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[TGS 2020]「パズドラチャンピオンズカップ TGS2020 ONLINE」の王者はあっき〜選手。パズドラプロ選手による激戦をレポート
本大会は,「パズドラ」プロ選手13名によるリーグ戦「パズドラプロリーグ SEASON.2」で勝ち上がった上位6名と,最終選考トーナメントを勝ち抜いた上位2名の全8名によるトーナメント大会だ。賞金総額500万円と「パズドラ」プロゲーマーのプライドをかけた戦いがくり広げられた。本稿では,当日行われた予選大会から勝ち上がった海斗☆選手,ゆわ選手,けーぱ選手,あっき〜選手による準決勝,3位決定戦,決勝の模様をお届けしよう。
なお,本大会ではパズドラ公式eスポーツアプリ「パズドラバトル」(iOS / Android)を用いて対戦を行い,相手プレイヤーのHPゲージを先にすべて破壊したほうが勝利。試合は全3ラウンド中2本先取した選手が勝者となる。
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「パズドラチャンピオンズカップ TGS2020 ONLINE」準決勝戦
準決勝戦に勝ち上がった選手のうち,海斗☆選手とゆわ選手が第1試合で対戦。この試合では,お互いに火力を出し切って,正面からHPゲージを削り合う展開となった。
●準決勝戦第1試合
1ラウンド目ではラウンドが決するまで,どのターンもお互いのHPゲージを1本ずつ破壊する展開となり,勝敗は判定で決することに。判定の結果,属性ダメージで優位となった海斗☆選手が勝利した。
第2ラウンドも火力の高さを競うような展開となるが,2ターン目において,ゆわ選手が海斗☆選手のHPゲージを破壊しきることができず,不利な状況となってしまう。HPゲージ1本分優位を取った海斗☆選手は,そのまま押し切り準決勝戦第1試合を制することとなった。
準決勝戦第2試合でぶつかるのは,けーぱ選手とあっき〜選手。真っ向勝負となった第1試合とは大きく異なり,スキルによる妨害が目立つ試合展開となった。
●準決勝戦第2試合
第2試合では,1ラウンド目の序盤にあっき〜選手が「龍星の輝き」や「震天の咆哮」といった妨害スキルを連発。けーぱ選手の盤面にはお邪魔ドロップが生成され,厳しい立ち上がりとなる。
不利な戦況になったけーぱ選手は火力を出し切ることができずに,2本目のHPゲージを先に破壊されてしまう。しかし中盤から,けーぱ選手が放った火力スキルの発動によって,あっき〜選手の優位な戦況が危うくなっていく。
最終的に,お互いのHPゲージが最後の1本になるまで試合がもつれこみ,あっき〜選手は受けるダメージを90%軽減するスキル「怪腕の猛打」を使用。このスキルが決め手となり,あっき〜選手はけーぱ選手の最後のHPゲージを先に破壊することに成功し,激戦を制することとなった。
第2ラウンドでは,対戦相手の盤面に干渉するスキルで優位を取ったあっき〜選手は,比較的火力に寄った構成を選択する。お互いに十字消しで火力を出していくことになり,「海賊龍の王威」や「ビクトリースター」でダメージを上昇させていく,あっき〜選手。
最後は,互いのHPゲージを同ターンに破壊し,平均コンボとダメージ勝ちの両判定で,あっき〜選手が勝利した。
「パズドラチャンピオンズカップ TGS2020 ONLINE」3位決定戦
準決勝戦の2試合の勝敗が決したあとに3位決定戦が行われ,ゆわ選手とけーぱ選手が対戦した。この試合は,1ラウンド目で光槍神・オーディン=ドラゴンを両選手ともにリーダーとするミラーマッチに。
●3位決定戦
第1ラウンドでは,毎ターンお互いのHPゲージを1本ずつ破壊し,判定のダメージ勝ちを競う戦いに。両選手ミスをせずにラウンドが進行していくものの,けーぱ選手は降ってくるドロップに恵まれないターンが目立つ状況となってしまう。しかし,けーぱ選手が降ってくるドロップに頼らず,安定して火力を出すことで1ラウンド目の判定を制することに。
