企画記事
アクションRPGの金字塔「イース」生誕25周年。四半世紀にわたって続くシリーズの歴史を振り返ろう
1987年に「イース」シリーズの第1作が発売されてから,今年(2012年)で25年という節目を迎えた。今でこそアクションRPGの代名詞的存在となっているイースだが,その歴史は最大8色表示の8bitパソコンから始まっている。現在のPCや家庭用ゲーム機の環境からは想像もできないような世界かもしれないが,それだけの月日が流れていようともイースの人気は衰えることを知らない。
イースシリーズの時間軸 | |
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時代 | 作品 |
Iより700年前 | イース・オリジン |
↓ | |
アドル17歳 | イースI |
↓ | |
(イースの直後) | イースII |
↓ | |
アドル18歳 | イースIV |
↓ | |
アドル19歳 | イースIII |
↓ | |
アドル20歳 | イースV |
↓ | |
アドル23歳 | イースVI |
↓ | |
アドル23歳 | イースSEVEN |
・ ・ ・ |
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アドル63歳 | 北極点を目指して旅立ち,行方不明となる |
時代の流れに合わせてスーパーファミコン,PCエンジン,Windows,PSPとさまざまなプラットフォームでシリーズを展開し,9月27日には25周年記念作品としてPS Vitaをプラットフォームとする「イース セルセタの樹海」が発売されたばかり。さらに,2012年冬には5人の豪華執筆陣が参加する「イース トリビュート」の刊行も予定されている。黎明期から今日まで,そのブランドを守り続ける作品というのは少ない。
ナンバリングタイトルは,「イース・オリジン」も含めれば8作におよび,さらに他機種への移植やリメイクなども含めると,その数は優に30を超えるほどだ。それだけ多くの人の目に触れた赤毛の青年アドル・クリスティンの冒険譚は,この25年間,プレイヤーにたくさんの勇気と希望を与えてきたに違いない。
だがこれだけ息の長いシリーズともなれば,最近の作品しか知らないという人も多いはず。なんといっても25年。たとえば1作めを15歳の時にプレイしていたとすると,その人は今40歳になっているわけで,さらにその子供がPSPやPS Vitaでイースをプレイしていてもまったくおかしくはない。そう考えると,なにやら感慨深いものがある。
本記事ではイースシリーズの作品紹介と共に歴史を振り返っていくので,昔からのファンは当時を懐かしみつつ,ファンになって日が浅いという人はイースをより身近に感じてもらうため,ご一読いただければと思う。
なお,文中では便宜上,「イース・オリジン」「イースSEVEN」を除く各作品を基本的に「イースI」「イースII」のように表記している。正式名称については必要に応じて適宜使用しているほか,作品解説の下に初出時のデータを付記しているので,そちらも参照していただければ幸いだ。
「イース セルセタの樹海」公式サイト
4Gamer「ノベライズの“新地平”」特設サイト
最前線「ノベライズの“新地平”」特設サイト
イースI
アクションRPGというジャンルを世に根付かせた歴史的作品●ストーリー
●作品解説
魔物に体当たりするだけというシンプルな戦闘システムを始めとして,ゲーム全体がテンポよく進んでいく点も当時としては珍しく特徴的。この時代のゲームは難しければ難しいほど歓迎されるマニアックな風潮に包まれていたが,それを一気に払拭し,その後のRPGの方向性にも多大な影響をもたらしている。
1998年にはハードウェアの進化に伴い,大幅にリニューアルを施した「イースエターナル」を発売。グラフィックスやサウンドといった演出面の強化を始めとして,ストーリーにもいくつかの補完がなされた。現在は続編とセットになった「イースI&IIクロニクルズ」(PC/PSP)として発売されている。
初出作品の発売日と対応機種 | ||
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タイトル | 発売日 | 対応機種 |
イース | 1987年6月 | PC-8801mkIISR以降,PC-9801シリーズなど |
イースエターナル | 1998年4月 | Windows 95/98 |
イースII
オープニングが話題を呼び,シリーズ人気を確たるものとした続編●ストーリー
●作品解説
まず当時のプレイヤーに衝撃を与えたのはオープニングだろう。ダームとダレスの重い会話から始まり,一転して流れ出す名曲「TO MAKE THE END OF BATTLE」。アドルがダームの塔の頂上で光に包まれ,イースへと飛ばされていく様子がアニメーションを交えつつ展開。リリアが振り向くシーンを見たくて何度もオープニングを眺めたという人も多いはずだ。
