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  • 発表日:2015/05/06
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HW短評:MSI「R7 360 2GD5 OC」(2)短尺R7 360カードの3D性能をチェック
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印刷2015/12/28 14:21

テストレポート

HW短評:MSI「R7 360 2GD5 OC」(2)短尺R7 360カードの3D性能をチェック

総試用時間:8時間
短評(1)

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R7 360 2GD5 OC
メーカー:MSI
問い合わせ先:アスク(販売代理店)サポートセンター 03-5215-5652(平日10:00〜12:00および平日13:00〜16:00)
実勢価格:1万5500〜1万7000円程度(※2015年12月28日現在)
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ビデオ出力インタフェースはDisplayPort 1.2×1,Dual-Link DVI-I×1,HDMI 1.4(Type A)×1
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Radeon Settingsから確認したところ。コアクロックがリファレンスより50MHz高い1100MHzとなっている
 カード長の短さが光るMSI製の「Radeon R7 360」(以下,R7 360)搭載グラフィックスカード「R7 360 2GD5 OC」だが,肝心のパフォーマンスはどの程度か。比較対象にリファレンスクロックで動作するR7 360と「GeForce GTX 750 Ti」(以下,GTX 750 Ti),「GeForce GTX 750」(以下,GTX 750)を用意して,比較してみよう。

 テスト環境はのとおり。利用したグラフィックスドライバは,Radeonが「Radeon Software Crimson Edition 15.12」,GeForceが「GeForce 361.43 Driver」と,いずれもテスト時において最新バージョンのものだ。テストは,4Gamerのベンチマークレギュレーション17.0から,「3DMark」(Version 1.5.915)と「Far Cry 4」「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」(以下,FFXIV蒼天のイシュガルド ベンチ)の3つを選択している。
 R7 360がエントリー市場向けモデルということもあり,テスト解像度は1600×900ドットと1920×1080ドットを選択。同じ理由から,Far Cry 4では描画負荷の低い「Medium」設定でのみテストを行うことにした。

※「GeForce GTX 750」搭載カードのGIGA-BYTE TECHNOLOGY製「GV-N75OC-1GI」は,クロックアップモデルであるため,MSIのオーバークロックツール「Afterburner」(Version 4.2.0)を用いて,リファレンスレベルにまで動作クロックを引き下げて利用している
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 テスト結果は1〜4のとおり。R7 360 2GD5 OCのスコアはリファレンスクロック仕様のR7 360比で2〜6%程度高いスコアを示しており,クロックアップの効果を確認できる。とくにFar Cry 4でGTX 750 Tiに対してかなりいい勝負を演じている点は相応に評価できそうだ。

※FFXIV蒼天のイシュガルド ベンチのスコアをまとめたグラフ画像は,クリックするとフレームレートベースのグラフを表示します
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 テスト中に取得した消費電力値をまとめたものがグラフ5だが,R7 360 2GD5 OCの消費電力は,R7 360比でわずか1〜5Wの違いしかないので,ほとんど同じレベルだと述べていいだろう。ただし,対GTX 750 Tiでは12〜16W高く,消費電力では第1世代Maxwellアーキテクチャに対して若干不利ということになる。

※スコアは,システムを30分間放置した時点を「アイドル時」,最も高い消費電力値を記録した時点を,タイトルごとの実行時とし,「Watts up? PRO」を用いてシステム全体の消費電力を測定した結果をまとめたもの
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製品ボックス
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 R7 360 2GD5 OCの実勢価格は1万5500〜1万7000円程度(※2015年12月28日現在)。GTX 750 Tiを搭載し,公称カード長が146mmのMSI製カード「N750TI-2GD5TLP」だと1万4500〜1万7000円程度(※2015年12月28日現在)と,ほとんど同じなので,ゲーム用途ではやや苦しいというのが正直なところだ。ただ,悪い価格設定というわけでもないので,コスト重視のRadeon派であれば,選択する価値があるとも思う。

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※HW短評に関する注意
  • HW短評(ハードウェア短評)は,各執筆者が,テスト経過時点でのインプレッションをまとめたものです。最終的な評価の掲載を目的とするわけではないため,次回以降のHW短評,もしくは別途掲載されるレビュー記事などとは異なる評価が掲載されることもあります
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