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発売間近,「DOOM」の開発者ビデオダイアリーが公開。見どころは銃,デーモン,そしてスピード
「DOOM」公式サイト
1993年にリリースされたシリーズ第1作の「DOOM」は,一人称視点で敵を次々に倒していくというFPSジャンルを確立させたゲームであると同時に,マルチプレイの面白さや,MODサポートという仕様を世界中に知らしめた,ゲーム史に燦然と輝く金字塔と言われている。
公開されたビデオダイアリーでは,そんな元祖「DOOM」中でも重要な「銃を使ってスピーディにデーモン軍団と戦っていく」というエッセンスがどのように反映されたのかを,ストラットン氏らが4分ほどの映像で紹介しており,「DOOMのDNAが現在のゲーム市場で,どのように表現されるべきか」を真剣に考えた結果が,この最新版「DOOM」であるというのだ。
新生「DOOM」のコアとなるのは,やはり銃,デーモン,そしてスピードの三要素だ。id Softwareが開発した最新ゲームエンジン「id Tech 6」の描き出すグラフィックスにより,手にした銃器類の細かい表現や,タイプによってそれぞれ異なる行動をするデーモン達,そして手持ちの銃を使って,いかに効率良く目の前の敵を倒していくかという,元祖「DOOM」の持ち味を前面に押し出したゲームプレイであることが,映像から伝わってくる。
一方,ストーリー的な部分は最小限に抑えられている印象で,コンピュータが作り出したと思われるホログラフ映像や,プレイヤーに何らかの指示を出しているらしきアンドロイドぐらいしか,物語の展開を思わせる要素は登場しない。
ちなみに元祖「DOOM」では,id Softwareの設立メンバーであるプログラマーのジョン・カーマック(John Carmack)氏が,「面白いプレイの前には,ストーリーなんて必要ない」と主張して,アクションと無関係な部分をことごとく排除しようとしたのに対し,同じく設立に関わったゲームデザイナーのトム・ホール(Tom Hall)氏がそれに反発して鋭く対立したことが知られている。ホール氏はそのことが原因でid Softwareを去ったのだが,今回の新生「DOOM」のストーリー部分もそうした過去をあえて受け継いだのかもしれない,……というのは考えすぎだろうか。
また,映像では,武器やスキルのアップグレード要素や,“グローリーキル”と呼ばれる,攻撃する方向でキルアニメーションが異なる新システムなども紹介されている。そんな新生「DOOM」が果たしてどのような評価を受けるのか,発売を楽しみにしたい。
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(C)2016 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company. DOOM and related logos are registered trademarks or trademarks of id Software LLC in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.
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