東プレブース。初日朝のカットだ
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2017年9月21日,東京ゲームショウ2017のビジネスデイが開幕した。19日に第2世代REALFORCEとなる
「R2」シリーズを発表した東プレはホール10に,
2016年より大きなブースを出展しているのだが,そんなブースで,
REALFORCE愛用の国内ゲーマー待望と言っていいだろう,
10キーレス版「REALFOECE RGB」,その開発途上版を撮影することができた。
最終製品名の決まっていない,10キーレス版REALFORCE RGB。ブース内展示はされていないので,その点はご注意を
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矢印キーのところに追加キーが入っている
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短時間の撮影が許可された10キーレス版REALFORCE RGBは,ご覧のとおりの日本語配列。[Fn]キーとの組み合わせでLEDイルミネーションの設定などを行えるのは
フルキー版「REALFORCE RGB」と共通だ。フルキー版だと,1.5mmと2.2mm,3.0mmの間でアクチュエーションポイントを切り換えるための[APC](Actuation Point Changer)キーと,サウンド出力音量調整およびミュート切り換えキーを搭載していたのが,10キーレス版ではなくなっているが,同じ機能は[Fn]キーと矢印キーの組み合わせで行えるようになっていた。
10キーレス版REALFORCE RGBの全景
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本体底面。既存のREALFORCEユーザーにはお馴染みの4連DIPスイッチがあったが,「REALFORCE RGBではソフトウェアと干渉する恐れがあり,外すことが決定した」(東プレ担当者)そうだ。デザインが共通となるREALFORCE R2の10キーレスモデルでは残る見込みという
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ぱっと見,完成度は非常に高いように見えたのだが,東プレの担当者いわく,
REALFORCE R2シリーズの10キーレスモデルと共通になる予定という筐体は,まだモックアップレベルとのことだ。
また東プレでは,10キーレス版REALFORCE RGBのタイミングで,「日本語配列や英語配列,Mac配列といった配列ごとにキーボードも基板が変わり,コストも,発売までのタイムラグも大きくなる問題」へ対処すべく,1枚ですべての仕様に対応できる基板を開発中なのだそうだ。現在は,その“統一基板”を完成させられるかどうかの結論も出ていないタイミングだそうで,結果として,発売までにはまだ時間がかかるとのことだった。
担当者は「2018年度中には,フルキーモデルよりも若干安い価格でリリースしたい」と述べていたので,東プレの会計年度を踏まえるに,うまくいけば2019年3月までには出てくるということではなかろうか。まだ先の話の話になりそうだが,10キーレス愛好者は楽しみに待ちたいところだ。
REALFORCE RGBの「Green Leaves」モデルも
東京ゲームショウ2017の東プレブースでは,東プレがサポートするプロゲームチーム「Green Leaves」のコラボモデルとなる通常版REALFORCE RGBも目にすることができた。基本仕様はREALFORCE RGBそのものだが,天板の矢印キー周辺と,製品名ロゴの入るところにいずれもGreen Leavesのロゴが入っており,ここが見どころと言えるだろう。
REALFORCE RGBのGreen Leavesコラボモデル(左)。本体右側のデザインがGreen Leaves仕様になっている
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基本的にはGreen Leavesへの提供用として開発されるモデルながら,数量限定での販売も検討はしているそうなので,こちらも続報に期待したい。