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“手描き”で楽しむソーシャルアプリ「テガキモンスター」が配信開始。ワクワクさんも登場した「ワクワク元気にテガキモンスター発表会」をレポート
そのため,ユードーが開発するタイトルも音楽関連のものが多いのだが,ニンテンドーDS用ソフト「健康測定」のような,いわゆる知育ソフトを手がけている。なお,このソフトはドラッグストアで販売された実績を持つのだが,その営業も南雲氏自身が行ったそうだ。
2008年以降,ユードーの活動はiPhone/iPod touch/iPadアプリの開発にシフトしていく。ユードーは大ヒットした2009年の「Piano Man」を筆頭に,音楽系を中心としたさまざまなアプリをリリースしており,今やユーザー数は全世界累計で1000万人にも及ぶとのことである。
そうした成果から,やがて南雲氏やユードーのスタッフの間で「誰もが知っているようなゲームやアプリを出そう!」という思いが強くなり,今回,「テガキモンスター」の企画・開発に至ったのである。
あらためて説明すると「テガキモンスター」は,プレイヤーがiPhone/iPod touch/iPadのタッチパネルに自由に描いたモンスターを使い,バトルに勝利していくことで進行するゲームである。モンスターの強さや属性はイラストに応じて自動的に設定されるが,イラストを描く時間は当初120秒に制限されている。モンスターが勝利を重ねてレベルアップすると制限時間が追加され,イラストにディテールを描き加えることで強化ができる。
またモンスターはアイテム「シール」を使っても強化できる。シールは合成してより効果を強められるが,強力なものほど合成に失敗する可能性も高まる。
そうやって強化したモンスターを使い,プレイヤー同士でネットワークを介した対戦もできる。個人戦はもちろんだが,ゲームにはSNSの要素が用意されており,そこで知り合った仲間とともにチーム戦を楽しむことも可能となる。
発表会の後半には,ゲストとして久保田雅人さんが登場した。久保田さんは,NHK教育テレビ「つくってあそぼ」に「ワクワクさん」として出演し,身近な材料を使ったさまざまな工作を披露しているが,会場でも新聞紙を丸めて鉄砲を作ってみせた。
また久保田さんは,モンスターのイラストをプレイヤー自身が描くという「テガキモンスター」の大きな特徴が,自身の工作に対するスタンスに似ていると述べ,重要なのは上手下手ではなく,創意工夫や愛情であると話していた。
「ワクワクさん」こと久保田雅人さん |
久保田さんは,新聞紙を丸めて作った鉄砲で実際に的を撃ってみせた |
的も,身近にあるペットボトルや空き缶,紙コップなどを利用して作られている |
的の一つをモデルにして,発表会中に作成されたモンスター「ドラキュラくん」 |
最後に南雲氏は,「テガキモンスター」とは自ら描いたモンスターが日本一,世界一になっていくという,プレイヤー自身が作り上げていくゲームであり,ぜひ多くの人に楽しんでほしいと述べ,発表会を締めくくった。
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