新世代のサバイバルゾンビアクション「Dying Light」の最新トレイラーが公開に

　ポーランドのTechlandが開発中のオープンワールド型ゾンビアクション「Dying Light」（PC / PS4 / PS3 / Xbox One / Xbox 360）の，2分20秒におよぶ最新トレイラーが公開された。

　「Dying Light」は，「Dead Island」シリーズで世界中のゾンビファンをうならせたTechlandの最新作で，南海の港湾都市で発生したゾンビアウトブレイクをテーマとするサバイバルアクションだ。ほかの地域でもゾンビ禍が起こっているのか，ときおり飛んできて必要物資を投下するヘリコプターくらいしか支援がなく，プレイヤーはこういった物資を利用して，残された人々の安全を守ることになる。


　カメラ視点は，「Dead Island」シリーズと同様に一人称視点となっており，入手した武器をカスタマイズできるなどの“らしい”要素もふんだんに盛り込まれている。
　とはいえ，アクション性に関してはかなり異なっており，本作ではフリーランニング的なアクションを活用して，高低差のあるマップを自由自在に突き進んでいける。真正面からゾンビと戦うよりも，いかにゾンビとの遭遇/戦闘を回避できるかがゲームのポイントになっていそうな雰囲気だ。

　なお，「Dying Light」には昼夜の概念が存在し，夜になるとゾンビが凶暴化するだけでなく，勝ち目のないようなどう猛な敵まで出現するという。もっとも昼間でも，ゾンビに加えて物資を狙う盗賊なども徘徊しているため，常に慎重なプレイが要求されるのだが。


　今回公開されたトレイラーでは，荒廃した都市の風景や，ゾンビの群れなどが確認できるほか，後半30秒にはアクションパートも収録されている。
　トレイラーのタイトル「Humanity」から想像できるかもしれないが，元々は近所の顔見知りだった人々と戦わなければならないという，ゾンビアポカリプスならではの試練が，しっかりと表現されている。
　最後のシーンの，ナタを手にした主人公らしき人物の影が意味深だが，このあたりは「Dead Island」のトレイラーで大きな注目を集めたTechlandらしい作風と言えるだろう。

　「Dying Light」は今のところ，Warner Bros. Interactive Entertainmentより2014年中のリリースが予定されている。新世代のゾンビアクションと呼ぶに相応しいゲームになりそうなだけに，今後の情報公開にも引き続き注目したい。

「Dying Light」公式サイト