この頃,スタート画面一枚のみですぐにゲームが始まるような作品がほとんどだったことを考えると,イースIIが演出面でどれだけ抜きん出た存在だったかがうかがえるだろう。ゲーム本編のシステムは基本的に前作を踏襲したものとなっているが,魔法を使った戦闘やギミックも用意され,RPGとしての楽しさがより深まっている。
2000年には大幅なリニューアルを施した「イースIIエターナル」を発売。こちらもグラフィックスやサウンドが大幅に強化された。現在は,前作とセットになった「イースI&IIクロニクルズ」(PC/PSP)として発売中だ。
初出作品の発売日と対応機種 | ||
---|---|---|
タイトル | 発売日 | 対応機種 |
イースII | 1988年4月 | PC-8801mkIISR以降,PC-9801シリーズなど |
イースIIエターナル | 2000年7月 | Windows 95/98/2000 |
イースIII
システム一新,サイドビューへと変貌を遂げてアクション性重視に●ストーリー
8年ぶりに故郷に戻ったドギは幼馴染みのエレナと再会し,彼女の兄であるチェスターの様子がおかしいことを知る。チェスターはフェルガナ地方を治めるマクガイア伯のもとで不穏な動きを見せており,魔物の出現もそれが原因のようだ。アドル達はチェスターの暴走を食い止めることができるのか……。
●作品解説
またファンの間で有名な「エレナ最強説」だが,本作の終盤,バレスタイン城でアドルが必死に魔物と戦って切り抜けてきた道のりを,ヒロインのエレナが単身で追いかけてくるシーンがあり,これが発端となっている。
2005年には,このイースIIIを完全リニューアルした「イース -フェルガナの誓い-」(PC/PSP)が発売。エターナルシリーズのシステムをさらに洗練させ,シナリオにも調整が施された。オリジナル版にはなかった魔法の要素も組み込まれ,腕輪を付け替えることで火・風・地の属性を使い分けられる。
ちなみに最高難度のinfernoモードをクリアすると,設定画面に出てくるエレナが「ついに私の強さを凌駕してしまいましたね…」と言ってくれるのだが,これはオリジナル版でのエレナ最強説を受けたファンサービス的なもの。こうした遊び心も忘れないところが,ファンを惹きつけ,シリーズを25年以上続けていく秘訣なのかもしれない。
初出作品の発売日と対応機種 | ||
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タイトル | 発売日 | 対応機種 |
WANDERERS FROM Ys | 1989年7月 | PC-8801mkIISR以降,PC-9801シリーズなど |
イース -フェルガナの誓い- | 2005年6月 | Windows 95/98/2000/Me/XP/Vista |
イースIV
シリーズ4作めは初の家庭用ゲーム機作品として登場●ストーリー
1993年に発売された「イースIV MASK OF THE SUN」と「イースIV The Dawn of Ys」は,こうした基本的なストーリーは同じなのだが,それぞれ独自の演出が加えられており,その展開と結末は異なるものとなっている。
●作品解説
イースシリーズ初の家庭用ゲーム機オリジナル作品。イースIIIで一度はサイドビューへと変貌を遂げたが,イースIVでは従来の見下ろし型に戻され,体当たりによる攻撃も復活。また魔法剣や,宝石による魔法強化の要素など,後のシリーズに影響を与えているシステムが多く見受けられるのも特徴だ。
同じイースIVでありながら機種ごとに副題が異なっているのは,日本ファルコムがシナリオ原案を用意し,それをベースにスーパーファミコン版をトンキンハウス,PCエンジン版をハドソンが制作を手掛けたから。それぞれに独自の演出が加えられた結果,システムやゲーム展開の異なる2作品が発売されるという珍しい現象となった。当時はメガドライブ版の発売予定もあったが,残念ながらこちらは開発が中止されている。
このようにシリーズの中でも異色の存在となっていたイースIVだが,セルセタの樹海を舞台としたアドルの冒険譚がついに本家日本ファルコムによってゲーム化。イース25周年記念作品と銘打ち,「イース セルセタの樹海」として9月27日に発売された。アドルが記憶喪失に陥っているなど,冒頭からオリジナル作品には見られない展開となっており,すでにスーパーファミコン版やPCエンジン版をプレイしている人でも新たな気持ちで楽しむことができる。
初出作品の発売日と対応機種 | ||
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タイトル | 発売日 | 対応機種 |
イースIV MASK OF THE SUN | 1993年11月 | スーパーファミコン |
イースIV The Dawn of Ys | 1993年12月 | PCエンジン |
イース セルセタの樹海 | 2012年9月 | PlayStation Vita |
■イースの外伝的作品達
アドルの冒険とは直接的な関わりはないが,イースシリーズの世界観をベースとしたオリジナル作品も存在する。1つはニンテンドーDS用の「イース・ストラテジー」。国家間の戦争を題材としたリアルタイムストラテジーで,マーベラスエンターテイメント(現マーベラスAQL)から2006年3月に発売された。
