イベント
レジェンド級のダンディな紳士たちがお届けする極上のひととき「ネオロマンス♥ダンディズム 〜情熱の歌と告白をあなたに〜」イベントレポート
本稿では,レジェンド級のキャストが勢揃いし,昼公演なのに“夜の雰囲気”が醸し出されていた,ダンディズムあふれるイベントの模様をお届けします。
●出演者(敬称略)
速水 奨(「アンジェリーク」シリーズ ジュリアス役)
田中秀幸(「アンジェリーク」シリーズ クラヴィス役)
堀内賢雄(「アンジェリーク」シリーズ オスカー役)
森川智之(「アンジェリーク」シリーズ エルンスト役)
立木文彦(「アンジェリーク」シリーズ ヴィクトール役)
井上和彦(「遙かなる時空の中で」シリーズ 橘 友雅役ほか)
置鮎龍太郎(「遙かなる時空の中で」シリーズ アクラム役ほか)
アシスタント
アンフィニ(ユーキ,Kan)
速水 奨(「アンジェリーク」シリーズ ジュリアス役)
田中秀幸(「アンジェリーク」シリーズ クラヴィス役)
堀内賢雄(「アンジェリーク」シリーズ オスカー役)
森川智之(「アンジェリーク」シリーズ エルンスト役)
立木文彦(「アンジェリーク」シリーズ ヴィクトール役)
井上和彦(「遙かなる時空の中で」シリーズ 橘 友雅役ほか)
置鮎龍太郎(「遙かなる時空の中で」シリーズ アクラム役ほか)
アシスタント
アンフィニ(ユーキ,Kan)
「ネオロマンス♥ダンディズム 〜情熱の歌と告白をあなたに〜」公式サイト
真紅のビロードの幕をバックに,パープルの照明に照らされたステージ。昼とは思えぬムーディなジャズ調のBGMが流れるなか,本日のキャストがひとりひとりキャラクターのメッセージとともに登場します。
「よく来たな。……おまえを待ちわびていた」(ジュリアス)
「今日はこの私も,お前をもてなすとするか……」(クラヴィス)
「ようこそ,お嬢ちゃん。俺との逢瀬は2人だけの秘密だぜ」(オスカー)
「あなたに喜んでいただけるよう,精一杯がんばります」(エルンスト)
「待っていたぞ。今日も,その……綺麗だな」(ヴィクトール)
「ふふ,緊張しているのかい? ……可愛いね」(橘友雅)
「いっそこのまま連れ去ってしまおうか……?」(アクラム)
「今日はこの私も,お前をもてなすとするか……」(クラヴィス)
「ようこそ,お嬢ちゃん。俺との逢瀬は2人だけの秘密だぜ」(オスカー)
「あなたに喜んでいただけるよう,精一杯がんばります」(エルンスト)
「待っていたぞ。今日も,その……綺麗だな」(ヴィクトール)
「ふふ,緊張しているのかい? ……可愛いね」(橘友雅)
「いっそこのまま連れ去ってしまおうか……?」(アクラム)
開幕から浴びせられるイイ声の連続パンチは,とてつもない威力がありました。昼公演にも関わらず“夜の雰囲気”を醸し出しているのは伊達ではなく,キャストたちのダンディでありながらも可愛らしい素の姿に早くもノックアウトさせられます。個性あふれるジャケットを着たキャストが一列に並び,タイトルコールに合わせて手を観客に向けて差し出すと,客席からは大きな拍手が起こりました。
ライブコーナーのオープニングは,ジュリアス役の速水さんとオスカー役の堀内さんによるデュエット「The Knights in The Light〜騎士道〜」です。イントロがかかるやいなや場内には大歓声が巻き起こり,観客が手にするペンライトは光の金色と炎の赤色にカラーチェンジしていきます。曲のフィニッシュでは,貫禄たっぷりの2人が背中合わせにポージング。か,格好よすぎる……! 思わずクラクラしたところに,今度はクラヴィス役の田中さんによる「夜の少し手前で」で,安らぎと癒しの歌声が響き渡ります。会場は観客の照らすアメジスト色の輝きでいっぱいになり,とても美しい光景を見せていました。
エルンスト役の森川さんによる「忘却へのオマージュ」では,音楽に合わせて鮮やかな照明でステージが照らし出され,胸に手をあてて熱唱する森川さんに観客も歓声を送ります。「この曲は,あなたに」と曲終わりで眼鏡に手をやる仕草には,さらなる大歓声が起きました。ヴィクトール役の立木さんによる「約束」では,ハスキーな歌声とハット姿というダンディさで観客を魅了します。赤一色となった会場に立木さんはとても嬉しそうな笑顔を見せ,可愛らしさを見せる場面もありました。
最初のライブコーナーのトリは,翡翠役の井上さんとアクラム役の置鮎さんによるデュエット「月光の蜘蛛糸 素肌の海賊船」です。間奏では,2人による客席への投げキッス合戦に! さらにはお馴染みの,井上さんの“ジャケットプレイ”(ジャケットをチラリと開く仕草)に置鮎さんも対抗。会場は黄色い歓声に包まれました。珠玉の名曲と,キャスト陣の洗練されたダンディっぷりは満足をとおり越して贅沢すぎるほどです。これがレジェンド級のダンディズム……! と,筆者も思わず唸ってしまいました。
ステージが暗転すると,ジュリアス,クラヴィス,オスカーとアクラムによるドラマが始まります。「聖地では見かけない顔だな?」と尋ねられるアクラムですが,この世界の案内人だというオスカーによれば,皆導かれてここに現れたとのこと。答えはおそらくこの先にある……ということで一同は,バー「LOVE QUESTION」へと向かうのでした。カウベルの音が響き,ドアが開くと中には先客であるエルンストとヴィクトール,友雅が待っていました。ジュリアスとクラヴィス,アクラムが揃うと,オスカーは“天の声”として場を盛り上げます。そしてここからは「ネオロマンス♥アラモード」のイベントで好評を得た名物コーナーのリニューアル版「LOVE QUESTION」コーナーへと突入します。夜の酒場で繰り広げられる大人の男性キャラたちの内緒話とは……?
