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「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開

アルカナ・ファミリア2
配信元 フロンティアワークス 配信日 2013/05/14

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>


PSP『アルカナ・ファミリア2』出演キャストインタビュー【前編】

画像集#001のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開

2011年10月にプレイステーション・ポータブル(PSP)向けゲームとして発売され、昨年夏にはアニメ化も果たした人気ゲームシリーズ『アルカナ・ファミリア』。そのシリーズ最新作となるPSP向けゲーム『アルカナ・ファミリア2』が2013年にリリース予定です。

 『アルカナ・ファミリア2』では、『アルカナ・ファミリア』本編の続編の位置づけとして、『幽霊船の魔術師』(夏)から秋を超えた、冬の時間軸で物語が展開。さらに今作では、雰囲気が変わったお馴染みのキャラクターたちに加え、新たなキャラクターも多数登場する。

 今回は、そんな『アルカナ・ファミリア2』に出演するキャスト陣のインタビューを前後編に亘ってお届け! 前編では、これまでの『アルカナ・ファミリア』シリーズにて活躍してきた福山 潤さん(リベルタ役)、代永 翼さん(ノヴァ役)、吉野 裕行さん(デビト役)、杉田 智和さん(パーチェ役)、中村 悠一さん(ルカ役)、小杉 十郎太さん(ダンテ役)、遊佐 浩二さん(ジョーリィ役)、岡本信彦さん(アッシュ役)、立木文彦さん(モンド役)、井上喜久子さん(スミレ役)のインタビューとなります。


■収録を終えての感想をお聞かせください。

リベルタ役・福山潤さん
画像集#002のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
リベルタ役・福山潤さん(以下、福山):今回も結構ボリュームがあって、さらにいつも通り、リベルタらしく元気に演じたのでマラソンを走りきったように疲れました(笑)。あと、全体的にシリアス面が多くなっていると思いましたね。リベルタはゲームの中で仕掛け的なポジションでもあるので、そこは特に感じました。

ノヴァ役・代永翼さん(以下、代永):ノヴァがすごく甘い男の子になっていて、どうしようかなと(笑)。またツンデレ要素は薄まってました。人に対しての接し方を学んだからか、柔らかくなったような……むしろ突っ込まれると照れたりして。改めてかわいいヤツだなと再発見できました(笑)。あとリベルタから『ひよこ豆』と呼ばれる回数が減りました。でもアッシュから、マメと呼ばれていたのはショックでした(笑)。

デビト役・吉野裕行さん(以下、吉野):アニメや『フェスタ・レガーロ』と収録が続きましたが、デビトを演じるのは久しぶりなので、ちゃんとデビトになっているか、心配です(笑)。

パーチェ役・杉田智和さん(以下、杉田):人生を生き抜いた感じがします。

ルカ役・中村悠一さん(以下、中村):ルートを選んでもらっている状態から始まっているので、フェリチータと仲良くなっていく過程ではなく、既に仲良くなっているからこその葛藤だったり、やり取りが重視されている気がしました。
 あとここまでほとんど、まじめなシーンがなかったので僕自身結構、疲れていて(笑)。「何でこんなにテンションが高いんだろう?」と思うことがたびたびあって。特に『フェスタ・レガーロ』ではゴキゲンなシーンしかなくて……。今回は1作目のシリアスな感じに戻ったような、むしろそれよりも重いかもしれません。みんなの中でイジられているルカが好きな方には物足りないかもしれないけど、一人の人間を掘り下げていくという面では良かったと思っています。

ダンテ役・小杉十郎太さん
画像集#003のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
ダンテ役・小杉十郎太さん(以下、小杉):これまで知らなかった事実を知ったり、新しいキャラが出てきたり、ダンテとフェリチータの関係の発展など、『アルカナ・ファミリア』の世界がさらに広がったなと思いました。特にフェリチータとの関係が進んだことを感じさせるセリフが多かった気がします。恋人同士になったんだなと。

ジョーリィ役・遊佐浩二さん(以下、遊佐):今回はシリーズの中で一番、激しくて、ハードなジョーリィでした。台詞量は1作目と同じくらいですが、世界観やキャラ説明などはないので、その分、物語の密度も濃いものになっていると思います。

アッシュ役・岡本信彦さん(以下、岡本):敵として出てきた時はフェリチータとの掛け合いがほとんどでしたが、今回は他のキャラとの絡みも多くて楽しかったです。一番掛け合いが多かったのはノヴァとリベルタですね。ダンテの見た目の変わりようにもビックリしました(笑)。

モンド役・立木文彦さん(以下、立木):1作目ではキャラを演じることだけで精一杯でした。でも今回はいろいろなルートがあって、その中のシーン、セリフを一つひとつじっくり考えて、ディレクターといいコミュニケーションで収録することができました。完成が待ち遠しいです。

スミレ役・井上喜久子さん(以下、井上):毎回、収録が終わるたびに「ああ、楽しかった!」と満足感いっぱいで。イケメンがいっぱいいるだけでもうれしいけど、物語に深いテーマやメッセージ性があって、スミレとしてもたくさん素敵なセリフを言わせていただいて幸せだなと思いました。


■今作では『幽霊船の魔術師(ヴァスチェロ・ファンタズマ)』から続くお話しになりますが、前作と比べてご自身の演じるキャラの心情や感情など変化を感じたところは?

