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「全サーバー攻城戦」「レベルキャップ拡張」「LRT Season4」など,新情報が盛りだくさんの「リネージュ2 レボリューション」2周年感謝祭をレポート
今回のイベントでは,「全サーバー攻城戦」「要塞戦リーグ戦」「レベルキャップ拡張」「LRT Season4」「サーバー統合」「『二ノ国II レヴァナントキングダム』とのスペシャルコラボ」など,さまざまな情報が明らかになったので,本稿でレポートしよう。
写真左から,リネレボ 日本開発プロデューサーのイ・インギュ氏と,日本運営プロデューサーの山下大和氏 |
写真左から,MCおよび実況のOooDa氏と,解説のS嶋氏 |
今回のイベントは招待制で行われ,事前応募で当選したファンたちで会場は満員に。会場内では,リネレボの新種族として登場予定の「カマエル」の体験コーナーをはじめ,リアルガチャやフォトスポットなどが用意。来場客は,それぞれ思い思いに2周年のお祭りを満喫していた。
空いたスペースに入ることで,カマエルになりきって写真を撮れるフォトスポット |
会場内の所々に「パン」が隠れていて,見つけて写真を撮るとことでTシャツがもらえた |
トークセッションが始まると,リネレボ 日本開発プロデューサーのイ・インギュ氏と,日本運営プロデューサーの山下大和氏が登壇。まずは,8月16日に予定されている大型アップデートの内容が紹介された。4Gamerでもインタビュー記事などを掲載しているが(※関連記事),おさらいを兼ねて紹介しよう。
●新種族「カマエル」
筆者も試遊台でカマエルを体験したところ,敵を攻撃すると一定確率でソウルが手に入る。これを管理しつつ,ここぞというタイミングでソウルを使った強化版スキルをキッチリ決めるのが痛快。テクニカルなプレイが満喫できそうな種族だと感じた。
●新システム「デュアルクラス」
続いて紹介する「デュアルクラス」は,1体のキャラクターが,追加でもうひとつのクラスを選択できるというシステムである。このときは種族や性別にとらわれないため,カマエルの「ドゥームブリンガー」(女性)と,ヒューマンの「フェニックスナイト」(男性)のデュアルクラス構成も可能だ。クラスの切り替えには数秒を要するものの,それ以外の制限はない。手動で装備を変更する必要もないので,状況に応じて気軽に使い分けできそうだ。
ちなみにデュアルクラスの能力は,メインクラスと元に計算される。デュアルクラスの習得直後は,メインクラスの半分程度の戦闘力しかないものの,「継承レベル」を上げることで,最終的にはメインクラスとデュアルクラスで同じ能力となるそうだ。なお,継承レベルを上げるには「魂石」というアイテムが必要で,これはレベルアップ報酬などで入手できるとのこと。
クラスの切り替えには数秒の時間を要する |
継承レベルを上げることで,デュアルクラスの能力が高まる |
●ゲーム序盤の導線を改善
初心者のプレイヤーが遊びやすいように,ゲーム序盤における導線を改善。レベルアップが行いやすくなるほか,アイテムなどの報酬もより豪華に。アップデート後は,320レベルまではつまづかずに育成でき,UR武具のフルセットやLR進化材料などが入手可能とのこと。●アカデミー血盟
新規プレイヤーが自動的に加入する,「アカデミー血盟」が登場。この血盟に所属すると盟主バフを1日に3回獲得し,血盟ダンジョンや血盟主ショップなども利用でき,“圧倒的な速さで”キャラ育成を行えるという。ちなみに,ずっと在籍することはできず,320レベルで“卒業”となる。ここからは,本イベントで初公開された情報を紹介しよう。なお,「ニノ国スペシャルコラボ」以外の実装予定日は決まっておらず,詳細などは今後の情報公開を待ってほしいとのこと。
●「要塞戦リーグ戦」
これは,500以上の血盟が参加する要塞戦のリーグ戦である。報酬システムは,山下氏によると「称号など,どちらかというと名誉を称えるもの」になるという。ちなみに要塞戦に関しては,「シーズン制」や「新マップ」といった新要素も予定しているとのこと。なお,イ氏は「新マップについては10月頃に情報を出したい」と述べていた。
●「レベルキャップ拡張」
プレイヤーキャラのレベル上限が,現在の360から400に引き上げられる。レベルアップ時に必要になる経験値量は,極端に多くはならないそうだ。また,レベルキャップの引き上げと同時に,既存のレベル320〜360のゲームバランスも改善を検討しているとのこと。●「人型特性」装備の実装,領地「アデン」の拡張
人間型のモンスターに有効な装備品,「人型特性装備」の実装が予定されている。ちなみに人間型といってもPvP向けではなく,あくまで人間型のモンスター(PvE)に対して有効な装備とのことだ。一方の領地「アデン」の拡張はスライドにのみ書かれていたトピックで,とくに触れられなかった。今後の情報公開に期待したい。
●「全サーバー攻城戦」
全サーバーを対象とした新たな攻城戦で,3つのマップを舞台に,3ラウンド制のバトルを繰り広げる。復活ポイントを変更できるなど,新たな趣向も凝らされており,山下氏によると過去最大級のバトルとなるそうだ。●「サーバー統合」
2019年10月に,サーバー統合が予定されている。イ氏によると,サーバー統合と同じタイミングで「サーバー移転」も実施したいとのこと。●「LRT Season4」