最初のLOVE QUESTIONは,「女性とバーに来たらどんなお酒を薦めるか?」という質問です。それぞれが思い思いのお酒とバーでの過ごし方を提案していましたが,「酔わせた女性はどうするのだ?」と尋ねられた友雅が「もちろん介抱するよ?」と答えると,天の声のオスカーは「こいつは相当悪い男だ!」とツッコミを入れ,場内から大きな笑いが起きます。また,酔っていようが酔っていまいがそのまま連れ去るというアクラムの“お持ち帰り宣言”にも,容赦ないツッコミが入りました。
2問目は,「デートの帰り際に彼女を引き止めるひとこと」だったのですが,なんとこれが実演で行うという条件付きでした。突然の無茶振りにも,「いいだろう」とすっくと立ち上がったジュリアスから始まり,各キャラクターから「もはやプロポーズでは?」と思うほどの甘いセリフが次々と披露されていきます。もの静かに見えて情熱的なクラヴィスや,緊張気味のエルンストとヴィクトールの貴重な可愛い姿も見られました。ラストはオスカーが甘いメッセージで締め,笑いとうっとりがいっぱいのコーナーは終了しました。
イベント後半のバラエティコーナー「キャストのみなさまに言ってほしいの♥」では,森川さんが司会を務めます。このコーナーは,ファンから募集したシチュエーションをキャストが選び,お題に合ったセリフをそれぞれ披露するというもの。ここからはキャラクターではなく,キャストのみなさんが素のダンディさで勝負します。
トップバッターの速水さんが選んだのは,カフェでひとり佇む寂しい女性を口説くお題。ここでなんと彼女役に立木さんを指名! がんばって乙女なポーズ(?)を取る立木さんですが,声をかけてきた速水さんをなぜか女性に仕立て上げてしまいます。速水さんもこれに柔軟な対応をし,最終的には肩を組んでルンルンと可愛く飛び跳ねる2人に場内は大爆笑。「そういうコーナーじゃないだろ!」と堀内さんの鋭いツッコミが光りました。
続く田中さんが選んだのは,花屋さんで友だち以上恋人未満の女性に花を選ぶというシチュエーションです。井上さんが花屋に立候補したと思ったら置鮎さんをアシスタントに推薦し,即興の爆笑お芝居が繰り広げられていきます。たじたじになりながらもなんとかキメ台詞とダジャレのオチを披露した田中さんに,大きな拍手が起きました。
ラストは置鮎さんです。選んだシチュエーションは,ミスをしてしまった部下(女性)を,ダンディな上司が格好良くまたは面白おかしくなぐさめるというもの。間違いなく面白くなりそうなお題に,早くも場内は笑いと大きな拍手が。OL役となった堀内さんが可愛く言う「契約ミスしちゃった。会社ぶっ飛ぶかも……?」というセリフに,置鮎さんも思わず「いやそれは駄目だろう!」とツッコミ,笑いが起きます。お腹が痛くなるほどに面白い即興劇と,レジェンドたちの思わぬ可愛らしい姿に,観客たちは笑顔で大きな拍手を送りました。
後半のライブコーナーは,速水さんと田中さんによるデュエット曲「誕生」(ジュリアス&クラヴィス)から始まります。間奏で立ち位置をゆっくりと変え,光と闇のハーモニーを歌い上げる2人に温かい拍手が送られます。続いてイントロなしで堀内さんの歌声が響くや大歓声が上がります。曲はもちろん,「愛としか呼べない」(オスカー)です。曲のラストには「ありがとう!」と笑顔でサムズアップし,再び大きな歓声が起こりました。置鮎さんの「砂塵の城に立つ」(ナーサティヤ)では,アクラムとはまた違った情熱を感じさせてくれました。井上さんのソロ「白檀・遊戯」(橘 友雅)では,客席をゆったりと見やり,手を振る雅な姿に歓声があがります。ラストの森川さんと立木さんの「夢の足音」(エルンスト&ヴィクトール)では,2人の珠玉の歌声を響かせ,圧巻のライブコーナーは終了しました。
ステージに一堂に会し,観客に向けてキャラクターがメッセージを送ると,スクリーンには「END」の文字が映し出されます。大きな拍手はいつまでも鳴り止まず,それに応えてキャストが再び登場し,感謝を言葉にしたメッセージが送られました。ベテランキャストのみなさんも,「昔からのメンバーと一緒にイベントができて嬉しい」と笑顔を見せ,和気あいあいと笑い合ったりはしゃぎ合ったりする姿は,ダンディながらとても可愛らしく,そんなキャストを見つめる観客もみな笑顔です。
速水さんの「僕らが信じるダンディズムというのは,“バブみ”があるものだと思うんですよ」という発言には大きな笑いとともに拍手が起き,大盛況のうちにイベントは終了しました。一流の声と演技,大人の男性のズルい可愛らしさが満載の本イベント,ぜひまた開催されることを願います!
「ネオロマンス♥ダンディズム 〜情熱の歌と告白をあなたに〜」公式サイト
イラスト/船鬼一夫
キャラクターデザイン/ハチロクハチコ
オリジナルキャラクターデザイン/由羅カイリ
キャラクターデザイン/水野十子
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.