福山:前回までは問題に直面した時、訳も分からず感情論で押し通していた感じがしたけど、今回は相手の言葉をしっかり聴いたり、じっくり考えた上で行動するようになっていて。それが成長の証なのかなと思いました。またフェリチータへの想いもただ「好きだ」だけでなく、自分にとっていかに必要なのかを言葉や態度で示せるようになって、恋愛に対して一歩進めるようになったのは進歩かもしれませんね。

ノヴァ役・代永翼さん
画像集#004のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
代永:フェリチータの身長を遂に抜いたのが嬉しくて(笑)。『幽霊船の魔術師』では「自分の大切な人を守るにはどうしたらいいんだろう?」と悩みながら成長していきました。今作は婚約しているところから始まっているので、フェリチータを守るんだという意志、ファミリーへの想いがより強くなっている気がしました。自分の想いをストレートに表すようになっているし、からかわれてもどこか余裕があったり。男らしくなったと思います。

吉野:『幽霊船の魔術師』の時、デビトはより弱々しくなった感じでかなり苦労しましたが、今回のほうがエロさも控えめで、普通のデビトだったかなと思います。以前までのデビトだったらフェリチータだけでなく、あらゆる女の子に声をかけていたけど、今回はそういう描写はなくて。フェリチータとの関係が進んだところからのスタートなので、愛の言葉の「アモーレ」も乱発してなくて、割とまともな人でした(笑)。

杉田:設定的に時間が限りあるので、その辺りが、ついに来た、という印象でした。

中村:過去を振り返ったり、自身の心情を吐露するシーンがあって、そこは成長や変化があったのかなと。フェリチータには愛情を真っ直ぐに表しながらも、他のキャラ達に対してはどこか冷静に見ているところなどはセリフ的には変わってないと思います。ただ、誰かに突っ込まれたりした時に以前だったら、瞬発的に反応していたところを、一旦自分の中に留めてから反応するようになりました。
 他のキャラでは今回、よく絡んでいるパーチェとデビトはだいぶ変わっていますね。デビトは終盤になると人間臭さが出ているし、パーチェもムードメーカーで明るいけど、実は周りが見えていて大人な部分もより強くでているなと思いました。

小杉:周りがどんどん成長していて、ダンテはみんなの成長を認めつつ、見守るようなシーンがありましたね。

ジョーリィ役・遊佐浩二さん
画像集#005のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
遊佐:外見上、ちょっと髪が伸びてました。ただ元々大人なので見た目ではそれほど大きな変化はないですね。今回は彼の感情を大きく揺さぶる出来事に遭遇するので、そこは今までにはないところです。ちょっとした優しさや気遣いを表現できるようになったのは成長したのかもしれません。

岡本:前作と比べると、かなりやわらかくなったです。前は誰彼構わず、ケンカを売りまくっていたイメージがあったけど、すっかり優しくなって。ノヴァとリベルタと3人でつるんだり、ジョーリィにこき使われてたり(笑)。きっと仲間意識が強くなったからだと思います。

立木:今回、よりシリアスなストーリーになっていますが、ファミリーを統べるものとしての責任と威厳のある言動をしていることは1作目から一貫して変わっていません。娘に対してデレデレになってしまうところも(笑)。妻のスミレとは絆が既にしっかりできていて、お互いにフォローし合って。コミカルな掛け合いはちょっと少ないけど、違った形で二人の関係性や見せ場があるのでお楽しみに。

井上:スミレ自身は変わらず、成長したファミリーを優しく見守っている感じかな。スミレは年齢的にも、もう完成されちゃっている気がするので。ただ母親として、フェリチータもお年頃なので、幸せになってほしいという気持ちはより強まったと思います。夫のモンドは今まで通りの親バカぶりを発揮してますけど(笑)。


■劇中で時間が進み、見た目などキャラクターの成長や変化が見られますが演じられる上で『過去作との違い』を意識したことはありますか?

福山:見た目がちょっと大人になって、少年から青年になった気がします。今回は数年後を描いたシーンもありますが、性格は変わっていないので、どういうテンションで演じるか難しい部分はありました。でも最終的に時間が経っても成長してもリベルタはリベルタなんだなとわかってもらえたら成功かなと思っています。また恋愛に関してもうぶでチキンなのは変わらないので、演じてても見てても恥ずかしかったです(笑)。

デビト役・吉野裕行さん
画像集#006のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
代永:少年が青年になり、外見も一番変わっているので、前作からいったい何があったんだろうと思ったくらい(笑)。だから声のトーンも気持ちも前作よりもちょっとだけ落としてます。また根本は変わらないけど、フェリチータに向けてだけでなく、周りの人にやさしくなった部分、大人になった部分を出せたらいいなと。大人の人達並みに甘くなっているので、ちょっと恥ずかしかったです(笑)。

吉野:ノヴァやリベルタはちゃんと成長しているけど、デビトは見た目がちょっと荒れたような(笑)。あと襟元とか着こなしは少し大人っぽくなって。僕自身は意識して、何かを変えたところはないですね。フェリチータとの関係が進んでいるのは台本上から感じてましたけど。

杉田:ノヴァでしょうか。子どもの成長は早い!

