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零 〜濡鴉ノ巫女〜

零 〜濡鴉ノ巫女〜
公式サイト http://www.nintendo.co.jp/wiiu/al5j/
発売元・開発元
発売日 2014/09/27
価格 6600円(税別)
ジャンル
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その他
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このゲームの読者の評価
65
グラフ
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  • Pages: 1
  • とりあえず全エンディングを見終えて 80
    • 投稿者:ターン(男性/30代)
    • 投稿日:2014/10/06
    良い点
    シリーズ恒例のマルチエンディングで全てのエンディングを見ておきたいという気持ちにさせてくれる。
    難易度を下げてもペナルティのようなものは特になく(easyではスコア表示がされなくなるが別にエンディングに影響することもないので気にはならない)初心者でも安心してプレイが可能。
    クリア後の本編とは趣の異なる追加ミッションもあり、長く遊べるようになっている。
    悪い点
    操作性に慣れるまでに少し、時間がかかる。
    バグなのか、霊が唐突に現れたと思ったら唐突に消えるなどの現象が起きる。
    三人の主人公の中で美羽が本格的に物語に関わってくるのは中盤以降で彼女視点でのチャプターは他の二人に比べてかなり少ない。
    総評
    久しぶりの完全新作ということで購入をしました。操作性に関しては、クセもあり慣れるのに時間がかかるかもしれません(それでもWiiリモコンよりはやりやすいかも)ストーリーはマルチEDで恐怖と悲しさが混じったお馴染みのものでした。また、過去作には無かったカメラで霊が来るかどうかを監視するなどの新しい怖さも楽しめました。今作から、ミッション制になっていますが過去シリーズと比べてボリューム不足ということは無かったと感じました。むしろ、クリア後の追加ミッションもあるので過去作よりもボリュームは多いかもしれません。気になっている点としてはバグなのかわかりませんが霊が登場したと思ったらそのまま消えてしまって何事もなかったかのようになってしまい呆然としてしまったり、霊と交戦しながら長距離を移動すると他の霊も出現してしまい、早く進めたい場合には少しイライラすることもありました。
    まとめとしては、バグなどの要素もありましたがボリュームは十分にあるし、難易度も低くしてもエンディングには影響が無いので操作にさえ慣れればシリーズプレイヤーでも新規プレイヤーでも楽しめるのではないかと思います。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 5 3 5 5
  • ちょっとテイストが変わったかな? 50
    • 投稿者:Han_bee2(男性/40代)
    • 投稿日:2014/10/06
    良い点
    ・グラフィックや表現はさすがというべきか、大幅に向上。
    ・Wii Uゲームパッドを使用した操作も快適。
    ・なぜ怨霊になってしまったのか、をムービーで見せる「看取り」システムは良かった。
    ・幽霊出現時などに読み込み音もなく(前作ではゴーストハンドや幽霊が出るタイミングで読み込みが発生していた)快適。読み込みそのものもあまり意識しないで済む頻度と長さ。
    ・クリア後のあやね編も普段と雰囲気が違って面白かった。
    ・旅館の廃墟や神社ステージ、トンネルのあたりのマップは雰囲気がよく面白い(怖い)。
    悪い点
    ・恐怖の演出が「びっくりさせる」「スプラッタ」ベクトルが強くなり、従来のじっとりとした恐怖が薄くなった。良く言えば「ハリウッド的」という感じか。
    ・残念ながらストーリーはあまり良くない。3人の主人公がいるが、話が散漫で「何が起きているのか」「何が問題なのか」の目的が見え難い。
    ・主人公たちが死体が転がってようが怨霊が飛び出してこようが気にしない。メンタル強い。
    ・1作目の主人公の扱いはさすがに酷いと思う…
    ・任意セーブの撤廃(オートセーブのみ。
    ・怨霊の種類が少ない(もしくは少なく感じられるだけかもしれないが)
    総評
    零シリーズのファンで、本作が楽しみで楽しみで仕方ありませんでしたので、発売日に本体ごと購入しました。とりあえず一周してみたので、その上で感想を。

    やはりWii Uということで、グラフィックがかなりキレイになりました。廃墟や広い森、流れる水などの表現は、ハードの進化の恩恵をしっかりと受けています。本作の売りのひとつでもあるキャラクターの造形もよりキレイになりました。キャラの服が濡れたときの透け具合や、肌への貼り付き方も見事で、強いこだわりを感じます。

    Wii Uのゲームパッドを使用した操作系も概ね良好で、基本的にはストレスなく操作できるでしょう。慣れないうちはカメラを構えてもゲームパッドの画面ではなくTV画面のほうを見てしまうことが多いですし、クイックターンが廃止されているのが少し気になりますが……まぁこのあたりは慣れの問題かと。

    読み込みや新システムも概ね良好です。任意セーブがなくなったのが気になりますが、まぁセーブポイントがゲーム的といわれればゲーム的でしたので、これはこれで。

    ただ、ストーリーや演出面では不満も。
    まず、恐怖の演出がプレイヤーをびっくりさせる方向に舵を切っているように感じます。バイオハザード的な、といいますか。
    「窓を割りながら室内に入ってくる幽霊」には、幽霊なのに何で窓割るの? と違う意味でびっくりしてしまいました。それ以外にも、ナタをもって全力で走ってくる怨霊や、全力でこちらを水中に引きずり込もうとする怨霊など、「死んでもヤンチャな人」が多いですね。これまでのシリーズでもそういう怨霊もいましたし、否定する気もないのですが、さすがにそればっかりだと慣れてしまいますし……。

    また、怨霊の種類もさして多くないため、ストーリーに沿って移動していると後半の敵はほぼ巫女ばかり、という事態になって、恐怖よりも飽きが先にきますね。寄り道をすれば違う霊も出てくるらしいのですが…。巫女だけでも何種類かいればまた印象も異なったのでしょうが。全体的に、ジャパニーズホラー的な、真綿で首を締められる感じの恐怖はかなり薄まってしまいました。ハリウッド的なホラーだと言えば、伝わり易いかも。


    ストーリー面でも、複数の主人公たちがいても、彼らのストーリーが絡み合うわけでもなく、淡々とそれぞれ進行していってしまうので、あまり面白いとは感じませんでした。全体的にキャラクターに対する掘り下げが不十分なのも原因でしょうね。各キャラ同士の関係性の描写も薄く(実際に何の協力もしてないんですけど)、遊んでいても特に思い入れが生まれないのが辛いです…。「月蝕の仮面」ではそれぞれのストーリーが上手く絡んで、最後は「そういうことか!」と多いに感動させられたものでしたが…。ネタバレなので書きませんが、1名ほど「その行動は無責任すぎないか?」という人がいますね…。彼女には一切同情できなかったのですが…。
    あと、「怨霊が来ないか見張るために女性達の寝室にカメラを設置し、一晩中それを監視している男性」という、常識的に考えてその成人男性の存在が一番の恐怖ですね…みたいな展開があって、この状況の異常さに製作中に誰も気が付かなかったのかな…と。


    とまぁ、総評としては「技術面では進化している」けど「内容は不満点多し」みたいな感じに落ち着くのではないでしょうか。次回作があるなら、もう少し怖がらせ方とストーリーを工夫してほしいですね。


    プレイ時間
    10〜20時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 4 4 2 2
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