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ヴァニラウェア神谷盛治氏,大西憲太郎氏インタビュー。マフィア梶田が「オーディンスフィア レイヴスラシル」の魅力について聞いた
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印刷2016/01/23 00:00

インタビュー

ヴァニラウェア神谷盛治氏,大西憲太郎氏インタビュー。マフィア梶田が「オーディンスフィア レイヴスラシル」の魅力について聞いた

ファンタジー原風景は

アーケードモニターに映し出されたRPG


オーディンスフィア レイヴスラシル

マフィア梶田:
 2013年のインタビューで,やりたい企画は山盛りあるとおっしゃってましたね。この忙しい毎日の中で,神谷さんはどうやって,なにからインプットを得ているのかとても気になっているんです。

神谷氏:
 そもそもヴァニラウェアを設立する前,ほうぼうでなかなか企画が通らず,あれもダメ,これもダメっていうのを繰り返してたわけですよ。それでボツになったネタなんかを,山盛り寝かしてあるんです。
 その結果,当時の企画のまま出しても売れなさそうなのもあるけど,いろいろ混ぜて新しいものを生み出すための種はたくさんある感じです。

マフィア梶田:
 元からあるものに,新しく得たものを混ぜることで,さらに違うものを生み出すと。それこそマジックミックスですね! そんなアイディアの種は,どういう形で集めたものなですか?

神谷氏:
 そうですね……みんなそうだと思うけど,自分が楽しかった体験からですよ。「十三機兵防衛圏」PS4 / PS Vita)だったら昔のロボットアニメや特撮ですね。「機動戦士ガンダム」とか,「大鉄人17」 とか。

マフィア梶田:
 次に控えるアトラス×ヴァニラウェアプロジェクトですね。あれは最初からロボットモノと決まっていたんですか?

神谷氏:
 えーと……それを話し出すと脱線して終わりそうなので,ロボットものになった経緯は,いずれ十三機兵防衛圏のインタビューの時にお話したいと思います(苦笑)。

マフィア梶田:
 期待して待ってますよ! ロボットアニメや特撮という話が出ましたが,これまでの作品を見ていて,神谷さんはファンタジーの人というイメージがあったんですが,実はかなり多趣味なんですね。

神谷氏:
 いや,とても多趣味といえるほどでは……。すっかりネタを出し切って一本作った結果,ネタ切れで次は別の切り口に行かざるをえないというだけではないかと(笑)。ただ別の切り口といってもゼロから始めるわけではなく,自分の内側のものが糸口なのはあります。
 朧村正のシナリオを作る時は,親父の横で見た,「水戸黄門」や「大江戸捜査網」,「鬼平犯科帳」なんかの思い出が足がかりになりましたね。そこから昔のチャンバラ映画のDVDを観たり,歌舞伎の台本を読みこんだりしてました。

大西氏:
 歌舞伎の台本は大変でしたね。きっちり本の体裁になっているものじゃなくて,写真を撮っただけのJPG画像とかでしたから。僕は読むの無理でした。

神谷氏:
 明治のものでも変体仮名まじりで書かれていてすんなり読めないんですよ(笑)。日本語って凄く奥深いです。

マフィア梶田:
 興味をもったものをとことん掘り下げる。研究熱心というか,凝り性なんですね。もちろんファンタジーも,元から好きなんですか? 最初に意識した作品って何なんですか?

オフィスの本棚から発見した「ザ・ブラックオニキス」。ちなみに神谷氏曰く,まだMSXが動くのでプレイ可能とのこと
神谷氏:
 中学生の頃に出会った,PCの「ザ・ブラックオニキス」でしょうかね。BPS(Bullet-Proof Software)のゲームで,当時はあまり無かった視覚化されたパラメーターやキャラクターに興奮しました。パッケージを手にした時から魅入られましたね。

マフィア梶田:
 ファンタジーの入り口がすでにゲームだったんですね。どんな衝撃だったか覚えていますか?

神谷氏:
 そうですね,ファンタジーは覗いてみたら引き返せない血沸き肉踊る世界だったという。そのあと高校時代もゲーム会社でバイトしながら,友達とファンタジーのゲーム企画を考えたりしていましたよ。

マフィア梶田:
 では,ファンタジーと言われて浮かぶ原風景っていうのは……。

神谷氏:
 昔のゲーム画面ですね。アーケードモニターに映し出されている,キラキラするドットで描かれた「ガントレット」とか。
 「Amiga」のソフトなんかが載っていた海外のPC雑誌なんて,僕にとってそれこそ聖書のようでした。PCゲーム黎明期,ファンタジー世界が海を越えてやってくる時代でしたね。Amigaは持ってなかったけど。

大西氏:
 Amigaなんて,どこで売ってるかすら分からなかったですよね。

マフィア梶田:
 なるほど。それでは神谷さんにとってファンタジーは,ゲームと結びついて離れない特別なジャンルなんですね。

神谷氏:
 そうですね,ずっと好きで色々考えていたんで,作品も作りやすいジャンルです。ただしばらくは現代が舞台のロボットものに取り掛からないとですね。

マフィア梶田:
 長時間ありがとうございました。それでは締めに,お約束ではありますが読者に向けてメッセージをいただけますか?

大西氏:
 なんといってもアートスタイルとシナリオが,オリジナルからの色褪せない大きな魅力だと思うんです。童話的でコミカルなキャラクターデザインと絶妙なデフォルメで,シリアスなストーリーでありながらも重くなりすぎず,奇跡的なバランスで仕上がっている作品だと思います。
 初めての人にはヴァニラウェアの新作として楽しんでもらえると思いますし,オリジナルをプレイしていただいている方には思い出と共に,クリアできなかったという人は遊びやすくなった本作で,今度こそ最後まで楽しんでもらいたいという思いですね。

神谷氏:
 オーディンスフィアはのるかそるかで,当時は「これが最後かもしれない」と震えながらも,いろんな思いを込めて作った作品なんです。その反省点も含めて,いまのヴァニラウェアという会社の原点であり,制作スタイルの根幹になった作品でもあります。多くの人にぜひ,生まれ変わった本作を遊んでもらえたらなと思います。

マフィア梶田:
 率直な話,本当に傑作だと思います。こんなに仕上がった横スクロールの2DアクションRPG,今時無いぞってくらい良くできていますから,ぜひ多くの人にプレイしてほしいですね。
 本日はありがとうございました!

――2016年1月7日収録

オーディンスフィア レイヴスラシル

「ヴァニラウェア」公式サイト

「オーディンスフィア レイヴスラシル」公式サイト

ヴァニラウェアは命がけでゲームを作る会社――クリエイター神谷盛治氏・ロングインタビュー

「オーディンスフィア レイヴスラシル」押切蓮介氏×マフィア梶田対談。本作の魅力とそのほか気になることを語る

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