中村:フェリチータと恋人になったことで悩んだり、考えたりするようになったので、「前よりは成長しているほうがいいですよね」とディレクターさんと話して、少し落ち着いた感じで演じました。

小杉:セリフの中で他のキャラ達の成長を認めるシーンはあるけど、僕自身は、特に意識はしませんでした。あと若い時代のダンテが出てきて、最初に渋めにキャラを作っておいてよかったと感じました(笑)。

遊佐:やっぱり距離感ですね。自分のルートではこれまでと違って、フェリチータと確固たる絆や関係ができているので。他は今までと変わりません。相変わらずモンド第一です。

アッシュ役・岡本信彦さん
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岡本:前作よりも丸くなった感じがするので、そこは意識して。コミカル寄りのシーンも多かったので。今作では自分自身のことを見つめ直す場面が多かった気がしました。ちなみにネーヴェ役の矢作紗友里さんから「アッシュは、見た目はカッコイイけど、かわいいんだよ」と言われて「なるほど」と妙に納得しました。確かにイジられてるシーンはかわいくて。ジョーリィが多いですけど(笑)。自分では俺様みたいに、カッコイイと思ってるところが女性にはかわいいのかなと思いました。

立木:意識したというよりも、セリフの中からファミリーのリーダーとしての責任の大きさに改めて気付かされました。また娘に恋人ができた時、1作目では付き合うことに強く反対したり、駄々をこねていたけど、今回は親としての覚悟ができて、娘の幸せを願っている気持ちがセリフから伝わってきました。

井上:みんなが大人になって、新たな未来を歩んでいく姿はワクワクします。私はスミレと同じように親心で見守っている感じです。他のキャラ達が成長していますが、また一段とカッコよくなっているので、この中から選べと言われても選べません(笑)。


■ご自身のキャラの今作での見どころ、印象的なセリフ、シーンは?

福山:売り言葉に買い言葉みたいな言い合いをするシーンがあるけど、それぞれの気持ちを受け取った上で、自分の言葉で返していて、より会話や掛け合いに重みが出ているかなと思います。ダンテとの関係は特別なので、リベルタが想い悩んだり、どうにかしたいともがいたりするシーンがやっぱりあって。またリベルタはノヴァとの絡みが多いキャラで、よくおちょくってきましたが、今までとは違うやり方でおちょくらせていただきました(笑)。

代永:ノヴァがちょっとダークになるシーンがあって、今まで抱えていたものをすべて吐き出して。でもちゃんと理由があって、収録していてちょっとうるっときてしまいました。あとフェリチータがネーヴェと会話するところは同世代の女の子と話す機会が少ないからか、楽しげでかわいいなと思いました。フェリチータは女性らしさ、強さが増してさらに魅力的になってます。前作よりも蹴りを出すスピードが速くなったかも。衣装の露出度が増えて、ノヴァは気が気じゃないんじゃないかな。僕的にはうれしいけど(笑)。

パーチェ役・杉田智和さん
画像集#008のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
吉野:パーチェがあんなことになったのには驚きました。あとアッシュが虎になった後は真っ裸じゃないか疑惑も(笑)。ちなみにジョーリィとの掛け合いは今回少なめでした。飽きちゃったのかな(笑)。その分、今回はパーチェや、ルカとのシーンが深く描かれていて、見せ場かも。フェリチータと甘々なシーンはもちろんあります。でも他のキャラに比べたらわかりやすくイチャイチャしてないかなと。たぶん2人の関係が進んだ故かなと僕は思ってます。

杉田:本編で登場する子どもキャラクターに対してのパーチェの接し方でしょうか。パーチェは、恋愛面と平常時のバランスが難しいです。故に面白いと思いますが。

中村:詳しく話すとネタバレになってしまうので難しいですね。今回は寄り道がなく、更にまっすぐなストーリーのボリューム感もあって。強いて挙げれば、お嬢様が来る前の、少し昔の話をするシーン、パーチェとデビトとの会話は楽しかったですね。そしてお嬢様とは恋人同士になっているので、以前までの必死だったルカから一歩進んだ余裕を感じてもらえれば。そしてお嬢様のことを大切に思いながら、ファミリー全体を考えている様子も見えると思います。

小杉:フェリチータにプロポーズするシーンがロマンティックで好きです。正義感に燃えている時はカッコイイのに、デレデレになるところのギャップも楽しいです。あとダンテといえばダジャレですけど、今回は「これのどこがダジャレだろう?」というところがいくつかあって。スタッフさんいわく「迷走気味」みたいです。スベるのは相変わらずで、「今日はイマイチだな」とか言ってますが、ずっとイマイチだろうと思いました(笑)。

遊佐:これまでゲームやアニメを通して見えてきたジョーリィの役割や考え方が、一番色濃く出ているシナリオだと思います。まさに自己犠牲という言葉にふさわしい。これ以上は言えません。そして他の奴らが楽をし過ぎというのも言えません(笑)。
 うわさによるとダンテがずっとイチャイチャしているらしい。ジョーリィが大変なことになっているのに(笑)。その不公平感、いい意味で落差を楽しんでください。今回、関わりが深いのは実はアッシュです。彼は相談役補佐という役割になっているので、使い走りにしてます。エルモも愉快な伏兵として活躍してます。

