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ハロー!Steam広場 第23回:廃校舎にいる幽霊をスマホで撮リンダ
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,遊ぶ予定のないゲームを購入してしまう上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第23回は,日本の名作ホラーゲーム「零」に影響を受けたというインドネシア産ホラーアドベンチャー「DreadOut」をメインに紹介しよう。このほか,「EverQuest Next」のスピンアウト作品「Landmark」や,帆船時代の海戦に焦点を当てたオンラインゲーム「Naval Action」も合わせてお届けする。
日本の名作ホラーゲーム「零」に影響を受けたというインドネシア産ホラーアドベンチャー「DreadOut」
今回は,インドネシアの独立系開発会社Digital Happinessが手掛ける「DreadOut」を紹介しよう。本作は,なんらかの理由で放棄された旧市街を舞台とするホラーアドベンチャーゲームだ。ストーリーは全2章で構成されており,現在プレイできるのは1章のみ。2章は追加コンテンツとして無料で配信されるとのこと。
そして第1章の舞台となるのは,放棄された旧市街にある廃校舎だ。主人公である女子高生の“リンダ”は,はぐれてしまった友達を探すため,スマートフォンを片手に校舎内を探索することになる。
すでにお分かりかも知れないが,校舎内にはこの世のものではない何かが徘徊しており,リンダちゃんを見つけるやいなや襲い掛かってくるのだ。しかもそれはただの幽霊などではなく,豚の悪魔“Babi Ngepet”や,背中に大きな穴が空いた女性の亡霊“Sundel bolong”といった,インドネシアの神話に出てくるモンスターばかり。神話というよりは都市伝説かもしれないが。
これらと対峙した時に武器となるのがスマートフォンのカメラ機能だ。出現するすべてのゴーストは,カメラで撮影することでダメージを与えられるのだが,ここで重要となるのが,ゴーストのどの部分を撮影するかだ。
ゴーストには,それぞれ弱点が存在する。例えば,プレイヤーが最初に出くわすことになる豚の悪魔“Babi Ngepet”は,顔が弱点となり,そこを撮影すれば怯ませることができる。一方で,顔以外を撮影してもまったく効果がないのだ。
見事撃退に成功したゴーストは,メニュー画面のファイルの項目にあるゴーストペディアに登録されるので,インドネシアの神話に興味があれば,確認してみるといいだろう。
余談だが,“Sundel bolong”をGoogleの画像検索で調べたところ,ゲーム中に出てきたゴーストと同じようなビジュアルの女性がたくさん出てきた。あっちでは結構有名なゴーストらしく映画にもなっているようだ。日本でいうと口裂け女みたいなものだろうか。
さて,写真を撮ってゴーストを撃退というゲームシステムにお気づきの方も多いと思われるが,あえて説明すると,本作はテクモが手掛けた名作ホラーゲーム「零」に影響を受けた作品とのこと。主人公の女の子がどこか儚げなのも,きっとその影響だろう。
初回プレイは,謎解き要素に苦戦してしまいクリアまで時間がかかってしまったが,攻略方法さえ分かってしまえば1時間ほどでクリア出来てしまうくらいのボリュームだった。周回プレイするメリットはないものの,じっくり探索しながら遊べばボリュームに不満を覚えることはないだろう。
本作はホラーゲーム――特に「零」が好きな人にオススメできる作品だ。ちなみに体験版も用意されているので,同作ファンで興味のある人は,ぜひ遊んでみてほしい。
「DreadOut」Steamページ(14.99ドル)
怒られても穴掘りがやめられないサンドボックス型オンラインゲーム「Landmark」
アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回紹介するのはSony Online Entertainmentの「Landmark」だ。ちなみに本作は1度名称を変更しており,旧タイトルは「EverQuest Next Landmark」である。
そう,本作はEverQuestシリーズ最新作「EverQuest Next」に関連したタイトルなのだ。しかし,本編であるEverQuest Nextとは根本的にゲームのコンセプトが異なっており,本作「Landmark」は,EverQuest Nextの採掘や建築といった要素にフィーチャーしたゲームとなっている。
