プレイレポート
スマホ向け脱出ゲーム「The Room」のインプレッションを掲載。錬金術師が残した謎だらけの装置を攻略せよ
Android版は近日配信される予定だが,今回iOS版をチャプター2まで遊んでみたのでインプレッションをお届けしよう。
The Roomは,イギリスのデベロッパFireproof Gamesが手がけるパズルアドベンチャーゲームだ。元々は英語版が配信されていたが,コーラスが提供するアジア版は言語のローカライズだけでなく,iPhone/iPadの両方で遊べるユニバーサルアプリ化が図られている。
プレイヤーは,音信不通になってしまった錬金術師の部屋を訪ねたところ,“零因子”と呼ばれる力によって不思議な世界に迷い込んでしまう。「ここから脱出するために,錬金術師が残した装置の謎解きに挑戦する」というのが,本作のおおまかなストーリーだ。
基本的な操作方法は,スワイプで視点移動,ピンチアウトもしくはダブルタップで拡大,ピンチインで縮小とシンプルだ。部屋に置かれた錬金術師の装置には,さまざまな仕掛けが施されているが,これら操作を駆使して謎を解いていこう。
謎を解くには,とにかく観察力がものをいう。たとえば,「装置に設置された怪しいボタンを押したら,隠し扉が開き鍵を発見→見つけた鍵に対応する錠を探し出す→解錠したら,新たなアイテムが見つかるとともに仕掛けも作動した」という具合に,謎を解くと新たな謎が生まれ,実に刺激的なプレイを楽しめる。
ゲーム序盤で獲得できる「アイピース」も攻略のカギを握るアイテムだ。一見何もないところでも,アイピースを通して見ると紋章らしきものが描かれていたり,数字が浮かび上がったりと,さまざまなヒントを得られる。
なお,現在所持しているアイテムは画面端にストックされ,タップすると拡大して調べることが可能だ。その結果,新たなヒントや,アイテムの中に隠された別のアイテムを見つけられることもあり,「これはあそこで使えそうだな」と発想が広がっていく。
どうしても解けないという場合は,画面右上に表示される“?”マークをタップしてヒントを見てみるといい。そのとき何をすべきか教えてもらえるので,突破口になるはず。
ちなみに本作では,謎を解くために,頻繁に画面を拡大することになるが,細部まで描写されたグラフィックスは一見の価値ありだ。
この記事を書くために,数々の仕掛けや謎解きに悪戦苦闘しつつチャプター2までクリアしたのだが,ギミックのバリエーションがとにかく豊富で,プレイしていて飽きがこなかった。ヒントが少なく,とにかくトライ&エラーを求められるので,根気強いプレイが必要だが,推理どおり答えを導き出せたときの知的興奮はかなりのもの。パズルゲームが好きな人に推薦したいタイトルだ。
「The Room」公式サイト
iOS版「The Room」ダウンロードページ
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(C) 2015 Chorus Worldwide Ltd. All rights reserved. The Room is developed and owned by Fireproof Games. The Room will not ask for, collect, store or share any of your personal data. The Room (C) Fireproof Games 2015
(C) 2015 Chorus Worldwide Games Limited. All rights reserved. The Room is developed and owned by Fireproof Games. The Room will not ask for, collect, store or share any of your personal data. The Room © Fireproof Games 2015