モンド役・立木文彦さん
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岡本:ジョーリィは錬金術の先輩のため、よく使い走りさせられているシーンも多かったかも(笑)。でもそれはアッシュならできると信頼されているからなのかなと。パーチェのことをそんな風に思ってたんだと分かって意外でした。そして子供たちとお菓子を作るシーンも優しさが出ていて、子供に好かれるタイプかもと思いました(笑)。フェリチータと一緒に行動する機会が多いので、前作以上に甘々なシーンも多くて。フェリチータを守りたいと思いながらも、逆に頼るシーンもあるのでそこも見どころですね。

立木:一番印象に残っているのはモンドがファミリーに自分の生い立ちやタロッコとの出会いを語るシーンです。今の状況を受け入れられて、満足しているからこそ、話せることであり、モンドの人間性が垣間見えました。

井上:スミレにとって衝撃的な出来事が起こって、私自身、とてもびっくりしました。普段は優しいスミレの芯の強さ、人生に対しての厳しさが見えて、考えさせられました。フェリチータのハッピーなエンディングはやっぱり感動します。今作の中でたくさんの幸せを感じられてよかったです。


■今作で新キャラが多数登場しますが、設定やビジュアルなどから気になるキャラを挙げてください。

福山:これだけキャラがいると相性がいい人、悪い人が出てきますが、気の合う人とはガッツリ話してます。新キャラではテオとの絡みが多かったですね。浅はかなヤツとうかつなヤツで相性がいいのかな(笑)。今回、女性キャラ2人が登場しますが、フェリチータ以外は愛せません! 新キャラの中で強いて挙げればアガタ。ネーヴェは狙い過ぎだから、美魔女かなって(笑)。

代永:セラとの絡みが結構多かったです。見た目はクールで怖い感じがするかもしれないけど、まじめでいい子なので(笑)。「エルモは小さい時はこちら側のメンバーだったのに、成長したら何でウィル側にいるの?」とビックリしました。セラとは、リベルタと同じように古くからの友達だけど、セラはきっちりしているから相性が合うんでしょうね。ウィルは見るからに怪しい。一見、人がよさそうだけど、ジョーリィよりもねちっこそう(笑)。
 あとジャポネーゼの雰囲気を持ったネーヴェも気になりますね。ノヴァはジャッポネ好きですから(笑)。テオは見た目やんちゃそうだけど、リベルタよりもやんちゃなのかな? アガタは総督らしく威厳があって。ムチを持っているのを見るとドSっぽい(笑)。スミレとは違ったタイプの年上の女性は同性からもあこがれになるかも。

ルカ役・中村悠一さん
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吉野:アガタとの掛け合いが一番多かったかな。アガタとのやり取りの中で、デビトがチャラ男になったのは何かに目覚めたんでしょうか?(笑)

杉田:アガタでしょうか。ああいう先生っていいなって思います。

中村:アガタは絡みが多いキャラで印象深いです。ルカと昔から面識があって、でも敵なのか味方なのか、わからなくて。プレーヤーの皆さんも翻ろうされるのではないでしょうか。また言葉の中に何かを含んだ、やり取りが多くて、大人のキャラとの掛け合いは新鮮でした。ウィルとのやりとりにしてもルカは静かな対応をするので、腹のさぐり合いをしているのかなと思いながらやりました。

小杉:ダンテにとってウィルは謎の人で、「何を考えてるんだろう?」と思ったし、味方なのか、敵なのかもわからなくて。女性キャラ二人が登場しますが、ネーヴェが好みと言うと問題がありそうだし(笑)、アガタはすごく怖そうだし……。甲乙付けがたいということにしておいてください(笑)。

遊佐:テオはヒロインが薄着の衣装になっているのに、モコモコした服を着てて気になります。そんな厚着しなきゃいけないくらい寒がりなのか(笑)。猿を連れているキャラもいて。誰が猿をやっているのか、気になります。女性キャラもいますが、物語に関わる重要なキャラなので、彼女達の動向にも注目してください。

岡本:テオはおもしろい子で、セラはもっと絡みたかったなと。そしてエルモは何か隠してそうだなって(笑)。一番気になるのはやっぱりウィルです。見たまま、謎多き人物で。でも『幽霊船の魔術師』をプレイしている人はピンとくるかもしれません。アッシュとの関わりの深さもわかるはずです。女性キャラも2人登場しますがネーヴェとはあまり掛け合いがないので僕の中では不思議ちゃんポジションで。やはりフェリチータですね。セリフでも「フェリチータの脚がいい!」と言ってましたから(笑)。

立木:新キャラでは最も深く関わったのはウィルですね。物語的にも重要なファクターになっているので注目してほしいです。個人的にすごく気になっているのはアガタ。この作品には珍しい大人の女性なので、楽しみです。

井上:一番気になったのはネーヴェですね。衣装とか。あとウィルの声を誰がやるのかなと気になって(笑)。アガタを演じるのが大好きな(伊藤)美紀ちゃんでうれしいです。スミレとは浅からぬ関係があるようで……そこはプレイして確認してください。


■今作の注目ポイントと発売を楽しみにしているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

福山:今作も色々なエンディングがありますが、お互いを想っているがゆえに結ばれないところにカタルシスを感じてしまうは悪いクセかも(笑)。ただ、ご安心ください。みんな、フェリチータのことが大好きです(笑)。この作品のキャラはコテコテに濃い連中ばかりですが、今回新キャラが入って、どんな化学反応が起きるかも注目です。個人的にはダンテは若返ると調子にのるんだなとわかりました(笑)。今回、ノヴァが耳を出さなかったり、いっちょ前に色気付いているので、どう代永(翼)君が演じているのか、お楽しみに!

