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最新作「pop'n music ラピストリア」の魅力をコンポーザー陣が解説。ポップンファン達で溢れかえった「ポップンミュージック感謝祭」レポート
前作から約1年半ぶりとなるBEMANIシリーズ最新作「pop'n music ラピストリア」がいち早く体験できる場というだけでなく,KONAMI公式のストリーミング番組「BEMANI生放送」の公開生放送も兼ねた本イベント。会場はポップンファン達に埋め尽くされ,大盛り上がりとなった。本稿ではその公開生放送の様子を中心に,イベントをレポートしていこう。
公式ポータルサイト「pop'n music WORLD」
筆者が会場に到着した15:00過ぎ。会場はちょうど「BEMANI生放送」のステージ設営中ではあったが,午前中から開催されていた体験会に参加していたファン達が,すでにステージ前に大勢詰めかけていた。
イベント開始時間になると会場の照明が暗くなり,スクリーンに「pop’n musicラピストリア」のアニメーションが流れ出す。続いて本作のサウンドディレクターであるPON氏,TAG氏,そしてマスコットに就任したwac氏,人気コンポーザーのDes-ROW氏が舞台に登場。会場はファンの歓声に包まれ,早くも大盛り上がりとなった。
役者が出揃ったところで,イベントはスタート。今回のテーマは,間もなく稼動を開始するBEMANIシリーズ最新作「pop'n music ラピストリア」の魅力を開発陣が解説するもの。講師役となったPON氏がさまざまな新要素をクイズ形式で出題し,その問題を生徒役であるTAG氏,wac氏,Des-ROW氏が回答していくという形で進行していった。
というわけでさっそくの第1問……の前に,本作のストーリーについてあらためて説明された。「pop'n music ラピストリア」の物語は,ポップンワールドから“ポップ君”が減少してしまい,このままでは世界から音楽が消えてしまう! というところからスタートする。その原因を突き止めるため,烈,風雅,氷海,鈴花の4人が,“アナザーワールド”であるラピストリアの世界を訪れる,というのが導入部分だ。ここから先は,本作のメインモードである,ストーリーモードで語られるとのこと。
という解説が終わったところで,いよいよ講師のPON氏からクイズの出題が。問題は「4人がラピストリアに向かった目的は?」という簡単なもので,制作に関わってきたコンポーザー陣なら簡単に答えられる……はずなのだが,出てきた回答は「リフレクビートグルービンが稼働したから」や「婚活」など,ここぞとばかりに珍回答が披露された。なるほど,つまりそういう主旨なわけだ。
ストーリーの次は,TAG氏によるゲームオプションの新要素についてだ。これまで0.5刻みでしか設定できなかった“HIGH-SPEED”は今作より0.1刻みとなり,また“SUDDEN”や“HIDDEN”も細かく位置設定が可能となり,また初心者向けにシンプルなオプション画面も用意されているとのことである。
第3問は音楽の授業として,PON氏に代りwac氏が教壇に立つことに。「ベルガモット組曲」のサビの部分に,お題に沿った歌詞を即興でつけ,その場で歌うというこのクイズ。お題は本来,クイズの正解である「宝石」「世界」「学園」(問題はラピストリアのテーマを問うもの)となるはずだったのだが,wac氏の「ボケて!」という無茶振りに対し,TAG氏が「鶏肉」,PON氏が「豚肉」,Des-ROW氏が「婚活」と答え,見事まったく関連のないお題が出揃った。
いざ曲が始まるとやはりアドリブで歌うのは厳しいのか,若干グダグダな展開ではあったものの,このままで引き下がれないと全員で生歌を披露し,何とか場を収めきった。
約1時間30分にわたるステージとなった公開生放送は,会場内に設置されたメッセージボードにファン達が書き込んだ意見を紹介するコーナーを最後に終了。終始笑いの溢れる内容ではあったが,最後はPON氏のコメントによってきっちりと締めくくられ,幕となった。
PON氏「ポップンミュージックは個性豊かなスタッフに恵まれた作品で,僕自身,これからもずっと続けていきたいシリーズです。ラピストリアはビジュアル面,世界観ともに一新した,シリーズの新たな門出といえるタイトルになります。皆さんも,ぜひついてきてください!」
アニメPV公開から話題を呼んだ「pop'n music ラピストリア」。あいにくの雨模様だったにも関わらず,これだけ多くのファンが駆けつけたのだから,その期待の高さはかなりのものだろう。
今のところ稼働日が明らかになっていない本作だが,4Gamerでも情報が入り次第,お伝えしていく予定だ。ぜひ楽しみにしてほしい。
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