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[E3 2013]Wii U「ピクミン3」プレイレポート。3人の主人公や岩&羽ピクミンの登場で,ゲームはどう変わったのか
今回,そんな任天堂ブースでピクミン3の体験版をプレイしてきたので,そのプレイフィールをお届けしよう。
ステージの箱庭感が大きく向上したシリーズ最新作
本作の体験版はE3 2012にも出展されていたが(関連記事),今回は発売直前ということで,ゲームシステムなどがほぼフィックスされた状態になっていた。体験版では「Tropical Forest」と「Thirsty Desert」の2つのステージが選択可能で,前者は岩ピクミン(Rock Pikmin),後者は羽ピクミン(Winged Pikmin)をフィーチャーした内容だ。ちなみに両ステージとも2人協力プレイも可能だった。
キャラクターの操作はWiiリモコン+ヌンチャクで行う。Wiiリモコンで画面を指すとカーソルが伸び縮みし,[A]ボタンを押せば,そこへピクミンや仲間キャラクターを放り投げられる。そして[B]ボタンを押せば,散らばったピクミンに招集指示を出せる。投げるピクミンや仲間の種類は,ヌンチャクの[C]ボタンで選択可能だ。
体験版は,以上の操作を駆使してピクミンをコントロールし,ステージ上に落ちているフルーツや金塊などを,制限時間内に宇宙船へ持ち運ぶという,オーソドックスな内容となっていた。
なお,[Z]ボタンを押しっぱなしにすると,敵や壊せる壁などをロックオンし,その状態でヌンチャクを振ると,ピクミン部隊を一斉に突撃させられる。巨大な敵や壁に対し,[A]ボタンで1体1体飛ばす手間が省けるし,なにより爽快感が味わえるので,この操作は積極的に活用したいところだ。
主人公の切り替えや岩&羽ピクミンを駆使し
ステージのギミックを攻略せよ
まず岩ピクミンだが,これはクラゲのような生き物を倒したときに出現した。岩ピクミンは硬い体を持っていて,普通のピクミンでは壊せない水晶の壁を破壊できる。殻を持った敵を倒すときにも有効だった。
一方の羽ピクミンは,飛行できるのが最大の特徴。徒歩では遠回りしなければならないような場所でも,羽ピクミンなら最短距離で移動できるというわけだ。体験版では,地面に刺さった竹のゲートを,飛行しながら持ち上げるというアクションも確認できた。
これら新ピクミンの能力はまだ未知数だが,彼らがいないと攻略できないギミックなども当然あるのだろう。製品版にはどのようなステージが存在し,どのような冒険が楽しめるのか,今から楽しみである。
なお,ピクミン3には3人の主人公キャラクターが登場するのだが,彼らは冒頭でその名を挙げたマップの1つ,Thirsty Desertで操作することができた。主人公達は互いを投げることができるので,高所や離れた足場などに1人を投げ,[C]ボタンでキャラクターを切り替えれば,行動可能な範囲がグッと広がるという仕組みだ。
体験版で確認できたのは,高所にいるピクミンを抜くなどの簡単な行動のみだったが,このキャラクターの切り替え操作は,ゲームを攻略するうえでかなり重要なシステムになりそうである。
体験版を少し触っただけでも,その完成度の高さが実感できたピクミン3。前作の発売から9年が経過し,ピクミンファンにとっては待望の新作ということになるが,過去作をプレイしていない人にも,声を大にしてオススメできる1本である。“シンプルだけど奥が深い”タイプのゲームが好きならきっと気に入るはずなので,興味のある人は発売日である7月13日を楽しみに待っていてほしい。
備え付けのWii U GamePadには,マップ画面が表示されていた。Wii U GamePadでの操作がどうなるのかも気になるところだ |
2人協力プレイのほかに,「Bingo Battle」なる対戦モードの存在も確認できた。手持ちのビンゴカードの内容に応じたターゲットを持ち帰り,ラインを早く揃えたほうが勝者となる。もちろん足の引っ張り合いも可能 |
4GamerのE3 2013特設ページ
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ピクミン3
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