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[CES 2017]ASUS,新型スマホ「ZenFone AR」を2017年第2四半期に発売。VR の「Daydream」とARの「Tango」に両対応
5.7インチサイズで解像度1440×2560ドットの有機ELディスプレイパネルと,Qualcomm製のハイエンドSoC「Snapdragon 821」を採用するのも特徴だ。
背面に装備した3つのカメラと内蔵センサーを組み合わせた「TriCam System」により,周囲の空間認識や物体との距離計測,モーショントラッキングを行うのがZenFone ARのポイントである。
GoogleのTangoに対応するスマートフォンとしては,Lenovoの「PHAB2 Pro」に続く製品で,Tangoの開発チームの協力により開発されたとのこと。ステージにもTangoチームのスタッフが登壇し,Tango対応ARゲームのデモを披露するなど,協力関係の成果であることをアピールしていた。
Androidスマートフォンとしてのスペックも充実しているので,かなり高めの価格になるのは確実だろうが,ある意味では最新の仕様を全部入りにした製品だけに,興味をそそられる人は少なくないのではなかろうか。国内での販売に期待したい。
またASUSは同時に,背面に広角レンズと光学2.3倍のズームレンズの2つを備えたカメラ機能重視のスマートフォン「ZenFone 3 Zoom」も同時に発表している。フロントを含めると3つのレンズを持つカメラだ。搭載SoCは「Snapdragon 625」で,5.5インチサイズの有機ELディスプレイパネル(※解像度は未公開)を採用している。
5000mAhという容量の大きなバッテリーを内蔵しながら,厚さは約7.99mm,重さ約170gに収めているのもポイントといえよう。
世界市場での発売は,2017年2月の予定だ。
ASUSTeK ComputerのCES 2017特設Webページ(英語)
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