プレイレポート
[TGS 2014]細かいところまでレゴで表現された「LEGO ムービー ザ・ゲーム」のプレイレポートをお届け
本作のストーリーは,原作である映画「LEGO ムービー」と同じで,なぜか伝説の英雄に間違われてしまった青年「エメット」が,レゴワールドを支配する「おしごと大王」から世界を救うまでのストーリーが描かれる。
出展されていたプレイアブルデモは,ゲームの序盤が遊べるようになっていたので,さっそくプレイレポートをお届けしよう。ちなみに今回プレイしたのはPS4版だ。
ゲームは,溶岩が煮えたぎるダンジョンのような場所で,盲目の魔法使い ウィトルウィウスとおしごと大王が対峙するシーンから始まる。
一見するとシリアスなシーンなのだが,耳をよく傾けてみると,真面目にやっているのかどうかわからないほど,ノリの軽い会話が繰り広げられていた。まあレゴらしいといえばレゴらしい。
ここでは,ウィトルウィウスのほかにも,「クレオパトラ」と「シェイクスピア」が操作でき,彼らを切り替えながら,おしごと大王が引き連れる兵士達と戦うことになる。
兵士達は,レーザービームを使ってなぎ払うように攻撃してくるので,これをジャンプして回避する必要があるのだが,攻撃のスピードはゆっくりなので,避けるのはたやすい。LEGOゲームはアクションが苦手な人でも楽しめるように作られているが,その代わりに頭をたくさん使うことになる。
さて,攻撃を避けているだけでは先に進まないので,何か反撃する方法を考えよう。プレイヤーが操作する3人はマスタービルダーと呼ばれており,レゴで出来たオブジェクトを壊して,新たなオブジェクトを作りだす能力を持っている。ようするにこの能力を使えば,なんの変哲もないオブジェクトから,その場面に適したもの,ここではミサイル兵器を作ることができるのだ。
ということで,指示されたオブジェクトを破壊してミサイル兵器をさくっと作ってみた。さすがマスタービルダーというべきか,その間わずか5秒だ。
さっそくミサイルを発射してみたところ軌道が不安定で,あちこちに飛び回った後,柱に当たって爆発してしまった。ただ,こちらの反撃に驚いたのか,おしごと大王が慌てふためいていたので,当初の狙いとは違ったものの結果オーライだ。
それよりも筆者が驚いたのは,ミサイルから噴射される火と煙がレゴブロックで出来ていたこと。確かに良く見てみると,ステージの下にある溶岩もレゴで再現されおり,本作のレゴに対するこだわりが強く感じられた。
こちらの反撃ですっかり怖気づいたおしごと大王に止めを刺そうとしたところで,どこからともなく飛んできたレーザーにウィトルウィウスが倒れてしまった。立ち上がることもままならないウィトルウィウスは,最後に「勇者が現れてお前を倒す」というような内容の予言をして,プロローグチャプターは幕を閉じた。
次のチャプターでは,本作の主人公「エメット」に操作が切り替わる。このチャプターでは,彼の仕事場である建設現場に向かって,現場監督に指示されたさまざまな仕事をこなしていくのだ。
ここで与えられた仕事の中で一番面白かったのが,家の解体作業だ。エメットはドリルが使えるので,これで家の壁をゴリゴリ削ると,やがてジャラジャラと音を立てて家が崩壊し,レゴブロックがそこら中に散らばっていく。これがとても気持ちよく,病み付きになりそうだった。
この後,庭の掘り起こし作業という面白そうな仕事が与えられたのだが,ここで,試遊の終了時間が来てしまい,泣く泣く試遊台から離れることに。
プレイ時間は短かったものの,レゴだからこそできる表現があらゆるところに散りばめられており,視覚的にも楽しめた。発売日まであと1か月ちょっとなので,原作の「LEGO ムービー」でも見ながら,その日を待つとしよう。
「LEGO ムービー ザ・ゲーム」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト
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