連載
人に焦がれるロボットを改造する。スマートフォン向けシミュレーションゲーム「ロボットやめたい」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第427回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
ちょっとした空き時間や手持ち無沙汰な時に楽しめるのが,タップ操作だけで遊べるゲーム。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんなお手軽ゲームのひとつ「ロボットやめたい」(iPhone / Android)を紹介する。
「ロボットやめたい」ダウンロードページ(App Store)
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本作は,人間になりたがっているロボットのために,人間を模したパーツをひたすら作り,改造していくというシミュレーションゲームだ。
パーツを作ると言っても,操作は非常にシンプルで,画面中央のタンクをタップしてエネルギーを「放出」するだけ。その後は,機械が自動的にパーツを作ってくれる。なお,エネルギーは時間の経過とともに溜まっていき,タンクが満タンになったときのみ放出可能だ。
改造画面の右上には,パーツの完成度を示すゲージがあり,放出を繰り返すことでゲージが溜まっていく。このゲージが100%になるとパーツが完成し,ロボットに組み込めるようになる。これを繰り返し,次々と新しいパーツを生産して,ロボットを人間に近づけていこう。
なお,新しいパーツほど完成までに時間がかかるが,タンクが空っぽの状態から満タンになるまでの時間は,最初から最後までほとんど変わらない。
本作では新しいパーツが完成すると,ロボットの現状が語られるストーリーと,「協力してもらった人間の数」が公開される。ストーリーは,ロボットの成長を見守っているようで,ほっこりする内容となっているが,協力してもらった人間の数というのは,少々不気味だ。これは,メイン画面の背景に描かれている世界人口数が,パーツの製造とともに減っていくことと何か関わりがありそうだが……。
ロボットの後ろで蠢く機械群,改造が進むほどなぜか人間とは言いがたい姿になっていくロボット,背景の意味深な変化など,実にエッジの効いた世界観が特徴の本作。そのビジュアルから好き嫌いの別れるタイトルかもしれないが,「異形なものに興味がある」「奇妙な物語が好き」といった人には,かなり好まれる作品だろう。
なお,現在公開されている内容は第1部となっており,アップデートを重ねることで物語が展開していくとのことだ。続編に期待しつつ,まずは第1部から本作を楽しんでみよう。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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