連載
不良品のロボットをパズルで救出せよ。スマホ向けアクションパズル「Odd Bot Out」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第774回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
海外のデベロッパが手がけるパズルゲームには,スタイリッシュなユーザーインタフェースが採用されているものが多いが,それゆえ取っつきにくく感じてしまうこともあるだろう。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,スタイリッシュさと親しみやすさが両立された「Odd Bot Out」(iOS / Android)を紹介しよう。
iOS版「Odd Bot Out」ダウンロードページ
Android版「Odd Bot Out」ダウンロードページ
本作は,不良品として廃棄されたロボットを主人公とする,ロボット工場を舞台にしたステージクリア型横スクロールアクションパズルだ。操作方法は,ロボットをタップして左右にスライドするとその方向に移動,上方向なら足を伸ばして段差を乗り越え,下方向ならロボットをしゃがませることができる。ステージ内にはケーブルを接続してスイッチをタップすると動く仕掛けや,自由に動かせるブロックなどがあるので,これらを利用して難所をクリアしていこう。
ステージは100面あり,さまざまなパズルが用意されている。プレイヤーの目的はこれらをすべてクリアして,主人公を解放してあげることだ。パズルはなかなかやり応えがあるものの,ヒント機能などは用意されていない。ただし,ステージ内にギミックがあれば,それを使うことは確定しているので,とにかくいろいろと試行錯誤してみよう。
苦戦させられるかもしれないが,自分で答えを導き出せたときの知的興奮はかなりのものだ。個人的には,ケーブルとスイッチを使うギミックがあるステージがお気に入り。パズルというより,まるで小中学生の頃にワクワクしながら遊んだ電子工作のような印象を受けた。
主人公とその協力者である不良品ロボット達の,細かな動きや仕草にも注目してほしい。ロボットがよちよちと歩いたり,プレイヤーがタップした位置に視線を向けたりと,動作がとても可愛いらしいのだ。パズルそっちのけで,ロボットの反応を見ているだけでも癒されること間違いなしだ。
なお,作中にはセリフやボイスなどは一切なく,主人公達の動きで世界観が表現されている。海外製のアプリだが,英語が苦手な人でも問題なく遊べるはずである。
やり応えのある難度と,主人公達の可愛らしいアクションで楽しませてくれる本作。ステージもたっぷりと用意されており,アプリの価格以上にやり込める作品になっている。ぜひ,全ステージをクリアして,不良品と判断された主人公を工場の外に出してあげよう。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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(C) 2014 Martin Magni AB
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