX 13は,17.3インチサイズで,解像度3840×2160ドット,最大リフレッシュレート144Hzの液晶パネルを搭載したフラグシップモデルである。2023年2月下旬以降に発売するそうだ。
ディスプレイだけでなく,GPUに「GeForce RTX 4090 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4090),CPUに「Core i9-13980HX」を採用しており,フラグシップにふさわしい高いスペックを有する。さらに,MSI独自の「MSI OverBoost ULTRA」によって,CPUの高効率コア8基をすべて,最大5.2GHzで駆動できるそうだ。
そのほかに,低背タイプのCherry MXメカニカルキースイッチを採用したキーボードの採用なども見どころと言えよう。
Raider GE78 HX 13は,eスポーツ向けノートPCの上位モデルだ。2023年2月下旬以降の発売を予定する。
GPUにGeForce RTX 4090,または「GeForce RTX 4080 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 4080)を搭載した2モデルをそろえ,CPUは,Core i9-13980HX,または「Core i9-13950HX」を搭載する。こちらもMSI OverBoost ULTRAが利用できるという。
ディスプレイパネルは,17インチサイズで,解像度2560×1600ドット,アスペクト比16:10最大リフレッシュレート240Hzの液晶パネルを採用する。
ミドルレンジ市場向けの新モデル「Cyborg 15 A12」
ミドルレンジ市場向けのゲーマー向け製品として,新たに15インチ級ノートPC「Cyborg 15 A12」が加わった。製品名にあるように,サイボーグをイメージしたという筐体デザインを採用しており,天面や底面の一部やキーボードの[W/A/S/D]キーがトランスルーセント仕様となっているのが特徴だ。
2023年2月下旬以降の発売を予定する。
GPUはGeForce RTX 4060,またはGeForce RTX 4050と最新世代を採用しているが,製品価格を抑えるために,CPUにはあえてノートPC向け第12世代Coreプロセッサの「Core i7-12650H」,または「Core i5-12450H」を採用するという。
ディスプレイは15.6インチで,解像度1920×1080ドット,最大リフレッシュレート144Hzの液晶パネルだ。
そのほかの新型ゲーマー向けノートPC
そのほかにも発表会の会場に展示していたゲーマー向けノートPCを写真で紹介する。
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