代永:またノヴァとして皆さんの元に帰ってくることができてうれしいです。新キャラたちが入って新鮮な息吹を吹き込んでくれただけでなく、物語にも重要なキーになっているので、注目してもらえたらと思います。青年になって男らしくなったノヴァの姿と、前作よりも相当甘くなったセリフにもご期待ください。

吉野:キャラが増えて、デビトのポジションも厳しくなってきたかなと(笑)。皆さんにデビトを忘れられないように頑張りました。舞台もレガーロからノルディアに移って、人間模様もより複雑になって、おもしろさが増していると思います。今作では僕自身もビックリすることの連続だったので、代永(翼)君にも「あれはビックリだよね」と話しました。皆さんもプレイしていっぱい驚いてください!

杉田:たくさんお腹がすいてると思います。もう少し待っててね! ラ・ザーニア!!

中村:レギュラーキャラは見た目など変化や成長がありながらも、ベースは変わっていないところがいいなと。プロジェクトが始まった3年前から様々な面で進化していると如実に感じました。デビトのルートのストーリーも好きです。あるエンディングがいいですね。どのルートでもハッピーエンドじゃないエンディングのほうがむしろ心を打つんじゃないかなと思います。
 今作でストーリーものとしては3作目になりますが、ここまでやってようやく『アルカナ・ファミリア』の物語が一つ区切りがついたかなって。まだこのシリーズをプレーされていない方はぜひ1作目からやっていただきたいです。

小杉:ダンテの、フェリチータへの想いは変わらず、彼女に振り回されるシーンはおもしろいかなと思います。若い頃のダンテが見た目もふさふさでうれしかったです(笑)。今作はまたボリュームアップして、たっぷり時間をかけてプレーできると思います。待ちわびた分、じっくりかみしめて楽しんでください。

遊佐:今回は表立った敵役が新キャラとしてたくさん登場します。新キャラたちによってファミリーにどんな変化をもたらし、どんな展開になっていくのか見守ってください。そしてジョーリィのルートですが前作のデータがあれば1回目からプレイできるそうです。ジョーリィから始めるもよし、最後にとっておくもよし。大事な順番はぜひジョーリィでお願いします(笑)。

岡本:グッと息をのむシリアスな展開、笑えるコミカル、手に汗握るバトル、そして甘いラブシーンなどがふんだんに盛り込まれています。ずっと『アルカナ・ファミリア』をプレイしてくださった方はお気に入りのキャラがもっと好きになると思います。また新キャラたちもひとクセもふたクセもあって、インパクトを与えてくれたり、作品の魅力を増してくれています。まだプレイされていない方もこれを機に魅惑の『アルカナ・ファミリア』の世界へ。お待ちしてます!

スミレ役・井上喜久子さん
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立木:モンドの威厳の強さとコミカルさのギャップでしょうか?(笑)。あとダンテの若い頃が見られます。今とのギャップがいいですね。見た目でも親近感があるので(笑)。あとリベルタやノヴァから成長を感じられるセリフがあって、演じる僕もうれしくなりました。かわいくて、カッコいいセンスの良いタッチの絵、複雑で練られたストーリー、キャスト陣のキャラに入り込んだ演技の結晶が『アルカナ・ファミリア』であり、今作でも新たな感動や発見があるはずです。ぜひ楽しみに待っていてください。

井上:シリアスな内容になっていて、みんなが苦難を乗り越えていくところですね。夫のモンドに大変なことが降りかかって、それを妻としてスミレがどうするのかを見ていただきたいです。今までで一番心を揺さぶられたかも。そしてプレイ後の達成感も大きいはずです。またアッシュと今回、やっとしっかり掛け合えてよかったです(笑)。ロングコートからスーツになってカッコ良さが増して。あとスミレのほかにも兼ね役をやらせていただいて、きっとビックリすると思います。絶対、最後までやってくださいね!



PSP『アルカナ・ファミリア2』出演キャストインタビュー【後編】

 後編では、新キャラクターたちを演じる平川 大輔さん(ウィル役)、小野 友樹さん(セラ役)、逢坂 良太さん(テオ役)、矢作紗友里さん(ネーヴェ役)、井口 祐一さん(エルモ役)、伊藤 美紀さん(アガタ役)のインタビューとなります。


■収録を終えての感想をお聞かせください。

ウィル役・平川大輔さん(以下、平川):イタリア語とタロッコの名前が難しかったです(笑)。ウィルを演じる前に「つかみどころのないキャラで」というディレクションはありましたが、ルートや対応するキャラによって印象が変わるので、いい人なのか悪い人なのか、味方なのか敵なのか、全然わからなくて。感情の起伏もあるような、ないような。作品のキャラたちよりも僕のほうが翻ろうされたと思います(笑)。

セラ役・小野友樹さん(以下、小野):もっともっと喋っていたかったなと。セリフ量はたくさんあったけど、まだまだ演じたりないと思える、素敵な作品でした。

テオ役・逢坂良太さん(以下、逢坂):テオはギャーギャーうるさい、マイペースなキャラなので、やっていて楽しかったです。普段は家で出せない感情をこの収録で一気にぶつけたような(笑)。

ネーヴェ役・矢作紗友里さん(以下、矢作):かわいくて、イチャイチャできる恋人がいるキャラを演じるのが久しぶりで。最近は片想いで報われない女の子役が多いんです。昔はもっとあったのに……。だから「まだ私、こんなキャラできるんだ」とホッとしました(笑)。

エルモ役・井口祐一さん(以下、井口):エルモはホムンクルスで、人間じゃないので気持ちの作り方が難しくて、それゆえにやりがいがある役でした。

アガタ役・伊藤美紀さん(以下、伊藤):アガタはとても偉い人だったので、偉そうにとても気持ちよくやらせていただきました(笑)。堂々としていて、落ち着き払った雰囲気で部下達を従えている感を出せていればいいですね。


■『アルカナ・ファミリア』という作品の世界観や設定などについての印象は?

