パッケージ
Shadowverse公式サイトへ
  • Cygames
  • Cygames
  • 発売日:2016/06/17
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
読者の評価
60
投稿数:14
レビューを投稿する
準備中
Shadowverse
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
「週刊プロゲーマーファイル」File.065:Tatsuno選手【Shadowverse】
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2020/12/01 10:00

連載

「週刊プロゲーマーファイル」File.065:Tatsuno選手【Shadowverse】

画像集#001のサムネイル/「週刊プロゲーマーファイル」File.065:Tatsuno選手【Shadowverse】

 「週刊プロゲーマーファイル」では,幅広いジャンルで活躍するプロゲーマーを毎週一人ずつ取り上げ,プロフィールを紹介していきます。今週取り上げるのは「Shadowverse」iOS / Android / PC)のプロシーンで活躍するTatsuno選手です。



選手データ


画像集#002のサムネイル/「週刊プロゲーマーファイル」File.065:Tatsuno選手【Shadowverse】
■名前:Tatsuno
■年齢:27歳
■所属:レバンガ☆SAPPORO(プロチーム)
■主な競技タイトル:Shadowverse
■Twitter:@Tatsuno_Saya
■主な戦績:
  • RAGE Shadowverse Chronogenesis 4位
  • RAGE Shadowverse Verdant Conflict ファイナリスト

※2020年12月1日時点


プロゲーマーへの10の質問


Q01.プロゲーマーを目指したきっかけはなんですか。

 自分が初めてこのゲームの競技シーンに参加したのがRAGE Shadowverse Chronogenesisだったのですが,その大会で好成績を残すことができたとほぼ同時にプロリーグの発足を知ることになりました。それまで自分はイラストレーターとして活動していたのですが,イラストだけではなくゲームで人に感動を与える手段があるんだと思い,現在所属しているレバンガ☆SAPPOROに応募した,という経緯です。
 自分の好きなものを仕事にしたい性分なので「これだ」とも思いましたね。あの大会で勝ち進むことができていなければ,プロを目指していたか分かりません。それぐらい僕の人生の分岐点ではありました。

Q02.プロになったことで,最も変化したことは?

 ゲームをするのが仕事なので「生活スタイルががらっと変わりました」ということもなくてですね。僕はもともとイラストレーターだったので,一日中机に向かっているような生活には慣れていた部分があります。
 変わったことと言えば,やはりゲームに向ける姿勢です。それまではあくまで趣味でやっていたことですから。これは絵でもゲームでも,何でも一緒だとは思いますが,いくら好きなものとはいえ,趣味と同じ姿勢で仕事に臨むわけにはいきません。楽しむことは変わりませんがより勝利に執着するようになりました。
 僕達の活動を応援,支援してくださっている方々がいるからこそ,しなくてはならないことだと思います。

Q03.普段,主にどんな練習をしていますか。

 基本的には個人競技なので,一人で実践を繰り返し練習することもありますが,その対戦相手をチームメイトにお願いしたり,チームメイト同士の対戦を観戦して意見を出し合ったりと,チームに所属しているからこそできる練習方法は多いです。
 実践でのプレイングはもちろん大切ですが,カードゲームというのはそれぞれが持ち合うデッキの中身も勝敗に関わるので,一人で練習するよりも集団の知識を利用して戦う方が優れた練習法だとは思います。
 野球やサッカーと違ってオンラインで集まって練習ができる競技なので,このご時世にも負けず頑張っています。

Q04.プロ選手の中で尊敬,あるいは目指している人は誰ですか。

 auデトネーション所属のSpicies選手です。
 現役の東大生という時点でそのスペックの高さは察していただけるかと思いますが,僕の知りうる限りではプロ選手の中で一番理論に重きを置いてShadowverseに取り組んでいるように見えますね。
 カードゲームというのは確率のゲームで,より高い勝率を出せるようなプレイを連続して選択していくゲームになります。100%という数値とは縁のないゲームだと思っていて,その中で経験や感覚に選択を委ねるようなシーンも出てくるのですが,彼は常に1%でも勝てる可能性を「考えている」プレーヤーだという認識です。
 価値観は人それぞれですが,僕が理想としている姿勢はそういったものなので,彼の名前を挙げさせていただきました。

Q05.選手以外で注目している人物がいたら教えてください。

 プロ選手以外にも競技シーンで活躍しているプレイヤーはたくさんいて,そういったプレイヤー達の情報もよくチェックしています。よって注目しているプレーヤーは数えきれないほどいますね。
 それ以外だと友田一貴さんでしょうか。Shadowverseの実況解説に長く携わっている方で,彼の名前を知らないシャドバプレイヤーの方が少ないんじゃないかなと思うほどの人物です。プロ選手のことはプロリーグを観戦したりしないと知ることが難しいですが,彼はShadowverseのどんなシーンにも登場しますから。僕達プロもこのゲームの繁栄のために活動していますが,友田さんが今までShadowverseに貢献してきた数々の功績は素晴らしいものだと感じていますね。
 友田一貴を抜きにしてShadowverseの歴史は語れないのではないでしょうか。今後のご活躍も期待しております。

