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「ピクミン3 デラックス」の魅力を,過去のシリーズ作品とともに紹介。1作目と2作目の“いいとこ取り”な「ピクミン3」がさらに奥深く,遊びやすくなった
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印刷2020/10/30 00:00

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「ピクミン3 デラックス」の魅力を,過去のシリーズ作品とともに紹介。1作目と2作目の“いいとこ取り”な「ピクミン3」がさらに奥深く,遊びやすくなった

画像集#001のサムネイル/「ピクミン3 デラックス」の魅力を,過去のシリーズ作品とともに紹介。1作目と2作目の“いいとこ取り”な「ピクミン3」がさらに奥深く,遊びやすくなった
 任天堂は,Nintendo Switch用ソフト「ピクミン3 デラックス」を2020年10月30日に発売する。

 本作は,2013年7月13日に発売されたWii U用ソフト「ピクミン3」にさまざまな新要素を追加した“デラックス版”だ。Switchに合わせた操作性の調整や,初めての人でも安心して遊べるヒント機能の搭載なども行われ,遊びやすさの部分も向上している。

 さて,ピクミンと言えば,2001年に第1作が発売され,19年でナンバリング3タイトルとスピンオフタイトルとなる「Hey! ピクミン」と,作品数こそ少ないものの,その独特なゲーム性でいまも多くのファンがいる人気シリーズだ。「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズへの出演やグッズ展開などでキャラクターを見たことがある人も多いと思うが,オリジナル版「ピクミン3」の発売から数えてもすでに7年が経っているので,どのようなゲームか知らない人もいるだろう。
 そこで本稿では,「ピクミンとはどんなゲームか。どのように進化してきたのか」をピクミンシリーズをとおして紹介しつつ,「ピクミン3 デラックス」の魅力やおすすめしたいポイントをお伝えしよう。

画像集#034のサムネイル/「ピクミン3 デラックス」の魅力を,過去のシリーズ作品とともに紹介。1作目と2作目の“いいとこ取り”な「ピクミン3」がさらに奥深く,遊びやすくなった

「ピクミン3 デラックス」公式サイト



ピクミン3につながる1作目と2作目の世界観とゲーム性


 まずは1作目と2作目をとおして,ピクミンとはどんなゲームかを紹介したい。シリーズの原点となる第1作「ピクミン」は,ニンテンドーゲームキューブ用ソフトとして2001年10月26日に登場した。

※画像は「Wiiであそぶ ピクミン」のもの
画像集#048のサムネイル/「ピクミン3 デラックス」の魅力を,過去のシリーズ作品とともに紹介。1作目と2作目の“いいとこ取り”な「ピクミン3」がさらに奥深く,遊びやすくなった

 物語の舞台は,タネから育つ植物のような不思議な生き物・ピクミンが生息する謎の星。ホコタテ星の運送会社「ホコタテ運送」に勤める主人公のキャプテン・オリマーは,宇宙を旅する途中で流星とぶつかって,未知の惑星に不時着。事故によって壊れた愛機の宇宙船・ドルフィン号を修理するため,彼が“自身を引っこ抜いた相手に従う”という不思議な習性を持つピクミンたちの力を借りてパーツを集め,星からの脱出を目指すという物語が展開する。

ピクミンたちを引き連れたオリマー。さかさまに読んだら任天堂の看板キャラクターになるオリマーや,同社と大変ゆかりのある町の名前そっくり(そのまま?)なホコタテ星などなど……世界観設定やキーワードのあちこちに,任天堂らしいユーモアが仕込まれているのもシリーズの特徴(画像は「Wiiであそぶ ピクミン」のもの)
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 1作目の発売から3年後の2004年には,続編となる「ピクミン2」が同じくゲームキューブ向けに登場。こちらはオリマーが故郷のホコタテ星への帰還に成功したあとのお話で,莫大な借金で倒産寸前となったホコタテ運送を救うべく,高値で売れる“オタカラ”を集めるためピクミンたちの星に向かった,オリマーとホコタテ運送の新入社員・ルーイの姿が描かれる。

どこかで見たことがあるような,ピクミンの星の“オタカラ”。「息子のお土産に」と持ち帰ったものが,ホコタテ星では高値で販売できるほどの貴重なものだった。それを知ったホコタテ運送の社長の命令により,オリマーはルーイを連れて再度“宝の山”であるピクミンの星へ向かうことになるのだ(画像は「Wiiであそぶ ピクミン2」のもの)
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 シリーズで共通するゲームの進め方が“ピクミンたちの力を借りて,いろいろなものを運んだり,敵と戦ったりする”という点。ピクミンたちの星は,その土地によって異なる特徴を持つ地形や障害物があり,さらにオリマーやピクミンを捕食しようとする恐ろしい原生生物が生息している。
 そんな,多くの危険が潜む星を,火に強くて戦いが得意な赤ピクミン,電気が大好きで投げると遠くに飛ぶ黄ピクミン,唯一,水の中で行動できる青ピクミンといった,種類によって異なるピクミンの特徴を活かしながら,目標達成を目指し探索を進めていく。