要塞戦のルールで血盟同士が戦い合う,「LINEAGE2 REVOLUTION TOURNAMENT」(LRT)のシーズン4が発表。2019年6月30日にLRTのシーズン3を終えたばかりだが(※4Gamer関連記事),今回はカマエルが実装されており,どのようなバトルが繰り広げられるのか要注目だ。●「『ニノ国』スペシャルコラボ」
レベルファイブの「二ノ国II レヴァナントキングダム」とのコラボが発表された。二ノ国のキャラクターを模したコスチュームや,アガシオン,武器コスチュームなどが登場するとのことだ。そのほか当日の会場内では,カマエルの試遊や,「カマエル20人 vs カマエル20人の要塞戦」「カマエルを含む30人血盟による要塞戦」のイベントも行われた。これらの要塞戦では,LRTもかくやと思えるほどの激しいバトルが繰り広げられたのが印象的であった。また,来場客たちはカマエルのスキルをじっくり調べたり,コスチュームを着替えさせたりと,思い思いに好奇心を満たしていたようである。
最後に,会場内でイ氏と山下氏にインタビューする機会を得られたので,最後にその様子をお伝えしよう。
4Gamer:
よろしくお願いします。まず,2周年イベントを迎えての感想をお願いします。
イ・インギュ氏(以下,イ氏):
リネレボを応援してくれる皆さんのおかげで,サービスを2年間継続できました。また,今回のファンミーティングの準備も頑張りましたので,こうやって皆さんが盛り上がってくれているのを見て,本当に嬉しいです。
山下大和氏(以下,山下氏):
日頃プレイしていただいているプレイヤーの皆さんに,直接感謝の気持ちをお伝えしたかったので,運営チームにとって重要なイベントとして準備を進めてきました。来場客の喜ぶ姿を見て,運営チームもパワーをいただいており,同時に,気が引き締まる思いですね。
4Gamer:
2周年を期に,大型アップデートやファンミーティングなど,さまざまな施策が行われています。これらのなかで,もっとも大変だったのは何でしょうか?
イ氏:
アップデートがかなり大規模で,これを2周年のタイミングで実装するのはとても大変でした。ただ,アップデートの開発中も,皆さんが遊ばれる姿を楽しみにしていたので,大変なだけではありませんでした。
山下氏:
4Gamer:
リネレボの2年間を振り返り,もっとも苦労されたのはどういった部分でしょうか。
イ氏:
「スマホ向けにMMORPGを出すこと」ですね。当時は,スマホ向けの本格的なMMORPGが受け入れられるかどうか,まったく分かりませんでしたから。そういった意味で,リネレボが歩んできた2年間は,それ自体が大きなチャレンジといえるでしょう。
幸い,日本のプレイヤーの皆さんはゲームに対する適応力と理解力が高く,リネレボも好評を博することができてほっとしています。
4Gamer:
来場者に配ったノベルティが,とても豪華でした。「タオル」「ワイヤレス充電機能付きのマウスパッド」「タペストリー」「スマホリング」「レンチキュラーシート」「トートバッグ」などが用意されていますが,これらの苦労話などがありましたら教えてください。
山下氏:
今回は,より愛着を持っていただけるよう,実用に使える品を中心に半年ほど議論を行って製作しました。マウスパッドをワイヤレス充電機能付きのものとしたのも,実用性を重視してのことです。この上にスマホやタブレットを置いておけば,オート狩りも捗りますから,24時間リネレボを楽しんでいただきたいですね(笑)。
また,最初はノベルティが全部入るボックスを用意しようとしていたんですが,最終的には実用品を重視するべく,トートバッグとなりました。
リネレボでは今後もオフラインイベントに注力しますが,継続して参加してコレクションしたくなるようなノベルティを製作します。ノベルティのアイデアを公募することもあるかもしれませんね。もちろん,オフラインイベント限定の品ですので,ぜひ楽しみにしていただければと思います。
4Gamer:
東京以外の都市でオフラインイベントを開催する予定はありますか?
山下氏:
先のLRT Season3では,東京・大阪・名古屋でパブリックビューイングを行いました(※4Gamer関連記事)。今後は地方でのオフラインイベントも検討していますよ。
4Gamer:
今後,ゲーム内でプレイヤー同士のコミュニケーションを促進する計画などはありますか。
イ氏:
ええ,もちろん検討していますよ。今回のイベントで発表したアカデミー血盟なども,そのためのアプローチのひとつです。
4Gamer:
それでは最後に,3年目を迎えるリネレボの抱負をお願いします。
山下氏:
こうやってリネレボのサービスを続けられるのは,普段からプレイしていただいている皆さんのおかげです。3年目は,カマエルの実装を皮切りに,さらにリネレボを盛りあげていきますので,ぜひご期待ください。
イ氏:
2周年記念の大型アップデートでは,開発チームにとって,リネレボを丸ごと作り替える位の開発作業を行っています。それにより,たとえ新規プレイヤーでも,既存の熱心なプレイヤーと一緒に楽しみやすいように環境が改善されています。今後もさらなる改善を進めていきますので,末永くリネレボを楽しんでいただければと思います。
4Gamer:
本日はありがとうございました。
「リネレボファンミーティング 〜2周年感謝祭、新時代(カマエル)の先駆者となれ!〜」
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