Q06.競技タイトル以外ではどんなゲームを遊びますか。

 最近リリースされた「原神」を寝る前とかに少しプレーしています。オープンワールドを魅力あるキャラクター達が駆け回るRPGなのですが,その爽快感が疲れ切った頭を癒してくれてありがたいですね。
 それ以外だとネット将棋やネット麻雀も一応趣味として触ることもあります。基本的には動体視力が求められるアクションゲームよりも,頭脳ゲームや一人でまったり遊べるRPGを好む傾向がありますね。
 ただこれはプロゲーマーになってからのことですが,自分がメインでプレイしているゲーム以外に触れるときは,変な罪悪感に襲われるんですよね。サラリーマンが会社から帰ってきたら寝るまで趣味のゲームをして夜更かしするのと理屈は同じだと思うんですけど。「この時間もシャドバ(仕事)できるやん」という自分の中の天使だか悪魔だか分からない存在に諭されるんですよね。
 プロゲーマーに限らず,在宅職の方にはこういった感覚を少しは理解していただけるかもしれません。

Q07.ゲーム以外の趣味,あるいは好きなことはなんですか。

 今ではこんな生活をしていますが昔はスポーツマンでして,中学時代にのめり込んでいた野球が今でも大好きですね。自分でボールを握ったりする機会はほぼなくなりましたが,プロ野球中継はよく観ます。
 Shadowverseのプロリーグにもプロ野球チームが母体のチームが複数存在していて,普段はあまり気にしませんが,改めて考えると自分がジャイアンツやホークスと戦っていると思うと少し面白いですね。
 あとは動画観賞が好きです。少し格好よく見えるように書いてみましたが普通に動画配信サイトで好きなゲーム実況者の動画を見ているだけです。ゲームは自分でやるのはもちろんですけど,人が楽しんでいるのを見るのも面白いです。

Q08.休日はどんな風に過ごしていますか。

 先述した罪悪感の話とつながるのですが,僕自身3年もプロゲーマーをやっていて,一体いつが自分にとって休日なのかよく分かっていません。在宅業一般そういう部分はあるかと思いますが,基本的に僕の頭の中では「試合の日」「試合のための練習日(試合以外の日)」どちらも仕事の日です。なので「今日は練習はほどほどにして出かけようかな」みたいな日が,強いて言えば休日でしょうか。まったくShadowverseをやらない日はないです。その前提でお話しします。
 「出かけようかな」とか書いてますが基本出かけません。そういう日はシャドバはほどほどにほかのゲームを遊んだり動画を見たり絵を描いたりしてリフレッシュします。健康に悪そうだな,と思われるかもしれませんがそのとおりです。似たような生活を送っているプロゲーマーはたくさんいるかと思いますが,僕達はもう少し健康的な休日の過ごし方を考えるべきでしょうね。もう少し太陽の光を浴びたいと思います。

Q09.今後挑戦してみたいことはありますか。

 Shadowverseをうまくなる,という部分では日々挑戦です。今はそれ以外のことに取り組んでいる余裕はないのですが,将来的な話だとまた絵の世界に戻ってみたいという願望は常に持ち続けています。
 イラストが嫌でプロゲーマーになろうとか,そういうネガティブな理由で筆を置いたわけではないので。自分の表現した世界で人の心を動かすという行為はとても身近にありながら壮大で,かつ神秘的なことだとも思います。今でもたまに布団の中で目を閉じながらこういうイラスト描いてみたい,こういう漫画描いたら売れないかなぁとか考えたりします。いつだって好きなもののプロであり続けたいです。
 これは僕の生き方の指針でありながら,人生への挑戦でもあります。

Q10.ファンへのメッセージをお願いします。

 いつもレバンガ☆SAPPOROを応援してくださりありがとうございます。
 今回の記事内容,楽しんでいただけたでしょうか。普段の配信やSNSではあまり話題に取り上げないことにも触れてみました。自分を応援してくださっている皆さんならお気付きかは分かりませんが,僕はほかのゲームや趣味の話は意識して必要以上に話題に上げないようにしています。
 基本的に皆さんにはShadowverseをしている僕を見ていて欲しいからです。ただそれは僕という人間について皆さんに深く知ってもらうには不要な考えだとも自覚しています。おそらく今後も僕が能動的にこういった私生活の話をする機会は少ないとは思いますが,気になったことがあれば配信やSNSで気軽に質問していただければと思います。
 また僕をよく知らないけどプロゲーマーに興味があってこの記事を最後まで読んでくださった方,ぜひ今度僕の配信に遊びに来てください。この世界についてお話しできることはまだまだたくさんあります。
 今後とも応援よろしくお願いいたします。


4Gamerによる選手紹介


 「Shadowverse」のプロチーム「レバンガ☆SAPPORO」で活躍するプロプレイヤー。プロリーグの選手として活躍するだけでなく,自身のOPENREC.tvでの配信や,チーム合同配信なども行っている。プロリーグ発足時の1stシーズンにおける「レバンガ☆SAPPORO」は序盤に苦しい展開が続いたが,敗北をバネに劇的な逆転シーズン優勝を飾った。
 選手になる前はイラストレーターとして活動しており,プロゲーマーのなかでも独特の経歴を持つ選手。その経歴も由来してか,プロプレイヤーとしての意識が非常に高く,ゲームに対するリスペクトや練習に真摯に励む姿勢など,まさにお手本と呼べるプロ活動を継続している。


今週の大会情報


日程 大会名 競技タイトル 配信
12月3〜6日 VALORANT FIRST STRIKE JAPAN Powered by RAGE 決勝大会 VALORANT YouTubeTwitchMildomOPENREC
12月5日 e-Travel CUP【フォートナイト】 フォートナイト YouTube
12月6〜7日 レジェンド・オブ・ルーンテラ シーズントーナメント レジェンド・オブ・ルーンテラ TwitchYouTube

「Shadowverse」公式サイト

「週刊プロゲーマーファイル」記事一覧

  • 関連タイトル:

    Shadowverse

  • 関連タイトル:

    Shadowverse

  • 関連タイトル:

    Shadowverse

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月21日〜11月22日