緑が生い茂る森のほか,岩だらけの場所や雪原,水源など,場所によってその風景や生息する原生生物ががらりと変わる(画像は「ピクミン3 デラックス」のもの)
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さまざまな種類がいるピクミンの名付け親はオリマー。名前に決めた理由は「ホコタテ星の野菜『ピクピクニンジン』に似ていたから」(画像は「ピクミン3 デラックス」のもの)
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仲間と協力し,電気を起こして仕掛けに対処する黄ピクミン(画像は「ピクミン3 デラックス」のもの)
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 基本の操作となるのが,「笛を吹いてピクミンを集合させること」「ピクミンを掴んで投げること」の2つ。“母体”(巣のようなもの)となるオニヨンから吹き出されたタネから育つピクミンは,植物のように土に埋まっている状態から引っこ抜かれると,生きもののように歩きだして自分を引き抜いた者の指示に従う。
 笛が吹かれると,その音の範囲にいる者たちがきっちり整列し,目標に向かって投げられると,その期待に応え一生懸命働く――そんな従順さと勇猛さをあわせ持つピクミンは,身体の小さな生き物で個々の力も強くはないが,たくさん集まれば心強い味方となるのだ。

機械のような謎の物体・オニヨン。植物や倒した原生生物などから入手できるペレットや,倒した原生生物そのものをオニヨンに運ぶと,それを養分に新しいピクミンが生まれてくる。このピクミンの増やし方も,シリーズ作品の基本となっているものの1つだ(画像は「ピクミン3 デラックス」のもの)
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巨大な原生生物に挑むピクミンたち。仲間が食べられても果敢に挑むその姿を見ていると,胸に熱いものがこみ上げてくるだろう(画像は「ピクミン3 デラックス」のもの)
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 ピクミンを引き連れて活動できるのは日中のみで,夜になるとピクミンは夜行動物に食べられてしまう。この1日刻みでの探索も基本の遊び方となっている。
 事故で不時着したことで始まる1作目は,オリマーの生命維持装置が動く30日のうちに星を脱出するという制限日数があった。一方,借金返済の“オタカラ集め”が目的のため,準備万端(?)な2作目には制限日数がない。制限日数を超えたらゲームオーバーという緊張感のある1作目,オリマーとルーイを切り替えながらじっくり探索とお宝探しを楽しめる2作目……同じ1日刻みのゲーム進行ではあるが,それぞれ違うプレイ感になっているのだ。

※画像は「ピクミン3 デラックス」のもの
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 なによりの魅力となっているのが,1作目で“AIアクション”というジャンル付けがなされたピクミンたちの行動,動き自体の可愛らしさだろう。
 パーツやお宝に向かって投げれば,それらを協力して運んでくれる。何かが埋まっているところに投げれば,それを掘り起こしてくれる。壁に投げれば壁を壊してくれる。木の枝に向かって投げれば,それを使って橋をかけてくれる。凶暴な原生生物に投げつければ勇敢に戦ってくれる……。この,“どこに投げたかによって,ピクミン自身が何をすべきか判断して動いてくれる”のが,なにより驚かされるものだった。

一生懸命働き,水上に橋を架けるピクミンたち(画像は「ピクミン3 デラックス」のもの)
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 適切な数のピクミンを集め,無駄なく指示を出して効率よくゲームを進めるのはもちろん,一生懸命働く姿を眺め,ぞろぞろ引き連れて歩くだけでも楽しい。ときに見当違いの行動を取ることや,やれることがなくぼんやりしていることもあるが,それがかえって“生きものらしさ”を感じさせてくれる。

やることがなくのんびりしているピクミンたちを,カメラモードでこっそり撮影してみたところ。見ているこちらもなごんでしまう(画像は「ピクミン3 デラックス」のもの)
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ピクミン3は“デラックス”になってどう変わった?


 そんな1作目や2作目のさまざまな要素を取り入れ,新しい遊びを作り上げたのが「ピクミン3」だ。ここからは「ピクミン3」がどんなゲームだったのかとともに,“デラックス”になってより楽しくなった本作の魅力をお伝えしたい。

以下,画像はすべてピクミン3 デラックスのもの
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 「ピクミン3」の物語の主人公は,ホコタテ星からほど近いコッパイ星に暮らすチャーリーアルフブリトニーの3人だ。深刻な食糧危機に陥っていたコッパイ星は,たくさんの無人探査機を飛ばし,食料となる資源がある星を探していた。そのうちの一機が有力な惑星PNF-404を発見。実地調査のため,隊長のチャーリー,エンジニアのアルフ,植物学者のブリトニーによる調査チームが編成され,彼らはPNF-404に出発する。