「YS Online 〜古代シーマの鼓動〜」(PC)より
そしてもう1つは「YS Online 〜古代シーマの鼓動〜」。こちらはMMORPGで,2007年11月に韓国で正式サービスがスタート。2009年4月〜2011年10月まで日本でも運営が行われていたが,現在はどちらもサービスを終了している。このほか,GREEやiモードでもイース関連作品に触れることができる。
イースV
I〜IVの要素を融合した,以降のシリーズの原点ともいえる作品●ストーリー
盗賊イブール一家の一員としてアドルの前に立ちはだかるテラは,イースVIのヒロインの1人でもある。どのような経緯でアドルを慕うようになったのかも描かれているので,本作をプレイしていればイースVIでの感情移入度もいっそう高まるだろう。
●作品解説
ちなみにオリジナルのスーパーファミコン版では相棒のドギがいっさい登場しないのだが,2006年に発売されたPS2版の「イースV -Lost Kefin, Kingdom of Sand-」ではシナリオに変更が加えられ,ドギも最初からアドルと共にサンドリアへやってくるようになっている。有翼人も物語に絡み,シリーズを通してのストーリー調整がなされているため,もしこれからプレイするのであればPS2版をオススメしたい。
初出作品の発売日と対応機種 | ||
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タイトル | 発売日 | 対応機種 |
イースV 失われた砂の都ケフィン | 1995年12月 | スーパーファミコン |
イースVI
イースの歴史を一つの線としてつなぐ,有翼人の謎に迫った物語●ストーリー
カナン諸島へと流れ着き,砂浜に打ち上げられるアドルであったが,それを見つけて介抱してくれたのは長い耳と尻尾を持つレダ族のオルハだった。アドルはこの島に住むレダ族に力を貸す中で,イースの歴史に深く関わる有翼人の伝承に触れていくこととなる。
●作品解説
これまではアドルの冒険の一端を切り取って作品化していた印象が強かったものの,このイースVIによって過去のシリーズが統括され,しっかりとしたイースの世界設定が確立された。有翼人の残したエルディーン文明と,それによってもたらされたエメラスやナピシュテムの匣の存在は,とくにイースI,イースII,イースIVと密接なつながりを見せる。イースIVでは有翼人最後の生き残りとなるエルディールも登場していたが,このあたりの関係性が「イース セルセタの樹海」ではどのようにリファインされるのかも,要注目だ。
初出作品の発売日と対応機種 | ||
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タイトル | 発売日 | 対応機種 |
イースVI -ナピシュテムの匣- | 2003年9月 | Windows 95/98/2000/Me/XP/Vista |
イース・オリジン
舞台はダームの塔。イースの根源と魔王ダーム誕生の秘話が明かされる●ストーリー
●作品解説
ゲームの舞台は全編を通じてダームの塔内部となり,地上から上階を目指して女神の捜索を行っていく。3人の主人公はそれぞれ特徴が異なっており,ユニカは斧による近接攻撃型,ユーゴは魔法による遠距離攻撃型で移動が遅め,鉤爪の男は文字どおり鉤爪を使った近距離攻撃を得意とし,素早い攻撃や移動ができる。こうしたそれぞれの長所短所を理解しながら,魔物と対峙していかなくてはならないのだ。
この3人はゲームの途中で入れ替わったりするわけではなく,スタート時にいずれかを選択して,シナリオクリアまで1人を使い続けることになる。そして真のエンディングを迎えるには鉤爪の男のシナリオクリアが条件となるため,1人ぶんクリアしたからといって満足するわけにはいかない,というのが悩ましくもあり,楽しくもあり。
初出作品の発売日と対応機種 | ||
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タイトル | 発売日 | 対応機種 |
イース・オリジン | 2006年12月 | Windows 98/2000/Me/XP/Vista |
イースSEVEN
アルタゴの五大竜の謎に迫る,ファン待望のエピソード●ストーリー
●作品解説
1987年に発売されたイースIのマニュアルに,アドルの冒険の一つとして,すでに「アルタゴの五大竜」が記載されていたことは,往年のファンならばご存じだろう。その魅惑的な響きから,このエピソードがいつゲーム化されるのかと待ち望む声も非常に多かったのだが,22年の時を経てその願いは叶えられたことになる。
本作最大の特徴は,シリーズで初のパーティバトルが導入された点だろう。アドルを含め最大3名でパーティを組めるようになっており,その中の1人をプレイヤーが選択して操作する形だ。キャラクターごとに「斬撃」「打撃」「射撃」といった攻撃属性が決まっているので,戦う相手によって操作キャラクターを変更することも攻略のカギ。操作しないキャラクターは自動で戦闘に参加し,便利なことにアイテムの回収なども行ってくれる。