大きなミスのなかった第1ラウンドと同じく,第2ラウンドも両選手ともミスなく進行していくが,お互いのHPゲージが残り1本になったターン,けーぱ選手が「オールドロップフォース」を使用。
「オールドロップフォース」の効果によって盤面が暗闇状態となる,ゆわ選手。その影響で,うまくコンボを組めずに最後のHPゲージを破壊されてしまい,ラウンドを2本先取した,けーぱ選手が3位に入賞する結果となった。
「パズドラチャンピオンズカップ TGS2020 ONLINE」決勝戦
本大会の決勝戦に勝ち上がったのは,海斗☆選手とあっき〜選手。決勝戦では海斗☆選手が光槍神・オーディン=ドラゴンとの対戦を見据えた編成を選択するも,あっき〜選手が満潮の八龍喚士・アムネルを選択。あっき〜選手がリーダー選択の読みの鋭さを見せる試合がくり広げられた。
●決勝戦
第1ラウンドでは,あっき〜選手が1ターン目に「滅槍グングニール」を使用。毒ドロップを海斗☆選手の盤面に発生させ,あっき〜選手は序盤から有利な立場に。さらに,HPゲージの本数でも有利を取った,あっき〜選手はミスなく優勢を維持することで勝利した。
第2ラウンドでは,海斗☆選手が打って変わって,光槍神・オーディン=ドラゴンをリーダーに選択。一方,あっき〜選手は対戦相手の光槍神・オーディン=ドラゴンを見据えた,りんトリオをリーダーに選択し,2ラウンド連続で読みを的中させる結果に。
有利な立ち上がりとなった,あっき〜選手は「龍星の輝き」を2ターン目で使用し,海斗☆選手がスキルを使用できない状況に追い込む。さらに,コンボも伸ばしていくことで,3本のHPゲージを保持しながら,相手のHPゲージを残り1本まで減らす,あっき〜選手。
万全な状況となった,あっき〜選手はそこからコンボを取りこぼすことなく,海斗☆選手の最後のHPゲージを削って,2ラウンドを先取。終始リーダー選択を的確に予測し勝ち続けた,あっき〜選手が本大会の優勝者の座に輝いた。
優勝したあっき〜選手は,決勝戦での勝利の鍵を握ったリーダー選択について言及。あっき〜選手は「海斗☆選手の1試合目,2試合目を見たときに初手ピックが,愛楽の魔君主・シトリーだったので,そこだけを狙った」とリーダー選択の理由を語った。
また,第2ラウンドに関して話す際に「お互いの3パーティが残った際に,どっちが勝ってもおかしくない状況で……」と感極まるあまり,コメントが途切れてしまう様子を見せていた。
じつは3年前の大会で知り合って以来,あっき〜選手は海斗☆選手から師匠と呼ばれていたとのことで「ここで師匠っぽいところを見せてやれたかなと。でも,本当に戦っていて楽しかったです。そして,応援してくださった皆さん,本当にありがとうございました」と,感極まった理由を明かしていた。
表彰式では入賞した選手たちに,それぞれトロフィーと賞金が贈呈された。
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2020 KAGOSHIMA」がオンラインで開催
表彰式のあとには,「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2020 KAGOSHIMA」の詳細情報が発表された。この大会は新型コロナウイルスの影響を鑑みて,オンラインで実施するとのことで,そのスケジュールが公開となった。
選手権はプロアマ混合で開催され,スコアアタックによる上位15名を選出したあと,トーナメント形式の対戦で代表予選が実施される。本戦では,代表予選で勝ち上がった選手を含めた8名の中から,優勝者を決定するという。またアマチュア選手が優勝した場合は,プロライセンスの認定権利が授与されるとのことだ。本大会は「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2020 KAGOSHIMA」の告知をもって締めくくられた。
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