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左からチャーリー,ブリトニー,アルフ。なお,彼らの星の名前は,かるた遊びで使う札・骨牌(こっぱい)と同じ呼び名である。このあたりも,花札やトランプ,かるたなどの製造でおなじみな任天堂らしいユーモアだ
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 無事に目標の惑星にたどり着いたかと思いきや,惑星上空で宇宙船にアクシデントが発生。3人は無事だったものの別々の場所に不時着し,帰還するために必要なワープドライブキーをなくしてしまう。
 おのおの仲間の行方を捜す彼らは,とある不思議な生き物に出会うことになる。そう,ピクミンだ。かつてのオリマーやルーイと同じように,ピクミンの力を借りて星を探索する3人の隊員。果たして彼らは無事合流し,目的である食料を集めてコッパイ星に帰還できるのか。

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 「ピクミン3」は,1日刻みで進むゲーム進行はそのままに,1作目の“制限日数によって生まれる緊張感”と,2作目の“じっくり探索を楽しむ”という2つの要素がほどよく組み合わされた作品となっている。
 最初の状態では3日ほどしか星にいられないが,星に落ちているフルーツを集めるほど滞在できる期間が延びていく。フルーツ集めは最低限に抑え,少ない日数でのクリアを目指すか,フルーツをたくさん集めて少しでも長く星の探索を行うか。どう楽しむかはプレイヤー次第なのだ。

1日が終わったあとは,その日の行動を振り返ることできる。その日の朝や好きな日付に戻り,ゲームプレイをやり直すことも可能だ
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 メインのストーリーモードで仲間となるピクミンは,赤ピクミン,黄ピクミン,青ピクミンという1作目からの“レギュラー”3種に,新たに登場する岩ピクミン羽ピクミンを加えた全5種類。“新種”の岩ピクミンは,体当たりで物を壊したり原生生物に踏まれてもつぶれなかったりと,その名のとおりの頑丈さが特徴の心強い仲間だ。空を飛び回る羽ピクミンは,厄介な空中の敵と戦える貴重なピクミンで,力は弱いが輸送にも活躍してくれる。

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水晶のような,頑丈な外殻を持つヨロヒイモムカデ。負けないくらい硬い岩ピクミンで戦いに挑もう
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 操作できるキャラクターが3人になったことで,2人だった「ピクミン2」以上にやりごたえある“分業プレイ”が可能になったのも特徴だ。
 ピクミンの星は探索範囲も広く,延長できるとはいえ滞在日数は限られている。いかに多くの食料を集められるかは,隊員それぞれをうまく操作し,ピクミンに効率的な指示を出せるかどうかの“段取り力”にかかっているのだ。

離れた場所に隊員とピクミンを投げ込み,新しい場所を探索する。複数の隊員を操作することで,1人の隊員では進めない場所にも行けるようになることも
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 そんな「ピクミン3」がどのように“デラックス”になったのか。まっさきに挙げたいのは「遊びやすさ」「遊びごたえ」だ。
 遊びやすさで大きく変わったのが,次に何をすればいいのか分からなくなったときに安心な「ヒント機能」。迷っても矢印表示で行き先を教えてくれるので,こういったゲームをあまり遊ばない人や,ゲームに遊び慣れていない小さな子どもには頼りになる機能だろう。
 Switchで遊びやすいよう調整された「ロックオン機能」も,操作に不慣れな人にオススメの機能だ。投げたいピクミンとその数が,[ZR]ボタンで気軽に切り替えられる。狙いを定めるのが難しいと感じる人は,こちらを試してみるといいだろう。

ヒント機能
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ロックオン機能
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 ストーリーを2人協力プレイで楽しめるのも大きい。コントローラを持ち寄ったり,Joy-Conをおすそわけしたりして2人で挑めば,1人のとき以上に効率よく探索が行える。2人で声を掛け合いながら各々の作業を進めると楽しいだろう。
 また,シングルプレイと2人プレイはいつでも切り替え可能なので,ゲームの基本的な進め方を覚えるまで2人でプレイしたり,強い敵のときだけピンポイントで2人で挑んだりという形で,プレイ済みの人が初めてプレイする人に教えるという使い方もできる。

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 遊びごたえのポイントとなるのが,Wii U版でダウンロードコンテンツとして配信された「ミッション」が,有料だったものを含め全36ステージ収録されているところだろう。

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 ミッションは,時間内にお題をクリアしていくモードで,どんなルートで進むか,ピクミンをどこで何匹使うか,3人をどこに移動させるかといった“段取り力”が問われる内容ばかり。はじめはクリアするだけでも大変だが,繰り返し遊ぶことでより効率的な手順が生まれ,気が付けばさらなるタイム短縮を目指してプレイを続けている……と,ピクミンというゲームをとことん遊び尽くせるモードとなっている。