ウィル役・平川大輔さん
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平川:参加させていただく前、雑誌などでビジュアルを目にした時、「わあ、黒い!」と(笑)。黒いスーツで渋くキメているけど、明るく派手なイタリアンマフィアの話なのかなと勝手に思ってました(笑)。でも実際に台本を見てみると、それぞれのキャラが業を背負っていて、それを表に出さずにファミリーのメンバーと接していて。みんな、思い悩みながら前に進んでいくお話で、プレイした後、「頑張ろう!」とか「一歩進んでみようかな」と思わせてくれる素敵な作品だなと思いました。

小野:イタリアっぽい雰囲気のレガーロ島の街、海、山の景色が素敵で、この世界で暮らしてみたいなと思いました。あとキャラクターがそれぞれ個性的だなと。初期のドラマCDに参加させていただいた時、パーチェの「ラ・ザーニア!」には衝撃を受けました(笑)。

逢坂:キャラや舞台などヨーロッパの風を感じておしゃれ感がありますね。作品中に聞いたことがない料理名が出てきて、おいしそうで食べてみたいなと(笑)。今回舞台になるノルディアは水の都のイメージで、背景も青が目にやさしくてきれいですね。僕は青が大好きな色で。黒い人が多いので、そこで癒されてもらえれば。

矢作:シナリオを読んでいるとゲームというよりファンタジー小説を読んでいるような気分で。まだ自分が出演するシーンしかわからないので、続きがすごく気になります。キャラはこれだけイケメンがいっぱいいて、個性も強いのに、重なっているキャラが一人もいなくて。だからプレイする人が誰を選ぶか、悩むでしょうね。またそんなキャラ達が仲間のためにみんな一生懸命で、熱いんですよね。皆さんがこの作品に熱中する気持ちがわかります。

井口:イタリアンマフィアっぽい雰囲気がオシャレでカッコイイなと。ただ特殊な境遇もあってエルモ自身が接する人は極端に少なかったです。彼の何も知らない様子が僕自身は新鮮に映りました。

伊藤:人名や地名、それにお祭りっぽさがあってヨーロッパの空気を感じました。人間関係がすごく複雑ですね。相関図を見ると「この人とは距離が遠いな」と。みんな、特殊能力を持っているんですけど、アガタにはなくて。いつか使えるようになったらいいな。


■自身が演じるキャラの印象とご自身と比べて似ている点、違う点は?

平川:ほぼ全キャラとの絡みがあり、作品の中でもキーマンになる存在で、キャラだけでなく、プレイヤーの方もミスリードさせることもあるというやっかいなキャラです。また某キャラから白蛇メガネと呼ばれていますが、それを聞いて皆さんが頭に思い浮かべたビジュアルがまさにウィルになると思います(笑)。ネーヴェをでき愛していて、彼女に対してはすごく甘くて、やわらかい印象で。でも他のキャラが入るといつもの飄々としたキャラに戻るという。本心がわからない、ミステリアスさが魅力なのかなと。

セラ役・小野友樹さん
画像集#013のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
小野:人と気軽に接してはいけないと、あえて壁を作っているところがあって。言動も割とクールで。でもひとたび仲良くなると優しい部分が見えてきたりして、まじめでいいヤツです。変にまじめなところは僕と似てるかも。苦労人っぽいところとか。あと周りに破天荒な人がいると「何とかしなきゃ」とあわてるところも(笑)。

逢坂:テオは言いたいことをいつも言って、たまにまじめになる感じで。自分と比べると違うかな。皆さんにはテオを、弟を見るような視点で、「この子、かわいいな」と思ってもらえたらいいですね。あとウィルには家族以上の強い情を感じました。ネーヴェに嫉妬するくらい(笑)。でもその理由となるエピソードを知って、「これなら好きになっちゃうだろうな」と共感できました。

矢作:ネーヴェはウィルが大好きで忠誠を誓っていて、彼のためなら危険もいとわない一途な子です。それゆえに行き過ぎた言動を発することもあって……でも、とってもいい子なんです! それはわかってください(笑)。似ているのは一途なところかな。

井口:1作目からいたキャラで、ジョーリィによって作られたんですけど、フェリチータと出会い、感情が芽生えました。今回大人になって、すっかりカッコよくなって(笑)。体は立派に成長したけど、1年足らずしか経っていないので心は追いついていないんですよね。しかもこれまで勉強ばかりしていたから、感情が芽生えるたびに戸惑いもあって。またフェリチータには恋心を抱いていて、エルモは必死に手を伸ばしているのに、なかなか届かないのがせつないです。似ている点、違う点は僕は人間なので(笑)。

伊藤:ノルディアという群島を統括している総督ということで、常に落ち着いてます。声を荒げたりするシーンはないけど、息子に愛のムチをふるうことはあって。その厳しさも一人前の跡とりに育てたいという家族愛あってのことなので、決して怖い女性ではないですよ(笑)。フェリチータがあこがれるほどの素晴らしい女性だということはわかってほしいです。自分と比べると正反対ですね。私は人をまとめられないし、命令なんてとてもとても。従うほうが好きなので(笑)。


■演じる時に心がけたこと、苦労した点は?

