4人Co-opもフィーチャーした「Shadow Warrior 2」の15分にもおよぶE3 2015向けゲーム映像が公開

　北米のパブリッシャであるDevolver Digitalは，2013年にリリースされたFPS「Shadow Warrior」の続編となる「Shadow Warrior 2」（PC/PlayStation 4/Xbox One）の最新ムービーを公開した。これは，先頃開催されたE3 2015で公開されたデモシーンを収録した15分にもおよぶ長編映像で，開発を担当するポーランドのデベロッパ，Flying Wild Hogが独自開発したゲームエンジン「Road Hog Engine」が描き出す，美しく過激なシーンを堪能できる。

「Shadow Warrior 2」公式サイト

　「Shadow Warrior 2」は，主人公ロー・ワンが，彼を裏切ったジラ・エンタープライズを壊滅させてから5年後が舞台となる。引退し，ひっそりと暮らしていたロー・ワンだったが，「Shade」という謎の麻薬が社会を脅かし，さらに，彼が駆逐したはずのデーモン軍団との共存を掲げる新たな勢力が世界の支配を狙って活動を開始したため，再び立ち上がるという物語になっている。


　1997年にリリースされたオリジナルの「Shadow Warrior」では，「Duke Nukem 3D」の兄弟ソフトであっただけに，常に自己中的な独り言を口走る，うるさいロー・ワンだったが，そのあたりはシリーズ最新作でも健在。今回は銃や刀など，70種類におよぶ武器が登場するという，物量勝負も見どころだ。
　背景となる日本のマップは，なにやら昭和の匂いを感じさせるものになっており，これまでの「勘違い日本」とはちょっと違う印象を受ける。もっとも，銃に刀と同じ柄巻が巻かれていたり，金箔漆塗りの巨大ミニガンが登場したりなど，日本人ではなかなか思いつかないような，ぶっ飛んだデザインも堪能できそうだ。


　今回のムービーからは，崖や家の壁をよじ登ったりなどのフリーランニングの要素が確認できる。これまでのようなリニアなマップから，今回はオープンワールド的なものに変更され，内容はローディングごとに変化するプロシージャルなシステムになっているという。マップには，天候や昼夜の変化もあり，そのため，何度でも繰り返して楽しめるわけだ。
　また，本作では最大4人のプレイヤーによるCo-opが実装されており，仲間と共に縦横無尽に飛びまくりながら戦えるのも興味深い部分。前作までのオールドスクールなシステムから，ガラリと変えてきたことになる。

　「Shadow Warrior 2」は，PC，PlayStation 4，そしてXbox One向けに2016年内のリリースが予定されている。すでに「Steam」のプロダクトページも公開されているが，日本語対応の有無など，続報を楽しみにしたい。