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「エルダー・スクロールズ・オンライン」で“あの”アポクリファへ――新チャプター・ネクロムの現在,分かっている情報をまとめてお届け
「エルダー・スクロールズ・オンライン」日本語版,新章“ネクロム”は日本時間6月6日に登場。特典付きの早期予約受付を実施中
DMM GAMESは,「エルダー・スクロールズ・オンライン」日本語版に向けた新章「ネクロム」を,日本時間2023年6月6日より配信する。DMM GAMES PCゲームフロアとDMM GAME PLAYERで,早期予約受付が実施されている。早期予約特典,そして“超早期予約特典”もあるようだ。
ネクロムは,2023年内に展開されるシーズンイベント「モロウウィンドを覆う影」(Shadow Over Morrowind)のメインコンテンツの1つだ。「The Elder Scrolls V: Skyrim」(以下,TESV:Skyrim)のDLCに登場したアポクリファが新たな冒険の舞台として追加されるなど,その内容は既存のESOプレイヤーのみならず,TESファンにとっても見逃せないものになっている。
本稿では,1月26日にXboxとBethesdaが配信した情報番組「Developer_Direct」の1コーナー「ESO 2023 Global Reveal」で公開された情報をまとめてお届けする。ESOプレイヤーはもちろん,TESファンにもぜひ,“2023年のESO”をチェックしてみてほしい。
DMM GAMES「エルダー・スクロールズ・オンライン」公式サイト
新ゾーン「テルヴァンニ半島」と「アポクリファ」で,プレイヤーの新たな冒険が始まる
新章ネクロムの舞台となるのはテルヴァンニ半島だ。ダンマー(ダークエルフ)の故郷であるモロウウィンドの東部に存在する半島で,ダンマーの部族を率いる五大家の一つであるテルヴァンニがその名の由来となっている。
記念すべきTESシリーズ1作目である「The Elder Scrolls: Arena」に登場し,ナンバリング3作目となる「The Elder Scrolls III: Morrowind」でもごく一部が描かれている,TESシリーズにとって由緒ある場所とも言えるだろう。
巨大なキノコや溶岩地帯などがある新エリアの雰囲気は,ESOのMorrowindアップデートで追加されたヴァーデンフェルや,TESV:SkyrimのDLCにあったソルスセイム島を彷彿とさせる。懐かしさを感じるプレイヤーは多そうだ。
新たな物語の主軸となるのは,タイトル名にもなっているネクロムという都市だ。
名誉ある死者を弔う場所として「死者の街」とも呼ばれており,ある種の宗教的な特色が強いようで,動画の中でも多くの花が手向けられた棺桶らしき物が確認できた。また現人神としてダンマーから崇拝されているヴィベクが,かつてとある巨大な怪物を倒し,その骨が都市の基盤となっているという伝説も広く信じられているという。
作中ではそういった伝承の真実も追えるようで,この地域ならではの,ダンマーをモチーフとした数多くのクエストが堪能できそうだ。
もう一つの目玉となるエリアが,記事の冒頭でも触れたアポクリファ。知識を司るデイドラ公のハルメアス・モラが支配する,オブリビオンの領域だ。TESV:SkyrimのDLC「Dragonborn」にも登場しているため,思い出深いゲーマーも多いことだろう。陰鬱とした緑色の空に,山のように積まれ建築物の一部となった書物。各所に広がる黒い粘液,殺意に満ちた触手トラップなど,オブリビオンの領域らしく平穏とはほど遠い空気に満ちていたあの場所を,ついにESOでも冒険できるわけだ。
ESO版のアポクリファはTESV:Skyrimでの面影を強く残しつつも,“書物のダンジョン”といった印象が強かった閉鎖的なエリアだけでなく,どうやら外のフィールドも探索できるようで,キャラクターが騎乗動物で移動する場面も確認できた。
また,PVではハルメアス・モラ自身が登場し,さらにレラミルと呼ばれる協力者が紹介されるなど,こちらも複数の出会いやクエストが用意されているようだ。
TESV:Skyrimでは,まるで図書館が迷宮化したような雰囲気を持つアポクリファだったが,ESOでは“それ以外”の場所も探索できそうだ |
アポクリファの地で,どうやらプレイヤーとハルメアス・モラとの橋渡し役になりそうな魔術師レラミル。モラにも一定の敬意をもたれているとのことだが…… |
アポクリファに登場すると思われる敵は,TESV:Skyrimでもプレイヤーの前に立ちはだかったシーカーとルーカーのほか,定命の者が変わり果てた姿になったハッシュド,小さくてちょっとかわいいデイドラのトームシェルなど,個性的な面々となっている様子。TESV:Skyrimで描かれたものとは違ったアポクリファの一面が体験できそうで,大いに期待したいところだ。
新クラス「アルカニスト」に加え,新たなコンパニオンも登場。すべてを楽しめる6月のリリースを楽しみに待とう
新たなエリア以外にも大きな追加要素があるようだ。
まずはアルカニストについて。2019年のElsweyr(エルスウェア)アップデートで追加されたネクロマンサー以来となる新クラスで,アポクリファの力を引き出し,操ることができる戦士だ。取得するスキルラインによって攻撃,防御,支援のいずれかを重視する立ち回りができるとのこと。スキルの色が緑色をベースにしているのも,アポクリファをモチーフにしているからだろう。
また,アルカニストにはある種の“コンボシステム”が採用されており,戦闘中にアビリティを強化することもできるとのこと。こちらもまだ詳細は明かされなかったが,特定のアビリティを使うとコンボのポイントが溜まり,その後に別のアビリティを使うことでそれを消費して効果を上げる……といった感じになる様子だ。上手く発動できれば,戦闘の選択肢を増やすことができそうだ。
ネクロムに合わせて新たなコンパニオンが登場し,旅やバトルの助けとなってくれる。1人目はアルゴニアンの夜のごとく鋭き者。謎めいた無口な傭兵で,失われた過去の記憶を探しているそうだ。
2人目のアザンダーは,ネクロムで追加されたアルカニストで,教授でありながらクレイジーさを併せ持つレッドガードと紹介されていた。本人にとっては知識の探求が何よりも第一であり,そういった点でアルカニストとしてはピッタリの人物なのかもしれない。
冒険中に誰を連れ歩くかはもちろんプレイヤー次第だが,新たな仲間によってより華やかな旅が楽しめそうだ。
なお,ネクロムのボリュームはメインクエストだけで30時間ほどで,さらにそれ以外にも多くのサイドクエストやワールドイベント,ダンジョンなどが追加されるとのこと。新チャプターならではといった多くの追加要素は,リリースの際にどっぷりと楽しめるようなボリュームとなっている様子。それらに備えて,今のうちに未プレイのチャプターなどをプレイしておくのも良さそうだ。
ネクロムのリリースは6月6日の予定だが,シーズンイベントの「モロウウィンドを覆う影」は3月リリース予定のダンジョンDLC「運命の書記」(Scribes of Fate)から始まるとされている。2023年も新コンテンツが山盛りに控えているESOから目が離せなくなりそうだ。
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