平川:謎解きをしたり、他のキャラが知らないことを説明してあげる立場なんですけど、僕自身は初参加で作品の世界観も捉えきれていないのに、さも知っているように話すのが大変でした。さらに真実を語っているのにはぐらかして聴こえるようにとか、そんな言葉の押し引きも難しくて。納得できなくてもう一度やらせてもらうと、今度はかんだりして(笑)。

小野:フェリチータとの距離感の変化によって、テオへの接し方が変わらないように心がけました。テオに対して一見そっけなく接してしまうのも心を許しているからです。フェリチータと距離が近づくにつれセラが優しくなっていくのですが、テオに対しても優しくなったりしないようにと。あくまでセラとテオとの関係はブレないように心がけました。

テオ役・逢坂良太さん
画像集#014のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
逢坂:キャラをつかむのに最初はちょっと時間がかかりました。若くて、やんちゃな感じでやってみたら、「悪ガキ要素を強く」と言われて。そこにたどり着くまでが難しかったくらいで、あとはいいストレス解消になりました(笑)。

矢作:基本はクールな子だけど、自分の意見を主張するところでは語気が強くなるので、どこまでやっていいのかなと探りながらやりました。特に過去を乗り越える大事なシーンではすごく考えましたが、自分なりにはできたかなと思っています。

井口:エルモは生まれて間もない子なので、どこまで感情を理解して出しているのかがわからなくて。あとジョーリィに対して感情を爆発させたシーンは普通の少年みたいに演じるとエルモではなくなってしまうので難しかったです。

伊藤:落ち着いて威厳のある女性なのでゆったりと低めのトーンでやってみました。そして日常とはかけ離れた雰囲気の会話に聴こえるように心がけました。難しかったのは親しいスミレや息子達と接する時に、厳しさや優しさをどこまで出していいのか、その加減に悩みました。でも中盤くらいになるとアガタになりきれて、楽しみながら演じることができました。


■ご自身のキャラの今作での見どころ、印象的なセリフ、シーンは?

平川:ネーヴェとの出会いのシーンが印象的ですね。彼女が行動を共にするきっかけにもドラマがあって。あとダンテとの絡みが多いんですけど、商人だから口は達者なのに、ダンテとの会話では「おや?」と思うシーンや、ウィルの素が見えたシーンがあって、そこは意外でした。

小野:フェリチータと出会って、最初は壁を作っていたセラがだんだん甘くなって。でも恋愛感情だけでなく、惹かれていく理由もあって……。そのストーリーに僕も惹かれました。2人の間に何が起こり、共感していく過程に注目してください。

逢坂:真相が出始める中盤から後半はやっぱり印象的でした。はっきり言えないのが残念なんですけど……。そしてウィルを大好き過ぎ(笑)。フェリチータとは姉弟みたいな関係性を感じましたが、その微妙な変化にも注目してください。あとテオがエビ好きという要素が時々出てくるのでそこもお見逃しなく(笑)。

ネーヴェ役・矢作紗友里さん
画像集#015のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
矢作:ウィルに後ろからぎゅっと抱きしめられて、「お慕いしております」というセリフで何度もリテイクが出ちゃって。女子にとって夢のシチュエーションじゃないですか? あのシーンではマイク前で自分を抱きしめながら演じて(笑)。一生懸命自分を抑えつつ、ネーヴェがドキドキしている感じも出るように、かなり頑張ったので伝わるといいですね。

井口:ジョーリィとの関係や感情に大きな変化があります。その理由が明らかになっていくシーンは見どころかなと。エルモが生きてきた時間の中で最も大きな事件だったから。ジョーリィに感情をぶつけたシーンもすごくこだわって演じました。

伊藤:あるルートの終盤での、アガタがお酒を飲んでいるシーンは、総督という肩書きや責任感から解き放たれた一人の女性の表情が見えて印象深かったです。あと最後に今までの謎やストーリーを語るシーンは気持ちがすごく入りました。スタッフさんもアガタルートと言ってもいいかもと話すほど、アガタの見せ場なので注目してください。


■設定やビジュアルなどから気になるキャラを挙げてください。

平川:まず絡みが多かったダンテとリベルタですね。あとモンドともちょっと関係性が深くて……。ファミリーをまとめあげる姿は純粋にカッコイイと思いました。新キャラではネーヴェは最愛の恋人だけど、「彼女にもっと優しくしてあげなよ!」とヤキモキしました(笑)。2人が幸せになってくれればいいなと願っています。
 テオとセラは対照的でお互いを引き立てあっているのがいいですね。ウィル的にはテオのほうに少しだけ優しいようです(笑)。アガタも総督なのに一商人のウィルがなぜ対等に話しているのかなど謎も楽しんでいただければ。4人の女性キャラはみんな謎があって甲乙付けがたいんですけど、あえて選ぶとすれば、フェリチータで。

