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「Total War: Rome II」では,軽装騎兵ユニットが魅力的なパルティアもプレイアブル種族として登場
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印刷2013/03/11 15:51

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「Total War: Rome II」では,軽装騎兵ユニットが魅力的なパルティアもプレイアブル種族として登場

 The Creative Assemblyは,人気RTSシリーズの最新作となる「Total War: Rome II」の公式サイト内Wikiにおいて,7つめのプレイアブル種族「パルティア」(アルサケス朝ペルシャ)を正式に発表した。

 セレウコス朝シリアの勢いに陰りが見え始めた紀元前三世紀中頃,カスピ海東南部の高原地帯から覇権を唱えたアルサケス朝は,ローマ化したギリシャに変わって今で言うところのヘレニズム文化の正当な後継者を自称して独立した。シルクロードを通じた中国王朝との交易によって大きく栄え,その名は中国史書で「安息」とも表記された一大文明だ。

画像集#001のサムネイル/「Total War: Rome II」では,軽装騎兵ユニットが魅力的なパルティアもプレイアブル種族として登場

 遊牧民族を出自とすることから,通り過ぎた後に振り向きながら後方に弓を射る弓術「パルティアン・ショット」で有名な軽装騎馬を草原に展開する戦法で,クラッスス,カエサル,アントニウスといった後期共和政ローマの軍人たちを苦しめた。カエサルがブルータスに暗殺されたのも,パルティアへの遠征を準備しているときだったと言われている。

 ゲーム中では最東端の勢力になると思われ,中国との交易路も握ることから,使い勝手の良さそうな初心者向けの勢力として描かれそうだが,アランといった周辺部族の侵略にはたびたび悩まされている。

 また,ギリシャ神に対する信仰のほかにも,ゾロアスター教やミトラ教など複数の宗教が混在していたうえに,氏族間の王位後継者争いが慢性的に起こるなどしていたので,内政にはちょっと苦労するのかもしれない。海上攻撃を受けやすいシリアを要所とし,そこからトルコやギリシャに進出するまでが山になりそうだ。

 Total War: Rome IIでは,ローンチ時には8つの文明がプレイアブル勢力として楽しめることが以前から予告されており,残る1つはエジプト文明になるのはほぼ間違いないだろう。発売までは今しばらく時間がかかりそうな本作だけに,今後もさまざまな情報がリリースされることに期待したい。

「Total War: Rome II」公式サイト


  • 関連タイトル:

    Total War: Rome II

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