2013年11月8日,スクウェア・エニックスは11月14日のリリースが予定されている新作
「コール オブ デューティ ゴースト」(
PC/
PlayStation 3/
Xbox 360/
Wii U)の
発売記念イベントを東京都内で開催した。開発スタッフによるプレゼンテーションやデモプレイなどが行われ,会場には事前の募集で選ばれた100名のファンが集まった。その模様をお伝えしよう。
イベントの冒頭では,スクウェア・エニックス 代表取締役社長松田洋祐氏が,11月5日に欧米で先行発売された「コール オブ デューティ ゴースト」のセールスが好調であることをアピールした
![画像集#002のサムネイル/「コール オブ デューティ ゴースト」の発売記念イベント開催。さまざまな新要素が紹介されたプレゼンテーションの模様をレポート](/games/209/G020914/20131109001/TN/002.jpg) |
「コール オブ デューティ ゴースト」のプレゼンを行ったのは,デベロッパであるInfinity Wardのシニア環境アーティスト,
ジョン・ドビー氏だ。
まず本作では,映画「トラフィック」でアカデミー脚色賞を受賞した
スティーヴン・ギャガン氏とコラボレーションした,新たなストーリーが展開する。これまでのシリーズと異なるのは,プレイヤーが敗北した状態からスタートする点だ。キャンペーンモードの冒頭では,北米を壊滅させるようなイベントが発生し,人々の生活は一変してしまう。そのイベントから10年後,プレイヤーである
ローガンは,兄の
ヘッシュ達と絆を深めながら,強大な力を持つ敵と戦うことになる。
Infinity Ward シニア環境アーティスト ジョン・ドビー氏(写真左)と,通訳を担当したスクウェア・エニックス ローカライズプロデューサー塩見卓也氏
![画像集#003のサムネイル/「コール オブ デューティ ゴースト」の発売記念イベント開催。さまざまな新要素が紹介されたプレゼンテーションの模様をレポート](/games/209/G020914/20131109001/TN/003.jpg) |
こうした「コール オブ デューティ ゴースト」の表現を可能にしたのは,新たに開発された
ゲームエンジンの存在だ。
このゲームエンジンは全プラットフォームに対応しているとのことで,とくに次世代コンシューマ機では,最新技術によってグラフィックスが劇的に進化したという。またPlayStation 3をはじめとする現世代機では,新たなツールおよび技術の採用により,シリーズ最高のゲーム体験を実現したという。
マルチプレイモードには,キャラクターカスタマイズの機能が加わり,武器,顔や服装といった見た目,性別などが変更可能になっており,その組み合わせは2万通りにのぼる。
とくに武器は30種類以上追加され,新たなカテゴリーとして
「マークスマンライフル」が登場。さらに,キルストリークは20種類以上追加された。
また,
「PERK」システムにはポイント制が採用され,30以上のPERKから好きなものを組み合わせられるほか,セカンダリウェポンを外すことで,さらなるカスタマイズも可能になるという。
本作の大きな特徴となる
「ダイナミックマップ」は,プレイヤーの行動に応じてマップの構造が変化するというものだ。マップが変化することで,プレイヤーが取れる行動にも影響が生まれる。
また操作性の面では,覗き込みや障害物の乗り越え,スライディングが可能になるなど,全体に向上した。
そのほかサウンド面では,新しいオーディオシステムを採用し,より高い臨場感を実現しているとのこと。
本作で初登場となる
「スクワッド」は,AIで動作する部隊(スクワッド)を作成/カスタマイズして遊ぶことができるというもの。
スクワッドには
「Squad Assault」「Squad vs Squad」「Wargame」「Safeguard」といった4つのモードが存在し,またカスタマイズしたキャラクターはマルチプレイモードと共有される(
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同じく初登場となる
「EXTINCTION」は,地球をテラフォーミングしようとする
エイリアンと戦う,協力プレイモードだ。チームワークおよびメディック,タンク,ウェポンスペシャリスト,エンジニアによるクラスの組み合わせが攻略の鍵となる。
敵となるエイリアンは,攻撃的なスカウト,毒液を飛ばしてくるスコーピオン,重装甲のライノなどが登場するとのことだ。
さらに会場では,12月12日に発売される日本語吹き替え版が初公開された。
ここでは,すでに発表されている
杉田智和さん,
菅生隆之さん,
山路和弘さん,
三石琴乃さん,
乃村健次さん,
三宅健太さん,
小林ゆうさんのほか,豪華声優陣が起用されていることも明らかにされた。
イベント後半のデモプレイには,松田氏とドビー氏が参加。プレイした「スクワッド」の「Safeguard」は,ラウンドが進むごとに強くなっていく敵を協力して撃破していくという内容だ
![画像集#025のサムネイル/「コール オブ デューティ ゴースト」の発売記念イベント開催。さまざまな新要素が紹介されたプレゼンテーションの模様をレポート](/games/209/G020914/20131109001/TN/025.jpg) |
会場では来場者5名にドビー氏が加わったチームと,「ニコニコゲームマスター」選抜チームとの対戦も行われた。対戦の舞台となったのは,敵の目標地点に侵入してスコアを稼ぐ「BLITZ」と,敵を一人倒すとスピードとスコアが倍になるが,30秒以内にもう一人倒さないと自分が死亡してしまう「CRANKED」の2つ
![画像集#026のサムネイル/「コール オブ デューティ ゴースト」の発売記念イベント開催。さまざまな新要素が紹介されたプレゼンテーションの模様をレポート](/games/209/G020914/20131109001/TN/026.jpg) |
![画像集#027のサムネイル/「コール オブ デューティ ゴースト」の発売記念イベント開催。さまざまな新要素が紹介されたプレゼンテーションの模様をレポート](/games/209/G020914/20131109001/TN/027.jpg) |
イベントの終盤では,niconicoのユーザー参加型ゲームイベント「ニコニコゲームマスター」にて「コール オブ デューティ ゴースト」とのコラボ企画が展開されることと(
関連記事),全国大学対抗戦が開催されることが発表された。後者の概要に関しては,12月上旬に発表される予定なので,興味のある人はチェックをお忘れなく。