なんだかややこしいが,大雑把に言ってしまえば「MinecraftのEverQuest版」ということだ。ちなみに,タイトルからEverQuest Nextを取っ払った理由は,本作はEverQuestという名前から連想されるファンタジーな要素に一切縛られない自由な世界観を持つ作品だからとのこと。
前置きが少し長くなってしまったが,今回紹介する「Landmark」は,広大なオープンワールドのマップを使って,さまざまなものを建築していくサンドボックス型のオンラインゲームだ。
Voxelベースのゲームエンジンによって生み出される破壊効果が特徴的で,ゲーム内にある大抵のオブジェクトは破壊することが可能だ。地面や山の表面などは,Minecraftのようにブロック単位ではなく,結構細かく削っていけるので,本当に掘っているかのような感触があり,ピッケルを進めるのがとにかく楽しい。もしやこれが労働の喜びというやつなのだろうか。
そんなことを考えながらひたすら下に向かって掘っていたら,掘っていた穴に落っこちたほかのプレイヤーから怒られたので,まじめに建築に取り組むことに。
何を建築するにも,まずは自分の土地が必要だ。土地を得るには「Claim Flag」というアイテムが必要なので,ゲームを始めたらまず,このアイテムを製作しよう。
Claim Flagを製作したらマップ([M]キー)を押して,空いている土地を探そう。フィルターの上にある「Show Claimable Land」にチェックを入れると,すでに他のプレイヤーによって確保されている場所に色が付くので,空いている場所が視覚的に分かりやすくなる。
土地を確保すると建築用の各種ツールがインベントリに追加されるので,あとは自分の好きなものを建てていこう。といっても最初は建築用の素材がないので,適当にその辺の地面や木を削って素材を集めるといいだろう。これらの素材は特殊な加工などをせずに,そのまま建築に利用可能だ。
なお,土地を持つと維持費が発生する。1日に300個の銅鉱石を納品する必要があり,最大8日分まで納品で可能だ。ただ,この銅鉱石はそこら中に埋まっているので,普通にプレイしている分には維持費の面で,特に心配することはないはずだ。
さて,本作は現在クローズドβテスト中なので,未実装な要素も多いうえ,動作もあまり安定していない印象だ。とはいえ,現段階でも建築ゲームとしては十分に遊べる内容となっており,この手の作品が好きな人は楽しめるはずだ。
ちなみにSteamでは3種類のパックが販売されており,テストに参加するには,いずれかを購入する必要がある。とりあえず遊んでみたいという人は,一番リーズナブルな「Settler Pack」(19.99ドル)を購入するのがいいだろう。
「Landmark」Steamページ
帆船時代の海戦に焦点を当てたオンラインゲーム「Naval Action」
「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は,帆船に対する強いこだわりが紹介文からも感じ取れる「Naval Action」を紹介しよう。
本作は帆船時代の海戦に焦点を当てたオンラインゲームだ。紹介文によると,帆船時代に活躍したさまざまな船を正確にモデリングしており,リアルタイムでシミュレートされた風は,船の推進力や,回転速度,そして大砲の弾道といったものにまで影響するとのこと。
またダメージ表現にも力を入れており,浸水による沈没や,火薬庫の被弾による火災,船上での跳弾によるクルーの負傷など,さまざまな2次災害まで細かく表現しているとのこと。開発段階のものになるがプレイムービーも公開されているのでこちらも確認してほしい。
GREENLIGHTを通過すれば,すぐにでもアーリーアクセスを始める準備は出来ているとのこと。アーリーアクセスでは,10隻の帆船と,3つマップを公開し,プレイヤーのフィードバックを受けながら,アップデートを重ねていくようだ。
コンテンツに関しては,3つのステージに分けられ順次実装される。最初にマルチプレイ対戦,次に船の改造やランクシステム,3ステージ目ではオープンワールド型のマップとクラフトシステム,さらに領地戦が実装となる。
GREENLIGHTページでは,本作に期待するコメントが多く寄せられており,これからの動向に注目が集まるタイトルといえるだろう。興味のある人はぜひ“いいね”を。
「Naval Action」GREENLIGHTページ
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