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[E3 2012]期待どおりの面白さ。メックアクションゲーム「Hawken」のプレイアブルデモを体験,プロデューサーインタビューも敢行
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印刷2012/06/08 16:02

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[E3 2012]期待どおりの面白さ。メックアクションゲーム「Hawken」のプレイアブルデモを体験,プロデューサーインタビューも敢行

画像集#001のサムネイル/[E3 2012]期待どおりの面白さ。メックアクションゲーム「Hawken」のプレイアブルデモを体験,プロデューサーインタビューも敢行
 Free-to-Play型メックアクション「Hawken」PC / PS3 / Xbox 360)のプレイアブルデモを,E3会場であるコンベンションセンター近くのLuxe Hotel内に設けられた,特設ルームで体験してきた。なお,このデモは「5対5によるプレイアブルデモ」になっていた。

 メカ好きゲーマーからは大きな期待を受けるHawkenだが,実は一時は開発中止の危機に晒されていたと話すのは,開発を手掛けるAdhesive Gamesのプロデューサー,ジェイソン・ヒューズ(Jason Hughes)氏だ。「PC専用のオンラインゲームなどはやらない」と多くのパブリッシャに却下され,ダメもとでYouTubeに映像を投稿するなどしたところ,ゲーマー達の間で話題となり,Free-to-Play型ビジネスの北米での定着を目指してシアトルで設立されたばかりの新興パブリッシャMeteor Entertainmentの目にとまったという経緯がある。

Adhesive Gamesのプロデューサー,ジェイソン・ヒューズ氏
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 Unreal Development Kitで開発が進められているHawkenは,実際にゲームが始まると十数人の開発メンバーで作られているとは思えない,AAAタイトルのような雰囲気が漂う。
 ゲーム内には,いかにも異世界的なビル群がそそり立つが,砂埃や鉄サビで汚れたような独特の風合いは決して明るい未来ではないことを物語る。この星では資源が枯渇してしまい,人々は生存を賭けて激しい争いを繰り広げているという。殺伐とした世界なのだ。

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画像集#011のサムネイル/[E3 2012]期待どおりの面白さ。メックアクションゲーム「Hawken」のプレイアブルデモを体験,プロデューサーインタビューも敢行
 ゲームが始まるとすぐに気付くのが,そのマニアックなメカの作り込みだ。プレイヤーが利用できる機体には,Light,Medium,Heavyの3機種がある。今回のデモではLightとMediumのみが選択可能になっていたが,どちらもパイプや通風孔,防御シールドのようなものまで細かくデザインされており,メカ好きには堪らないデキとなっている。
 Upper(上部),Middle(中部),Leg(脚部),Arms(腕),Booster(ジェットパック)そしてArmor(アーマー)の6つのパーツを自分の好きなようにカスタマイズできるのはもちろん,プライマリとセカンダリの武器の選択や,ボディペイントなどが「Garage」というウインドウで行えるようになっている。さらに,複数の階層に分かれたOffense,Defense,Movementの3つのスキルツリーなどを加えて,プレイヤーは自分なりのメカをデザインできるようになっているのだ。

画像集#010のサムネイル/[E3 2012]期待どおりの面白さ。メックアクションゲーム「Hawken」のプレイアブルデモを体験,プロデューサーインタビューも敢行

 ゲームが始まると,そのコクピット内部の作り込みにも感嘆するが,ユッサユッサと揺れ動くのはさすがにメック系FPSといったところ。ただし,常に遠方の相手に集中することになるので,この揺れのためにゲーム酔いするということはないように感じた。
 もちろん,メカは人間が移動するほどスピーディに動けるわけではないものの,プレイヤーはブースターを使って飛び上がり,オブジェクトの背後にいる敵にロケット弾を浴びせたり,相手の攻撃をサイドダッシュでかわしたりすることだって可能だ。
 興味深いところでは,ダメージが大きくなると戦線を離脱して,Cボタンを押すことで修復するような機能もあった。あまり銃器を乱射し過ぎるとクールダウンする必要があるものの,白熱したゲームの中でそれが鬱陶しく思えるような場面はなく,開発者達を相手にかなり楽しむことができた。

画像集#004のサムネイル/[E3 2012]期待どおりの面白さ。メックアクションゲーム「Hawken」のプレイアブルデモを体験,プロデューサーインタビューも敢行

 では,短い時間であったものの,ヒューズ氏へのインタビューを行う機会を得たので,紹介しておこう。

4Gamer:
 よろしくお願いします。そもそもHawkenというのは,何の名称なのでしょう?

ヒューズ氏: 
 このゲームに登場する武器の名前なんですよ。

4Gamer:
 チームデスマッチは本当に楽しかったです。ほかにどのようなモードがあるのでしょうか。

ヒューズ氏: 
 ゲームモードは,デスマッチとチームデスマッチ,それから後日詳細を発表する予定の「Siege」モードというのがあります。このSiegeモードは,一方のチームが拠点を守り,もう一方のチームが攻略を目指して戦いを挑むというような遊びで,ゲーマー達が熱狂してくれることを期待しています。

4Gamer:
 Free-to-Play型のオンラインゲームとは思えないような,細かいカスタマイズができますね。

ヒューズ氏: 
 はい。今回お見せしたように,メカのボディや武器だけでなく,迷彩パターンを自由に配色することが可能です。プライマリとセカンダリ武器のロードアウトはプリセットとして複数のコンビネーションを用意していくこともできるので,ゲーム中に相手の戦法を見て変更したいときには,リスポーン中に新しいロードアウトを実装させることが可能です。

4Gamer:
 Free-to-Playということは,アイテム課金を行うのでしょうか?

ヒューズ氏: 
 ええ,現時点では詳しくは話せませんが,デジタルコンテンツを販売する予定です。ただし,良いパーツを購入したからゲームで勝てるようになる,なんてことはしませんのでご安心を。ゲーマーの皆さんには,気軽にアクセスして長く楽しんでもらえるような息の長いエンターテイメントになるよう,ローンチした途端に終わりのゲームではなく,サービスとしてさまざまなアップデートを行う計画です。

4Gamer:
 かなり手の込んだスキルツリーも用意されていますが。

ヒューズ氏: 
 そうですね。本作ではゲームを何度もこなしていくうちにポイントが加算され,それで特定のアイテムをアンロックしたり,スキルに投資したりということが可能なのです。もちろん,そうした熟練プレイヤーだけが有利にならないようなマッチメイキングシステムも用意する予定です。

4Gamer:
 12月12日のローンチが発表されていますが,βテストなどの予定はありますか?

ヒューズ氏:
 ええ,ローンチ前にはオープンβテストも計画しています。日本を含むアジア地域のゲーマーの皆さんにも楽しんでもらえるようなゲームにしたいので,ぜひ楽しみにしてください。

4Gamer:
 ありがとうございました。

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