スクウェア・エニックスは本日(2012年9月6日)付けで,同社が年内に発売を予定している
「HITMAN ABSOLUTION」(
PC /
PlayStation 3 /
Xbox 360)の最新情報を公開した。
今回公開されたのは,本作の主人公「エージェント 47」が駆使する
暗殺でのアプローチの数々だ。変装してターゲットに近づいての暗殺,フグの毒を用いての暗殺,リモコン爆弾による暗殺など,その方法はかなり多彩。プレイヤーは文字通り「手段を選ばず」任務を遂行できるというわけである。
また,ステルスアクションである本作のキモとなりそうな
「インスティンクト」についてもしっかりと把握しておきたいところ。こちらは,
以前お伝えしたとおり,壁越しなど,47が身を隠した状態でターゲットや敵の行動を把握することのできる“透視”のような能力だ。
STORY
47は彼の人生の中で最も過酷な任務をICAから言い渡される。それは、ICAにて長年に渡って彼のオペレーターを務め、任務をサポートしてきた仲間であり、47にとって最も親しい友でもあるダイアナの暗殺依頼だった─。ダイアナ暗殺後、ダイアナに託された最後の依頼を果たすため、また彼女の死の裏に隠された真実を求め、一 人腐敗し狂った世界へと身を投じる。
手段(暗殺方法)は色々。結末はひとつ(─死─)。
ステルスアクションである本作では目的を達成するための手段が沢山用意されている。
今回はひとつのミッションを例にとって、目的を達成するための様々な手段を紹介する。
本ミッションの目的は「チャイナタウン」を牛耳る「キング・オブ・チャイナタウン」こと「キング」を暗殺すること。47はある目的のため裏社会の情報屋「バーディ」にコンタクトを取り、情報提供を求める見返りに「キング」の暗殺を請け負うことになる。
伝説の暗殺者「エージェント47」華麗なる7つの暗殺
本ミッションのターゲット「キング」はとある人物と密会するためチャイナタウンの広場に現れるという。そこで47はチャイナタウンへと足を運ぶ。
様々な屋台が立ち並び、多くの人々が行き交う活気溢れるチャイナタウン。マップ毎に異なるこうした環境はただの風景ではなく47が暗殺を遂行する際の重要な条件となる。
射殺、刺殺、撲殺、絞殺、毒殺、爆殺…あなた好みにさようなら。
つまらない暗殺
ターゲットである「キング」は買収した警官に周囲を護衛させている。不用意に近付けば警戒度が上がり、攻撃を受ける事に。ターゲットや敵対する相手を銃や格闘によって全員排除することも可能だが、これでは一流の暗殺者とは言えない。一流の暗殺者は静かに、そして華麗にターゲットを排除しなければならない。
おしゃれに暗殺
ヒットマンシリーズ最大の特色である「変装」。変装するためには、変装したいコスチュームを身に付けている相手を気絶させるか、殺してそのコスチュームを奪う必要がある。
ターゲットの密会相手はどうやら麻薬の売人らしい。セキュリティの目の届かない場所でこの売人を仕留めコスチュームを奪い、密会相手に変装した47。これで周囲に警戒されることなく、ターゲットに近付けるようになる。
ターゲットは変装した47を疑うことなく、取引のために後をついてくるようになる。そこで売人のアジトへと誘導し、誰にも見咎められることなくターゲットを暗殺完了。暗殺方法は銃殺、絞殺、撲殺、刺殺と手にしている武器や周囲のオブジェクトを用いてお好みで。
オーガニックな暗殺
屋台の売り子に変装した47。どうやらこの屋台では「フグ」を提供しているらしい。本作はこうした一見すると暗殺とは無関係に見えるオブジェクトにも干渉することができる。「フグ」からは「フグ毒」を入手することができる。
密売人との取引を終え腹を減らしたらしいターゲットは屋台を回り周囲の散策をはじめる。先回りした47はターゲットの注文した料理にフグ毒を仕込む…。料理を口にしたターゲットはもがき苦しみやがて死ぬが、死因がわからないため47は怪しまれることはなくその場を離れることができる。
ハリウッド的暗殺
ターゲットが大事にしている高級車に爆発物を仕掛ける47。その後車に搭載されている警報装置をあえて作動させアラームを鳴らすことでターゲットをおびき寄せる。
離れた場所からターゲットが車に近付くのを待ち、リモコンで爆弾を爆発させる。暗殺方法としては派手だが、47の仕業だと誰にも気づかれることなく暗殺完了。
伝統的な暗殺
最も暗殺者らしい方法といえば、遠隔からのスナイプだろう。ターゲットの行動パターンを把握し、スナイプに適した場所を見つけよう。愛用の二丁拳銃以外の武器は現地調達が基本となるため、武器を見つける必要もある。
スマートな暗殺
環境を利用した暗殺方法もお勧めだ。人気のない場所で静かに暗殺した場合でも、死体が発見され、他殺の証拠が見つかると騒ぎがおきることも。ターゲットを直接仕留めるのではなく、周囲の環境を利用し事故死に見せかけることでより安全にターゲットを始末できる。写真はターゲットが用を足している所を狙って頭上のオブジェクトを撃ち落とし事故死を装うシーン。
エコロジーな暗殺
ターゲットの行動パターンを把握してしまえば、身一つでターゲットを暗殺することも可能だ。ターゲットが人気の無い場所へ移動した隙を狙って背後から絞殺すれば最も静かにターゲットを暗殺することができるだろう。また残弾が心許ない場合にも活用できる。
死体が見つかると騒ぎが起き、警戒度があがってしまう。警戒度があがると普段は怪しまれない行動にも目をつけられるようになってしまう。死体はゴミ箱やロッカーなどに隠すことができるので、上手く利用しよう。
ターゲットは勿論、麻薬の密売人や警官、そして群衆に至るまでそれぞれ別々の思考を持ち、独自の行動パターンを持っている。その行動パターンを把握して先回りすることは勿論、47が何らかの形で介入することで行動パターンそのものを変えることができ、それらを上手く利用することで静かに、そして華麗にターゲットを暗殺することができる。
また、武器や様々なオブジェクトは単体で暗殺の道具となるものもあれば、それだけでは殺傷能力を持たないものもある。これらは組み合わせることで思いもかけない効果を生み出すことがある。プレイヤーはこれらを自由に組み合わせて、自分好みの方法で暗殺を遂行することができる。
「インスティンクト」
エージェント47の研ぎ澄まされた直観は、ゲーム内では「インスティンクト」と呼ばれ、ステルスアクションである本作には欠かせない重要なシステムのひとつとなっている。
インスティンクトを発動すると、プレイヤーは最高の暗殺者であるエージェント47の視点で世界を感じることができるようになる。具体的には、47が持ついくつかの特殊な能力をインスティンクトひとつで使えるようになる。インスティンクトを上手く使いこなすことで、さらに一流の暗殺者に近付くことができるだろう。
インスティンクトを発動すると、ターゲットや敵対するキャラクターが赤くハイライトされる。これらは壁越しでも効果があるため、隠れた場所からターゲットや敵の行動を把握することができる。
また干渉できるオブジェクトは黄色くハイライトされる。オブジェクトには様々な使い道が用意されているので、状況に応じて上手く活用しよう。