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 オリジナル版のミッションは,制限時間を過ぎるとそこで終了だったが,本作ではそのまま「居残り」でゲームの継続が可能だ。居残りでステージをじっくり研究し,更なるタイム短縮に挑もう。
 なお,やりこみ要素の「ミッション」と対戦モード「ビンゴバトル」というメインストーリー以外のモードでは,「ピクミン2」の紫ピクミンと白ピクミンも登場する。
 足は遅いが力持ちの紫ピクミン,身体に毒を持つ白ピクミン。彼らの特徴を活かしてミッションをこなし,対戦に勝利しよう。

「居残り」は,少しでもタイムを縮めたいやり込み派のプレイヤーにはたまらないシステムだ
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 ミッションに近いルールで楽しめる新モード「オリマーの冒険」もおすすめだ。オリマーの冒険は,メインストーリーを進めて,特定のボスを倒すと遊べるようになるサイドストーリー。コッパイ星の3人が食料集めに奮闘しているころのオリマーとルーイの物語が描かれるのだが……どこで何をしているのか,その内容は実際にプレイする際のお楽しみ。1,2作目を知らない人でも,オリマーとルーイという個性的なキャラクターたちの物語を楽しめるはず。

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 なお,オリマーの冒険では,ミッションで使える数々の“定石”を順を追って学べる。メインストーリーをクリアして「もっとやりこみたい!」と思った人は,こちらを進めたうえでミッションに挑戦するのもいいだろう。

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 オリジナル版のプレイヤーや,やりこみ派に嬉しいのが難度の追加。「ピクミン3」は注意深くプレイしていればピクミンをそれほど減らすことなく進めるバランスだったが,本作で追加された難度「むずかしい」では,原生生物の攻撃がかなりシビアなものになっている。

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 「ふつう」では実際の時間で20分近くあるゲーム内の1日は,「むずかしい」では15分ほどに短縮。「ふつう」で培った作業工程が生かせず,僅かに残った仕事を片付けるために日数を浪費するケースも出てくる。つまり,3人のキャラクターを効率よく使い,なるべく無駄をなくすことの重要性が増しているわけだ。

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 ピクミンをプレイしていてなにより辛いのが,「日没までに引き上げないと,残されたピクミンたちが,狂暴になった原生生物に食べられてしまう」こと。たかが5分,されど5分。一日の時間が短くなることは,単に作業時間が短くなる以上の重みがあるのだ。

日が落ちてより獰猛になる原生動物たちに襲われるピクミンたち。助け出せない申し訳なさとともに,自身の無力さを感じさせられる……
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 今回は体験できなかったが,むずかしいのクリア後には,さらなる高難度「ゲキカラ」が開放されるとのこと。そちらは一体どうなっているのか。とても気になるところだ。

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ほかにもやり込み要素として,回収した原生生物のさまざまデータが独特の解説文で確認できる「原生生物図鑑」,ゲーム中に特定の条件をクリアすることでもらえる「進級バッジ」といった収集要素もある
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 「ピクミン3 デラックス」を先行してプレイして感じたのが,初めてシリーズをプレイする人でも楽しめるよう丁寧に調整されている点だ。オリジナル版の時点でHDグラフィックスだったためビジュアル的に大きな変化は感じられないが,ゲーム部分は初めての人や気軽に楽しみたい人向けに,親切に作り直されているという印象を受けた。

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 ストーリーをクリアしてもまだ遊びたい人は「オリマーの冒険」,さらなるチャレンジを求める人には「ミッションモード」というように,プレイしたことがある人や1つのゲームをやり込みたいという人向けの遊びが充実しているのも嬉しいポイントだ。
 筆者は7年前にオリジナル版をプレイした際,全ミッションを納得いくまで極めることはできず「『ピクミン3』は一生かけても遊び尽くせないゲームだ」と思い知らされた過去がある。今回その魅力を再確認したことで,「あと1回……もう1回!」とミッションに没入する日々が再び訪れそうだ。

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 庭や野原でしゃがみこみ,虫の動きやアリの巣を観察しているかのような,ノスタルジックな雰囲気のあるミニマムな世界での冒険。独自の生態系を擁し,我々の身近なものにそっくりな“オタカラ”が存在する,謎多きピクミンの星の風景。毒っ気のあるユーモアや“ネタ”が満載な世界観や物語など,ピクミンシリーズには語り切れない部分がたくさんある。序盤が丸ごと遊べる体験版も配信されているので,気になる人はまずそちらで体験してみるのもいいだろう。
 そうしてゲームに惹かれるものを感じた人は,ぜひ本作で,さまざまな魅力あふれるピクミンの世界を冒険してほしい。

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「ピクミン3 デラックス」公式サイト

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