時代の流れに沿う形で,2006年からPSP用ソフトも手掛けるようになった日本ファルコムだが,本作が発売されるまでは「ヴァンテージマスター」や「ぐるみん」などの移植作品がほとんどであった。しかし2009年になると家庭用ゲーム機にも本腰を入れ始め,その証としてオリジナル作品となる「イースSEVEN」がPSP版先行で送り出された。後発のPC版は現時点で中国のみの発売となっているため,日本での選択肢は実質PSP版のみに限られている。
初出作品の発売日と対応機種 | ||
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タイトル | 発売日 | 対応機種 |
イースSEVEN | 2009年9月 | PSP |
イースの世界をより深く理解するために
知っておきたいキーワード
・イース王国
・イースの書
黒真珠とクレリアが織りなすイース王国の栄光と衰退の歴史をつづった書物。神官の家系に属するトール・ファクトがほかの神官達と共に書き記した。6冊の本を集めた者は平和を導く指導者として,天空のイース王国へ送られる。
・エレシア大陸
イースI〜イースIVまでの冒険の舞台となっている大陸。ファンタジー世界の物語ではあるが,設定としては現実の世界地図がベースとされる。エレシア大陸のモデルはユーラシア大陸だ。
・アフロカ大陸
イースVの舞台となるサンドリアや,イースSEVENの舞台となるアルタゴがこの大陸に位置している。こちらはアフリカ大陸がモデルだ。
・エウロペ地方
エレシア大陸の中でも中心的な地方。強大な軍事力を誇るロムン帝国が君臨している。アドルの故郷もこの地にあり,北部にはドギの故郷であるフェルガナも存在する。
・セルセタ地方
・アルタゴ公国
アフロカ大陸のやや西側に位置する,カイマール公王が治める国。少数精鋭の竜騎士団を揃え,軍事面にもスキがない。交易が盛んではあるが,中心地では貧富の格差が広がっており,加えて巨獣の出現,難病といわれるイスカ熱の拡大など,情勢に不安を抱えている。
・ロムン帝国
エレシア大陸の中でも指折りの軍事力を誇る強大な国家。イースIVではセルセタへ侵略,イースVIでは財宝を奪うべくカナン諸島へも侵攻している。また,アルタゴとも交戦状態にあったが,イースSEVEN時点では停戦状態となっている。
・有翼人
・エルディーン文明
イース王国やセルセタ王朝の源流となる先史文明。アトラス大陸において有翼人が築いたもの。エメラスという物質を作り出して栄華を極めたが,ナピシュテムの匣の暴走によって,大陸は海に沈んでしまった。
・エメラス
有翼人が生み出した強靭な構造を持つ結晶質の繊維。エメルを精製することで作り出される。基本的には無色だが,精製方法によって青,赤,黄,白,黒に変化し,色ごとに特殊な力が備わっている。とくに白と黒のエメラスはその力が大きく,人間達には製法が伝えられていない。
・ナピシュテムの匣
自我を持つ黒エメラスの塔。アトラス大陸を海面上昇から救う目的で建設された気象制御装置だったが,黒エメラスの力を欲する一部の人間が匣を暴走させてしまった。その結果,数千年もの間,カナンの大渦を発生させることになる。
9月27日には最新作となる「イース セルセタの樹海」も発売された。イースSEVENのパーティバトルを継承しつつ,スキルによる攻撃も豊富に用意され,迫力と楽しさがパワーアップ。PlayStation Vitaのタッチパネルを活かした謎解きも加わって,より深く冒険気分が味わえる。さらになんといっても,イースIVのシナリオが日本ファルコムの手でゲーム化されたという点に,ファンは最大の魅力を感じるのではないだろうか。
シリーズ全体を通してエルディーン文明を語るうえで,イースIVの存在は欠かせないものであるが,もはやスーパーファミコン版とPCエンジン版の違いや矛盾などを語る必要もない。イースIVの真実を知りたければ,「イース セルセタの樹海」をプレイすればよいのだから。
これからシリーズが30年,35年と続き,1つでも多くの冒険譚がゲーム化されることを,ファンの一人として願わずにはいられない。
「イース セルセタの樹海」公式サイト
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最前線「ノベライズの“新地平”」特設サイト
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- PS Vita:イース セルセタの樹海
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- RPG
- アクション
- CERO B:12歳以上対象
- ファンタジー
- 日本ファルコム
- ノベライズの“新地平”
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- ライター:梅本ゆきたか
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