連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第286回「2015年を締める瞑目のマビノギ・デュエリスト」
今年は動画番組への出演が急増したり,4回も海外へ出張したりと忙しい1年でした。来年はもう少しのんびりしたいもんなんですが……この業界,「仕事がある」という以上に幸せなことなどありませんわな。甘っちょろいこと言わず,頑張れる間はとことん頑張ろうと思います。
まずは,新年早々の1月4日。ニコ生で「Fate/Grand Order カルデア放送局 〜お正月生放送〜」のMCをやりますので,ぜひともチェックしていただければと! バーサーカーの皆様,必見ですぞ!
「RADIO 4Gamer Tap(仮)」第27回では,ネクソンより配信中の「マビノギデュエル」(iOS / Android)を特集。ゲストとして日本運営チームの田野勇樹氏とPR担当の大瀧 勉氏をお招きし,ゲームの解説をしていただきつつ,しこりん(岡本信彦さん)と実際にデュエルしてきました。
「マビノギデュエル」ダウンロードページ
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同社の人気MMORPGである「マビノギ」の世界観をベースにしたトレーディングカードゲームが楽しめる本作。ターンごとに山札からカードを引くのではなく,最初からすべてのカードを手札にした状態で対戦するというシステムがユニークです。
しこりんが闇属性,俺が光属性のスターターデッキを使用してのデュエルとなり,相性的には闇の方が有利だという話だったのですが……その結果は……。色々な意味で面白いことになっているので,未見の方はぜひとも動画をチェックしてみてください。
思いのほか長々と続けてしまっている射撃訓練エピソード。前回,ようやく実射に入って悪い癖やらなにやらを矯正しつつ,なんとか的には当てられるようになってきたマフィア梶田ですが……小さな達成感に浸るヒマもなく,次のステップへ。装填済みの銃を腰のホルスターからドローして素早く撃つという,より実戦的な訓練に入っていきました。
ちなみに,この訓練は当初の予定には入っていなかったもの。それがなぜ,やることになったかというと,俺が普段から大型のVape(※電子タバコ)を携帯するのに使用しているガンホルスターに教官殿が気付きまして「せっかくだから,やってみるか?」という話になったのです。
このホルスター,以前にサバゲー用にオークションで購入したものなんですが,今回の訓練で使用しているCzやガバメントのサイズにピッタリ対応していたんですよね。
それはなぜか? 詳しく説明してくれたのですが,「ハンドガンを使うような距離では,銃を抜いたら即座に撃ち始めないと殺される。敵を真正面に捉え,胸から銃を抜けばそのまま腕を伸ばした射撃姿勢に入るまでの間に何発も撃ち込める」とのこと。つまり,「撃ちながら構える」。……正直,ド素人にはまったくなかった発想なので目から鱗でした。
とはいえ,それはあくまで戦場向けの装備で固めた「兵士」の話。当たり前ですが,シャツにジーンズ姿の俺には無理です。というわけで,腰の前方,ちょうどヘソの横くらいにホルスターを装着することになりました。銃を腰から抜くのであれば,この位置が一番実戦向きだそうです。胸もそうですが,体の正面に近いほうがよろしいみたいですね。その他の場所(※脚や腋の下)は,不意の戦闘より「携行性」の面で優れているということも教えてくれました。
さて,一通りの説明を終えたところで本番へ。装填済みの銃をホルスターにセットし,教官殿の合図と同時に抜いてセーフティを解除して撃つ。……映画やゲームで見慣れている動きなので,そう難しいもんじゃないだろうと余裕ぶっこいていたのですが,簡単とか難しいという以前に,実弾の入った銃を腰にさすのが思ったより怖ぇんですよ!!
しかもヘソの真横。もし暴発しようものなら,大事なイチモツもしくは脚を撃ちぬくであろう方向に銃口が向いているんですわ。こんなん,タマヒュンしますって。
そりゃもう,最初のうちはおっかなびっくりですよ。抜いて撃って,抜いて撃ってを何度か繰り返しましたが,ギクシャクとぎこちない動きでした。命中率もひどいもんです。すると,「せっかく学んだ射撃姿勢が崩れている。正しい射撃姿勢ならば,目を瞑っていても当てられるはずだ」と,教官殿から注意が。
「目を瞑っても当たるって,そんな映画みたいな……」などと思っていると,それを悟られたのか「じゃあ,実際に目を瞑って撃ってみろ」とか言い出すわけですよ。この人,無茶苦茶だ!
さすがにそれはジョークだろうと苦笑いしていたのですが,どうやらマジな様子。手順は,まず「ホルスターから抜いた銃を胸に付けた状態で真正面に構える」,次に「的の中心に向けてゆっくりと腕を伸ばして射撃姿勢に入る」。この動きを,何度か繰り返し練習させられました。
で,いよいよ「目を瞑れ」ですよ。こうなりゃダメで元々。真っ暗闇の中でさっきまで練習していた動きを思い出しながら,胸の前に銃を構え,ゆっくりと腕を伸ばして,ズドンと一発。一瞬の沈黙があって,「良し,目を開け」と教官殿。やれやれ,と思いながら目を開いて的を見ると……命中しているんですわ。しかも,目を開いて撃っていた時よりもド真ん中に近い場所に。
もうね。ビックリさせられることばかりです。かつてないほど,「体で覚える」という言葉に説得力を感じた瞬間でした。教官殿も「見事だ」と褒めてくれて,無性に嬉しかったですね。実戦じゃほとんどありえない行動ですが,「目を瞑っていても当たる」という言葉が冗談でも比喩でもないということを体感できたのは大きな収穫でした。
というわけで,今回はここまで。射撃訓練エピソード,次回で締めたいと思います。いやぁ……この話題で年をまたぐとは思っていませんでしたわ。
皆様,よいお年を! 来年もゲームメディアの連載なのにゲームと関係ない話ばかりしている「マフィア梶田の二次元が来い!」をよろしくお願い致します!
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