スパイクは本日(2011年12月2日),同社が12月17日に発売を予定しているPlayStation Vita用ステルスアクション
「忍道2 散華」の最新情報を公開した。今回は,本作でプレイヤーが駆使できる忍術,
「風黒羽」(ふくろう)と,
「斬刻」(ざんこく),さらに登場キャラクターの情報が届いているので,さっそくお伝えしよう。
「風黒羽」は,主人公ゼンが使用可能な,音もなく空中を自由に滑空できる忍術。オープンワールドの高低差を利用して,高所から一気に目的地へと潜入できる“ムササビ”ライクな技だ。見張りの死角をうまく突けるかどうが,この技を使いこなすキーポイントとなるだろう。
伝説の忍びが編み出した空翔ける忍術「風黒羽(ふくろう)」!!
飛鳥忍者の中でも、特に小柄で体術に優れた忍だけが使いこなしたという、天翔ける忍術【風黒羽】。この幻の技が風華忍者の基本技能“風読み”によって甦る。
プレイヤーが隠密行動をとる宇高多の地には、侵入者を排除するために造られた外壁門や聳える天守閣といった通常の人間では越えることが不可能な高俊な建造物が多く存在する。任務遂行のためにはそれらを越える必要が出てくるのだが…。
今回はゼンの新アクションである「風黒羽(ふくろう)」を紹介。
風を読み音も無く自由に滑空できる風黒羽を使えば、見張りに気付かれることなく一気に目的地まで詰め寄ることができる。
新しく用意されたステルスアクションとオープンワールドの高低差を利用することで潜入の幅が広がるとともに、敵から身を隠し任務を有利に進めることが可能となるのだ。
高所からジャンプし風黒羽で滑空。空を翔けることで自由度が広がる。 |
見張りの死角を突くことで、無益な戦闘をせずに潜入することもできる。 |
オープンワールドの世界を自由に駆け抜けられる忍者アクションとして、前作に登場した「鉤鎖」も登場。鉤鎖を利用すれば、越えることができないと思われた建造物の屋上に一気に跳び移ることが可能だ。
敵に見つかった際に鉤鎖で屋根に跳び移れば逃亡の手助けにもなる。 |
侵入者を拒む堅牢な門も鉤鎖で跳び越えれば容易に潜入できる。 |
一方の「斬刻」は,敵に迫りつつ時間を止め,敵を一瞬で仕留める大技だ。任務中に溜まっていく「斬刻ゲージ」を消費して発動し,画面に表示されるコマンドを時間内に入力することで,ダイナミックなアクションで敵を倒すことができる。
複数の敵を同時に選択して一気に殲滅できるため,爽快感も高そうだ。
ちなみに「忍道」シリーズにおいて本作で初の実装となる斬刻については,公式サイトの開発日記で
「斬刻というシステムが産まれるまで」というエントリーが掲載されている。こちらで斬刻を実装するに至った経緯が語られているので,その設計思想を知っておくのも面白いだろう。
刻を斬り一瞬で仕留める「斬刻」(ざんこく)を駆使し、血華を咲かせろ。
【斬刻】は、幻術を禁忌とする飛鳥の里では継承者がおらず、伝承にのみ残る術であった。幻術を得意とする風華の里に育ったゼンは、瞬く間にこれを習得する。
「斬刻」は画面内に表示されている敵であれば、ある程度距離が離れていても発動できる。 |
「斬刻」は複数の敵を同時に選択して、一度に片づけることも可能。 |
なんと本作には前回紹介した「血祀殺法」のほかに、更なる戦闘アクションが用意されていた。それが、相手の時の流れを止め華麗に葬り去る「斬刻」だ!画面下部中央に表示されている「斬刻ゲージ」を消費することで発動できる斬刻。ゲージが溜まった状態で△ボタンを長押しすると斬刻モードに移行。表示されるコマンドを時間内に入力できると、ダイナミックなアクションとともに敵を仕留めてくれるのだ!斬刻ゲージは消費しても任務中に自動回復していく。これを利用することで、アクションが苦手なプレイヤーでも簡単に敵を沈めることができるぞ。
さらに斬刻は、複数の敵を同時に選択し連続で殲滅することも可能。その場合は次々に表示されるコマンド入力を成功させる必要があるが、成功したときの爽快感は計り知れない!
ゼンの斬刻アクションはバリエーション豊富! 難局を華麗に斬り抜けろ!! |
「斬刻」の流れを連続画面写真で解説!
【壱】斬刻モードに移行すると画面は白黒になりコマンドが表示される。敵がこちらを振り向く前に入力するのだ! |
【弐】コマンド入力が成功すると斬刻アクションが発動。地形を利用した華麗なアクションで敵の眼前に迫る! |
【参】ゼンの存在に気付く間もなく喉を掻き斬られる見張り番。しかしゼンの攻撃はこれだけでは終わらない。 |
【四】敵を軸にしダイナミックに回転するゼン。遠心力を利用して、さらに斬りつけていく! |
【五】飛び散る血飛沫!一連のアクションは忍びならではの身軽さとスピードで華麗に展開する! |
【六】最後に関節を砕き音も無く完全に絶命させるゼン。ステルスアクションが苦手な人も簡単に繰り出せるぞ! |
さて本日は,主人公のゼンと,その脇を固める登場キャラクター
「爪紅のサン」「黒鷹のザジ」の情報も届いているので,こちらも合わせてチェックしておこう。
「火祭のゼン」CV:三木眞一郎
世話になった…借りはいつか返す。
時は室町後期―― 。
一条家の統べる小国・宇高多を巡り、隣国の赤目家、
新興寺社勢力の阿無璃他により引き起こされた“宇高多の乱”。
あれから束の間の平穏を取り戻したかに見えた宇高多は、
新たな戦火に包まれようとしていた。
一条家の譜代である風天家の家督を継いだ風天寅三郎久秀が、
東の大国・芳穣家を後ろ盾として謀反に及び、
それに呼応するかのように、阿無璃他も再び決起したためである。
時を同じくして、ひとつの忍の里が消滅した。
風華忍者―― 同胞の裏切りにより、一夜にして消えた忍衆。
その業火にすべてが焼失したと思われた中、
ただひとり、辛くも一命を取り留めた者がいた。
その忍び名を“火祭のゼン”という。
業火に包まれた里から逃げ延びた瀕死だったところをザジに救われ一命を取り留めるゼン。顔に傷を負わせ、同胞を皆殺しにした裏切り者への復讐を果たすため、陰謀渦巻く戦火に身を投じることとなる。
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「爪紅(つまくれない)のサン」 CV:早見沙織
ゼンは私が守る…
一命を取り留めたゼンの前に現れた風華のくのいち。ゼンの幼馴染でもある。
焼失した風華の里の生き残りは己だけと思っていたゼンは彼女の姿を見つけて安堵するのだが…。
「黒鷹のザジ」CV:小西克行
何のために生きるのか、己の生き様を決められるのはお前だけだ。
飛鳥忍者の頭領。瀕死のゼンを助け、飛鳥の里の忍としてかくまう。復讐に燃えるゼンの姿に過去の自分を重ね、助力と助言を行う。面倒見がよく、仲間を失くしたゼンにとって頼れる存在となる。
※「忍道 戒」では主人公・ゴウの兄弟子として登場。