小野:新キャラではテオですね。一番絡みが多いキャラで、なぜセラがウィルと行動を共にするようになったかという、きっかけでもあるので。それは徐々に明らかになっていきますけど……。破天荒なテオを突っ込むのも楽しいです。それと教育ママのアガタ(笑)。彼女のもとで育ったから、まじめな性格になったのかなと思いました。レギュラーキャラではノヴァとは旧知の関係で、それを感じさせるやり取りがところどころに出てきます。女性キャラの中で個人的に好きなのはスミレかな。大人の女性が好きなんです(笑)。

逢坂:リベルタはテオと似ていて、似たもの同士で相性も良くて、仲良くなれそうだなと収録して思いました。僕個人が友達になりたいのはパーチェ。楽しそうで。一緒にラザニアを食べたいです(笑)。女性として好きなのはフェリチータですね。年上っぽい女性が好きだけど、ほど良いくらいで(笑)。彼女は引っ張ってくれそうなので。アガタさんは相談にはのってほしいので、親戚にいるといいな。

矢作:これだけイケメンぞろいだと目移りしちゃいますね。ウィルもいいけど、ルカもいいなあ。私、浮気性かも(笑)。ルカとはずっと一緒にいたいからお婿さんに、彼氏は若いほうがいいからウィルかな。テオも結構、突っかかってきて、ネーヴェにとって言い合える関係なのでいいかも。あとアッシュもいいなあ。俺様系も好きなんですよ! ちょっと振り回されたい! でもやっぱり癒されたいからルカで(笑)。

エルモ役・井口祐一さん
画像集#016のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
井口:エルモを語る上で欠かせないのはやっぱりジョーリィですね。でも僕はこんなパパはいりません(笑)。エルモは教えればわかる子だと思うので、ちゃんと育ててほしいです。ウィルに対してはすごく信用してますが、ウィル自身は本心で話している感じじゃなくて。ちょっと心配(笑)。テオとはいつの間にか仲良くなっていて、いい友達ができてよかったです。個人的に好きなのはフクロータです。小動物系が好きだから(笑)。

伊藤:ウィルはカッコイイですよね。平川(大輔)君が演じると聞いた時からイメージが完成してます(笑)。大人のようでありながら少年っぽさや甘えん坊な面もあって。息子に関しては、いろいろ大変なことがあって……母として心配です。
 デビトは名前がいいにくいのがちょっと……(笑)。パーチェは見た目が明るそうだけど、アガタとの絡みではシリアスな部分もあっていいですね。フェリチータはあこがれてくれているのでいい子ですね。「私を目指して早く成長して」。アガタと仲がいいスミレは(井上)喜久子ちゃんなので、キャラも中の人も大好きです(笑)。お気に入りは、ウィルが最初は気になったし、見た目的にアッシュもいいけど、やっぱり息子が一番!


■今作の注目ポイントと発売を楽しみにしているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

平川:作品のカギを握るキャラということで、プレッシャーを感じていましたが作品の世界に浸りながら収録させていただきました。ウィルはルートによって印象が変わるので、おもしろいキャラだと思います。「感じ悪いな」と思っても、最後にいい人になったりすることもあるので、見放さないでくださいね(笑)。いつもよりシリアス度が高い作品になっているとのことなので、ひと味違う『アルカナ・ファミリア』の世界を楽しんでください。

小野:以前、ドラマCDに出演させていただきましたが今回、重要な新キャラの一人として参加できて、とてもうれしいです。レガーロから舞台をノルディアに移しての、新たな物語に期待してください。またセラとしては、この『アルカナ・ファミリア』の一員として今後も出番があることを期待してますので、セラへの応援もよろしくお願いします!

逢坂:前作、前々作にも出演させていただきましたが、今回大きなポジションの新キャラをやらせていただいてうれしいです。テオを一番に好きになってくださいとは言いません! 他のキャラを攻略したうえで、テオも好きになってください。

矢作:私も乙女ゲーをプレイするユーザー視点で言わせていただきますと、情報が出始めるこの時期は皆さん、どきどきワクワクしていると思います。そして発売日が近づいて公式サイトが盛り上がってくると見に行く頻度が増えるのもよくわかるので、今か今かと待ってくださっていることでしょう。その膨らんだ期待感を破裂させられるほど、素敵な作品になると思いますので楽しみにしていてくださいね。

アガタ役・伊藤美紀さん
画像集#017のサムネイル/「アルカナ・ファミリア2」福山 潤さんら出演キャスト16名のインタビューが公開
井口:前作をプレイされた方は「あのエルモがこんなにカッコよく」と驚かれると思います。でも1年の間の急激な成長なので、精神的なひずみはあって。そんなエルモが今作でいろいろな出来事や出会いの中で、どんな感情が生まれて、どう育っていくのか、温かく見守ってください。

伊藤:カッコイイキャラ、かわいいキャラ、そしてキャストの素晴らしさ、これはハマらないはずがありませんね。シナリオもすごく素敵で、アガタが登場している時のシリアスなシーンは気持ちが入って、途中で泣きそうになったことが何度もありました。アガタがそれぞれの人間関係に一石を投じるようなポジションで、フェリチータもあこがれるほど凛とした女性なので、プレイした方に「こんな女性になりたいな」と思ってもらえたらいいな。そして安心して私の胸に飛び込んでおいで(笑)。

「アルカナ・ファミリア2」公式サイト

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